愛犬のMRI・CT検査の治療費はペット保険適用内?

愛犬のMRI・CT検査の治療費はペット保険適用内?

MRIやCTがペット保険の適用外になるってホント?

MRIやCT等の精密な検査は、ペット保険の加入条件や愛犬の症状によって適用になる場合とならない場合があります。まずは、MRIやCTがペット保険の適用にならないケースを見ていきましょう。

人間の場合も同じですが、愛犬の体調が特に悪いわけではなく、単なる健康診断として検査を受ける場合はペット保険が適用されません。

基本的にMRIやCTは、通常のレントゲンや血液検査を受けても原因が分からない場合に行うものなので、何も問題がなければそもそも受ける必要がないのです。

ただし、何らかの病気の疑いがあってMRIやCTを受けてみたところ、結果的に全く問題がなかったという場合にも、医療費を支払ってもらうことができません。

愛犬が健康なのは大変喜ばしいことですが、動物病院から勧められて検査を受けたのに、全額自己負担になってしまったとしたら、ガッカリしてしまいますよね。

病気の種類によって保険の適用外になることも

保険会社が、保険適用すると決めている疾患以外の場合、MRIやCTに対する医療費を支払ってもらうことができません。

例えば、犬がなりやすい病気のひとつである椎間板ヘルニアは、治療費や手術代に30万円~40万円程度かかることも珍しくありません。

ペット保険は、犬がなりやすい病気や手術や治療費が高額になる病気について、補償の対象外にしてしまうことが多いのです。

また、保険会社によっては椎間板ヘルニアは適用になるのに、臍ヘルニアや鼠径ヘルニアは適用されないというケースもあります。ちなみに、保険に入る前からかかっている病気や生まれつきの異常はもちろん対象外です。

MRIやCTがペット保険の適用になるケースとは?

まず保険の対象となる疾患が疑われる場合は、医療費を支払ってもらえます。ただし、ここでもちょっとした落とし穴があります。

「医療費の支払いが1日当たりいくらまで」という契約をした場合、限度額を超えた分は支払ってもらえません。

ペット保険を契約する時、保険料を少しでも安くしたいと考えるあまり、1日当たりの支払い限度額が1万円程度の契約を結んでしまう方が多いと思います。しかし、MRIやCTのような高度な技術を使った検査には、1万円では全然足りないのです。

MRIやCTってどのくらい費用がかかるの?

動物病院で受ける通常のレントゲンや血液検査であれば、数千円で済むことが多いですよね。
MRIやCTの設備は、全ての動物病院にあるわけではありません。

特に個人でやっている動物病院には十分な検査設備がないことが多いので、より高度な検査体制のある医療センターや検査専門の機関に行くように勧められる場合があります。

人間でいうと、かかりつけの町医者では対応しきれないので、大学病院で詳しい検査や高度な治療を受けるのと同じような感じですね。そのため検査にかかる費用はかなり高額になります。

犬種や体重などによって異なりますが、MRIの費用は6万~10万円程度、CTは2~4万円程度が相場です。MRIは非常に高額ですが、体内の臓器や血管までくまなくチェックできるため、小さな病巣も見つけることができるのです。

CTも体の断面を何枚も撮影するため、通常のレントゲンよりもはるかに病気を発見する能力が高いのです。

愛犬にMRIやCTによる検査を受けさせるべきなの?

MRIやCT検査を受けるメリットは、やはり何といっても一発で病名の特定が出来るというところですよね。愛犬の病気を正確に把握できれば、適切な治療を行うことができます。

例えば、検査の結果ガンだったことが分かった場合、早めに病名を特定することで腫瘍が小さいうちに手術で取り切ることもできますよね。

もし、原因が分からないままズルズルと対処療法を続けていたり間違った治療をしてしまったりすると、それだけ費用もかさみますし、愛犬の体にダメージを与える恐れもあります。

そうは言っても、いくら動物病院からMRIやCT検査を勧められたとしても「じゃあお願いします」と迷わずに言える飼い主さんはあまり多くないと思います。

それは、ペット保険の適用にならなかったり医療費がかさむからだけではなく、検査には全身麻酔が必要になるからです。

全身麻酔は、犬の体にかなり大きな負担をかけてしまいます。体が弱っていたり高齢の犬だったりすると、全身麻酔をかけることによって、最悪の場合死に至るケースもあります。

もし麻酔によって自分の犬が死んでしまっても、事前に承諾書にサインをさせられるので、文句は言えないのです。

ですから、そこまで緊急を要するわけではない場合は、愛犬にとってMRIやCTの検査が本当に必要なのか?他の治療方法はないのか?など、家族間でじっくり話し合ってから決めた方が良いでしょう。