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犬の口腔内悪性黒色腫(メラノーマ)を徹底解説!犬の病気を正しく知ろう犬の口腔・歯の病気

犬の口腔内悪性黒色腫(メラノーマ)を解説!症状・原因・治療・予防を知る

犬の口腔内悪性黒色腫(メラノーマ)の症状 口腔内悪性黒色腫(こうくうないあくせいこくしょくしゅ)は、口腔内にできる悪性腫瘍で、がんの一種です。悪性黒色腫は、メラノーマとも呼ばれます。人と比較して発症率が高いといわれています。 口腔内の粘膜や舌に、黒色の腫瘍が確認できるようになります。リンパ節や肺など他の部位へ転移することもあります。 ステージ4と呼ばれる末期状態では、余命数ヶ月と診断されることもある深刻な病気です。 強い口臭が出る、口からの出血がある、よだれが多くなる、などの症状が見られます。 犬の口腔内悪性黒色腫(メラノーマ)の原因 悪性黒色腫は、色素(メラニン)を作る細胞が腫瘍化した病気ですが、発症の原因は明確には分かっていません。 犬の口腔内悪性黒色腫(メラノーマ)の治療・予防 腫瘍を除去するために、放射線や外科手術による治療が行われます。ただし腫瘍を発見したときには、他の部位に転移している可能性もあるため、完治が難しいこともあります。 末期の場合は、余命をできる限り長く過ごすために、症状を緩和する治療が行われます。 予防が難しく進行も早い病気のため、早期発見・早期治療を心がけることが必要です。定期的に口の中を見て、しこりや腫瘍がないかを確認する習慣を付けるようにしましょう。 なりやすい犬種(好発犬種) パグ ゴールデン・レトリーバー 犬の口腔・歯の病気一覧 歯周病(ししゅうびょう) 虫歯(むしば) 口内炎(こうないえん) 口腔内悪性黒色腫(こうくうないあくせいこくしょくしゅ) 歯根膿瘍(しこんのうよう) エナメル質形成不全(えなめるしつけいせいふぜん) 乳歯遺残(にゅうしいざん) 不正咬合(ふせいこうごう) 口腔腫瘍(こうくうしゅよう) 口蓋裂(こうがいれつ)

犬の口内炎を徹底解説!犬の病気を正しく知ろう犬の口腔・歯の病気

犬の口内炎を解説!症状・原因・治療・予防を知る

犬の口内炎の症状 口内炎(こうないえん)とは、口の中の粘膜や歯肉で炎症が生じる病気です。犬の口の中を見ると、赤く腫れていることが多いです。 よだれを垂らす、強い口臭がある、口をくちゃくちゃと鳴らす、などの症状が表れます。口の中に腫瘍ができる場合もあります。 犬の口内炎の原因 歯周病や虫歯が原因で発症することがあります。歯周病の発症箇所が、口内の粘膜に触れることで炎症が起きるようになります。 細菌や外傷が原因で口腔内の粘膜を傷つけてしまい、口内炎が起きることもあります。 電気コードなどを噛み感電することで外傷が起きることもあるため注意が必要です。 犬の口内炎の治療・予防 口内炎の原因となる病気に対して治療していきます。ウイルスや細菌の感染を抑えるための抗生物質の投与や、炎症を抑えるための抗炎症剤の投与なども行われます。 仮に歯が欠けたりして口の中を傷つけている場合には、その歯を抜くなどの治療が行われることもあります。 予防方法としては、口内に傷が付かないような生活環境を整えましょう。電気コードを噛んでしまわないように整理する、歯周病などの病気の兆候が見つかればすぐに動物病院で診察や治療をしてもらうことが有効です。 また口腔内を清潔に保つために、普段から歯磨きを徹底しましょう。 なりやすい犬種(好発犬種) 中年齢犬から高齢犬まで発症の可能性があります。 犬の口腔・歯の病気一覧 歯周病(ししゅうびょう) 虫歯(むしば) 口内炎(こうないえん) 口腔内悪性黒色腫(こうくうないあくせいこくしょくしゅ) 歯根膿瘍(しこんのうよう) エナメル質形成不全(えなめるしつけいせいふぜん) 乳歯遺残(にゅうしいざん) 不正咬合(ふせいこうごう) 口腔腫瘍(こうくうしゅよう) 口蓋裂(こうがいれつ)

