ペット保険に加入しようと考え、いざ補償内容を確認してみると説明の中に「特約」という文字を見つけて首を傾げたことはありませんか?
ここではペット保険に関する「特約」についてご紹介していきます!
ペット保険の特約とは
ペット保険の特約とは、簡単に説明するとペット保険に付属する、またはさせることの出来るオプションです。
保険の主な補償(入院・手術・通院)の補償以外の部分で何かお金のかかる補助を受けたい時に付けられるもので、1か月あたりおよそ数百円ほどで付与することができる場合があります。(支払い方法はペット保険各社の方法に基づくため年間の支払いの場合と月間での支払いの場合があります。)
保険会社によって特約の種類や内容は異なりますが、基本的には同じような内容も多く、中には一部の会社しか取り扱いのない特殊な特約もあるので、加入前に確認しておきたい項目の1つでもあります。
どのような種類があるのか
では、具体的にどのような特約があるのでしょう?
一般的な保険会社が用意している特約の種類の例にご紹介します。
ペット賠償責任特約 | 他人や物に損害を与えるなど、法律上の賠償責任が生じたときに所定の保険金が支払われます。 | 保険によっては1,000万円単位まで補償されることもあり、保険料の上乗せ金額も大体年1,000円程で済みます。 |
高度後遺障害保険金特約 (ペット用車イス費用特約) |
病気や事故などで生じた障害によってペット用車椅子などの移動補助器具を購入した際、所定の保険金が支払われます。 | 一般的なペット用車イスならばほぼ5万円以内に収まるので、受け取る保険料とほぼ同額で補助器具購入費用をカバーできます。 |
葬祭保険金特約 (セレモニー費用特約、火葬費用特約) |
ペットが死亡して火葬や埋葬をしたり、供養のための仏具を購入した際に所定の保険金が支払われます。 | 保険金の上限は大体3万円前後が相場となるので、一般的な葬儀などにかかる費用1万円台をカバーできます。 |
診断書費用保険金特約 | 保険金を請求するために診断書の作成をする費用がかかった際、所定の金額の保険金が支払われます。 | 保険金の請求に伴い、診断書の発行はほぼ確実に必要になるため金額をカバーできます。 |
ガン手術保険金特約 | ガンで手術を受けた際、通常の手術給付金に上乗せする形で決められた金額の保険金が支払われます。 | 全ての保険がガンに対応している訳ではないため、その穴を埋めることができます。 |
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上記以外にも、各保険会社特有の特約を設けていることもあるので是非契約前に確認をしてみてください。
ペット保険の特約の付与方法
基本的には補償プランの中に既に付与されているか、加入の際に選んだプランに自分で付与することが可能です。
大概は付与の際に月額、または年額を払う形で付与できますが、保険会社のプランによっては補償プランの月額や年額の中にその特約の金額が含まれているという場所もあるので、確認が必要となります。
また、加入時に自動で付与される場合もあるようです。
特約は必ずつけた方が良いのか?
必ずつけるべきかというと、必ずはつける必要はありません。
基本的には加入する保険の補償プランの内容を重視し、必要だと思えば付与するような形で良いと思います。
しかし、オプションとして補償内容に対し痒いところに手が届く内容が多いのは事実ですし、ペット保険自体も将来的に起こるかもしれない病気やケガへの保証として入るものなので、特約は付けておいて損はないといえます。
特に、ペット賠償責任特約などは各社で人気が高く、ペットが誰かをケガさせたり物を壊すなどの損害が起きてしまった際の補償としては非常に良い内容になっていることが多いのでオススメではあります。
しかし、補償の内容に満足しており、特に付与する必要が無いと感じている場合や見積り金額が予算額よりも上回ってしまうために厳しいという場合は、あくまで備えたい不安に対する付属の補償なので必要だと感じたならば付けるようにしましょう。
まとめ
ここまで特約について紹介をしてきましたが、改めて内容をおさらいしていきましょう。
ペット保険の特約とは
ペット保険の特約とは、簡単に説明するとペット保険に付属する、またはさせることの出来るオプションのことです。
どのような種類があるのか
一般的な保険会社にある特約の種類としては、
- ペット賠償責任特約
- 高度後遺障害保険金特約(ペット用車イス費用特約)
- 葬祭保険金特約(セレモニー費用特約、火葬費用特約)
- 診断書費用保険金特約
- ガン手術保険金特約
などがあります。
ペット保険の特約の付与方法
基本的には補償プランの中に既に付与されいるか、加入の際に選んだプランに自分で付与することが可能です。自動的に付与される特約もあります。
特約は必ずつけた方が良いのか?
必ず付与する必要はありませんが、あれば便利な特約も多いため、加入した補償内容をより一層充実させたい場合は付与することをオススメします。
以上が紹介してきた内容になります。
様々な種類で、補償内容をさらに充実したものとしてくれる特約はオススメではありますが、前述した通り不要だと思えば付ける必要はなく(自動的に付与される補償プランもあります。)、有用であると思えば付与することで補償内容を理想のペット保険に近づけられるオプションといえます。
特約の内容についても、理想のペット保険選びにおいて内容を確認しておけば、より良い補償のペット保険を選ぶ際の大切な材料となるでしょう。
是非、色々なペット保険会社の補償プランや特約の内容を確認・比較し、自分にとっての理想のペット保険を選んでみてください!