犬のアジソン病(副腎皮質機能低下症)を徹底解説!犬の病気を正しく知ろう犬の内分泌の病気

犬のアジソン病(副腎皮質機能低下症)を解説!症状・原因・治療・予防を知る

犬のアジソン病(副腎皮質機能低下症)の症状 アジソン病は、腎臓に付随している副腎という器官から分泌される副腎皮質ホルモンの量が不足する病気です。副腎皮質機能低下症(ふくじんひしつきのうていかしょう)とも呼ばれます。 症状としては、下痢、嘔吐、食欲低下、元気がなくなる、などが確認できます。症状が悪化すると、アジソンクリーゼ(急性副腎不全)と呼ばれる急性のショック状態の症状が表れます。 犬のアジソン病(副腎皮質機能低下症)の原因 副腎皮質から分泌されるホルモンは、主に糖質コルチコイドと鉱質コルチコイドの2種類あります。この片方、もしくは両方が不足するのがアジソン病です。 原因としては、副腎自体に腫瘍などの異常がある場合や、ステロイドの投薬を止めた場合に発症する場合などがあります。 犬のアジソン病(副腎皮質機能低下症)の治療・予防 治療は、不足した糖質コルチコイドと鉱質コルチコイドを補充するための、投薬治療が行われます。 一旦の治療が完了しても、薬は引き続き服用する必要があるため、獣医師の先生と相談の上、欠かさず飲ませるようにしましょう。 またアジソン病の予防方法はないため、早期発見・早期治療が重要となります。 なりやすい犬種(好発犬種) グレート・デーン ロットワイラー ウエスト・ハイランド・ホワイト・テリア 犬の内分泌の病気一覧 糖尿病(とうにょうびょう) クッシング症候群 甲状腺機能低下症(こうじょうせんきのうていかしょう) 尿崩症(にょうほうしょう) アジソン病 甲状腺機能亢進症(こうじょうせんきのうこうしんしょう)

犬の尿毒症を徹底解説!犬の病気を正しく知ろう犬の泌尿器の病気

犬の尿毒症を解説!症状・原因・治療・予防を知る

犬の尿毒症の症状 尿毒症(にょうどくしょう)は、深刻な腎臓の病気で、命に関わる病気です。腎臓に問題が発生し、尿を通じて排出されるはずの老廃物を排出できず、血中に毒のように老廃物が回る病気です。 下痢や嘔吐、食欲低下などの症状が確認できます。また腎臓に問題が生じているため、尿が出なくなります。 症状がさらに悪化すると、昏睡状態などに陥ることもあります。 犬の尿毒症の原因 尿毒症は腎臓病の末期で起きる症状です。腎臓病はステージ1からステージ4まであります。ステージ4では残っている腎臓の機能は5%以下となっており、深刻な腎臓病といえます。この状態になると、腎臓の機能低下によって、尿をうまく排泄できないようになります。 犬の尿毒症の治療・予防 尿毒症になるまでに、原因となる病気への治療が必要です。 尿毒症への治療としては、症状緩和のための定期的な点滴治療や徹底した食事療法などが行われます。 予防としては、尿毒症の原因となる病気への意識を持つように心がけることが重要です。特に慢性腎不全の発症リスクを下げるために、普段の食事や飲水量などを適切に保ちましょう。仮に腎不全の兆候が確認できた場合には、早期発見・早期治療を行うためにもすぐに動物病院で診察してもらうようにしましょう。 犬の泌尿器の病気一覧 膀胱炎(ぼうこうえん) 腎不全(じんふぜん) 尿路結石症(にょうろけっせきしょう) 尿毒症(にょうどくしょう) ネフローゼ症候群(ねふろーぜしょうこうぐん) 水腎症(すいじんしょう) 腎盂腎炎(じんうじんえん) 膀胱結石(ぼうこうけっせき) 尿道炎(にょうどうえん)

犬の尿路結石症を徹底解説!犬の病気を正しく知ろう犬の泌尿器の病気

犬の尿路結石症を解説!症状・原因・治療・予防を知る

犬の尿路結石症の症状 尿路結石症(にょうろけっせきしょう)は、尿が作られ尿が排出されるまでの間に、尿の中の成分が結晶化して、腎臓や膀胱、尿道などで結石が溜まる病気です。 トイレまで間に合わず別の場所で排尿する、排尿姿勢を取るにもかかわらず尿が出ない、血尿、食欲低下などの症状が表れます。 また結石が存在する部位によって、膀胱結石(ぼうこうけっせき)や尿道結石(にょうどうけっせき)などに分類されます。 尿が出ない、尿道閉塞という状態になると危険な状況です。体内の老廃物が尿として排出されないことで、尿毒症や膀胱破裂といった別の病気を引き起こすこともあります。 犬の尿路結石症の原因 結晶化する結石には主に、ストラバイト結石とシュウ酸カルシウム結石があります。 ストラバイト結石は、水を飲む量が少なくなり、排尿が少なくなり、尿がアルカリ性になるときにできる結石です。 シュウ酸カルシウム結石は、シュウ酸とカルシウムが結合してできる結石です。シュウ酸はほうれん草やコーヒーなどに多く含まれるため、愛犬に与えないように気を付ける必要があります。 犬の尿路結石症の治療・予防 日頃から尿の様子を観察し、異常を感じたらすぐに動物病院で診察してもらうようにしましょう。 治療方法としては、結石を取り除くための様々な方法があります。 まず内的治療では、投薬治療や多量の水分摂取を促すことで結石を溶かす方法や、水をたくさん飲ませて尿として流れさせる方法などがあります。 もし内的治療で効果が出ない場合には、外科治療を行い結石を直接手術で取り出すこともあります。 尿路結石症は再発の危険性が高い病気のため、一度発症した場合は獣医師の先生と相談の上、食事の管理を徹底することが大切になります。 犬の泌尿器の病気一覧 膀胱炎(ぼうこうえん) 腎不全(じんふぜん) 尿路結石症(にょうろけっせきしょう) 尿毒症(にょうどくしょう) ネフローゼ症候群(ねふろーぜしょうこうぐん) 水腎症(すいじんしょう) 腎盂腎炎(じんうじんえん) 膀胱結石(ぼうこうけっせき) 尿道炎(にょうどうえん)

犬の気胸を徹底解説!犬の病気を正しく知ろう犬の呼吸器の病気

犬の気胸を解説!症状・原因・治療・予防を知る

犬の気胸の症状 気胸(ききょう)は、何らかの要因により肺などから空気が漏れ、胸に不要な空気が溜まってしまう病気です。そのため、肺が十分に機能せず、呼吸に障害が生じます。 呼吸が浅く早くなる、胸に触れられるのを嫌がる、などの症状がみられます。舌が青紫色になるチアノーゼの症状が表れることもあります。胸に存在する空気が多量になり、ショックを起こす緊張性気胸は、命の危険もある病気です。 犬の気胸の原因 気胸の原因の一つに、胸を強打するなどの外傷があります。その場合は、交通事故や犬同士のケンカなど、日常生活の中で起きる行動が原因となります。 気管支炎や肺炎など、呼吸器系の疾患が原因になることもあります。何度も激しく咳き込むことで、肺が傷ついていきます。 犬の気胸の治療・予防 症状が軽度の場合は、数日間安静にすることで回復に向かいます。 重度の場合は、チューブなどを用いて不要な空気を抜きます。また肺や気管に大きな損傷がある場合は、損傷部位を修復するために開胸手術を行うこともあります。 外傷性の気胸は、普段の生活環境に気を付けることで予防ができます。愛犬が胸を強打することがないよう、生活環境を整理することが重要です。 犬の呼吸器の病気一覧 肺炎(はいえん) 気管虚脱(きかんきょだつ) 肺水腫(はいすいしゅ) 気管支炎(きかんしえん) 気胸(ききょう) 門脈シャント(もんみゃくしゃんと) 気管支狭窄(きかんしきょうさく) 喉頭麻痺(こうとうまひ) 軟口蓋過長症(なんこうがいかちょうしょう) 短頭種気道症候群(たんとうしゅきどうしょうこうぐん) 咽頭炎(いんとうえん) 肺気腫(はいきしゅ)

犬の心房中隔欠損症を徹底解説!犬の病気を正しく知ろう犬の心臓の病気

犬の心房中隔欠損症を解説!症状・原因・治療・予防を知る

犬の心房中隔欠損症の症状 心房中隔欠損症(しんぼうちゅうかくけっそんしょう)は、先天性心疾患です。心房中隔は、右心房と左心房の間にある壁の役割をしていますが、生まれつき心房中隔に卵円孔(らんえんこう)という穴が開いているのが心房中隔欠損症という病気です。穴が開くことで右心房と左心房がつながってしまい、心臓や肺に負担がかかっていきます。心不全につながることもあります。 咳をする、疲れやすくなる、などの症状が表れます。症状が悪化すると、舌などが青紫色になるチアノーゼを引き起こします。 犬の心房中隔欠損症の原因 心房中隔欠損症は、先天性の心疾患です。子犬が胎内にいる胎児期には心房中隔に穴が開いていますが、通常は生まれる前に穴は閉じます。何らかの要因で心房中隔が閉じないのが心房中隔欠損症です。 犬の心房中隔欠損症の治療・予防 穴が小さい場合には症状が表れません。穴が大きくなっている場合には、外科治療を行い穴を閉じる手術が行われることもあります。 心房中隔欠損症は先天性心疾患のため、予防ができない病気です。早期発見・早期治療を心がけることが重要です。またフィラリア症を併発すると、重篤な症状になってしまいます。フィラリア症はワクチンで予防できる病気のため、ワクチン接種を欠かさないようにしましょう。 犬の心臓の病気一覧 僧帽弁閉鎖不全症(そうぼうべんへいさふぜんしょう) 心不全(しんふぜん) 心室中隔欠損症(しんしつちゅうかくけっそんしょう) 心房中隔欠損症(しんぼうちゅうかくけっそんしょう) 肺動脈狭窄症(はいどうみゃくきょうさくしょう) 拡張型心筋症(かくちょうがたしんきんしょう) 動脈管開存症(どうみゃくかんかいぞんしょう)

犬の心室中隔欠損症を徹底解説!犬の病気を正しく知ろう犬の心臓の病気

犬の心室中隔欠損症を解説!症状・原因・治療・予防を知る

犬の心室中隔欠損症の症状 心室中隔欠損症(しんしつちゅうかくけっそんしょう)は、先天性心疾患のひとつです。心室中隔(しんしつちゅうかく)は、右心室と左心室を隔てる壁としての役割を持っています。その心室中隔の一部が欠損している病気が、心室中隔欠損症です。右心室と左心室の血液が混ざり、心臓や肺に障害を起こすようになります。 欠損している部分が小さい場合は、症状が表れずに生涯を全うできることもあります。 欠損部分が大きく症状が重度になる場合には、呼吸困難や乾いた咳などの症状が発生します。また口唇が青紫色になるチアノーゼの症状が表れることもあります。 犬の心室中隔欠損症の原因 心室中隔欠損症は先天性の疾患です。子犬が胎内にいるときに心室中隔が十分に形成されず、右心室と左心室の間の心室中隔に、穴が開いてしまいます。 犬の心室中隔欠損症の治療・予防 治療方法としては、強心剤や利尿剤などを用いた内的治療を行い、病気の進行を抑えます。 他方、症状が進行している場合には、欠損部分を閉じ、右心室と左心室に壁を作り出す外科治療を行うこともあります。 この病気は予防ができないため、早期発見・早期治療を心がけることが何よりも重要です。 なりやすい犬種(好発犬種) イングリッシュ・スプリンガー・スパニエル 犬の心臓の病気一覧 僧帽弁閉鎖不全症(そうぼうべんへいさふぜんしょう) 心不全(しんふぜん) 心室中隔欠損症(しんしつちゅうかくけっそんしょう) 心房中隔欠損症(しんぼうちゅうかくけっそんしょう) 肺動脈狭窄症(はいどうみゃくきょうさくしょう) 拡張型心筋症(かくちょうがたしんきんしょう) 動脈管開存症(どうみゃくかんかいぞんしょう)

犬の低血糖症を徹底解説!犬の病気を正しく知ろう犬の血液の病気

犬の低血糖症を解説!症状・原因・治療・予防を知る

犬の低血糖症の症状 低血糖症(ていけっとうしょう)とは、血液中の糖分であるグルコース(ブドウ糖)が減少し、細胞への栄養補充機能が低下する病気です。この病気にかかると、体が正常に動かなくなります。 具体的な症状としては、元気がなくなりぐったりする、運動をしなくなる、などが挙げられます。症状が悪化すると、痙攣(けいれん)や失明などを起こすこともあります。 犬の低血糖症の原因 低血糖症の原因は、主に子犬と成犬で異なります。 子犬の場合は、食事を与えるタイミングが空きすぎていることが挙げられます。まだ離乳していない子犬の場合や犬によっては、食事を6時間空けただけでも低血糖症の発症リスクがあることもあります。 成犬の場合は、空腹はもちろんのこと、運動のやりすぎも発症の原因になることがあります。また膵臓の疾患によって血糖値を下げるホルモンが分泌され、低血糖症を発症することもあります。 犬の低血糖症の治療・予防 治療方法としては、ブドウ糖を補給して血糖値を正常に戻します。意識がある場合は口から補給しますが、意識がない場合などは注射での投与を行うこともあります。その他の基礎疾患がある場合は、そちらの治療も行います。 予防としては、子犬の場合はこまめに食事をするようにしましょう。1回の食事量を減らして、回数を増やすという風に、食事量と回数に注意しましょう。 なりやすい犬種(好発犬種) ゴールデン・レトリーバー ボクサー 犬の血液の病気一覧 リンパ腫(りんぱしゅ) バベシア症 低血糖症(ていけっとうしょう) 白血病(はっけつびょう) 低たんぱく血症(ていたんぱくけっしょう) 貧血(ひんけつ) 免疫介在性溶血性貧血(めんえきかいざいせいようけつせいひんけつ) 血小板減少症(けっしょうばんげんしょうしょう)

犬の熱中症(熱射病・日射病)を徹底解説!犬の病気を正しく知ろう犬のその他の病気

犬の熱中症(熱射病・日射病)を解説!症状・原因・治療・予防を知る

犬の熱中症の症状 熱中症(ねっちゅうしょう)とは、高温の環境にいることなどが原因で、体温が上がったり体中の水分が減ったりして、犬の体に異変を起こす病気です。 初期症状では、早く浅い呼吸(パンディング)をするようになります。犬は体温調整を舌で行うため、体温が急激に上がる熱中症ではこのような症状が起きます。この段階で飼い主が気づいてあげることが大事です。 症状が進行すると、ぐったりして元気がなくなる、下痢や嘔吐などの症状が確認できるようになります。最悪の場合には臓器などにも影響を及ぼし、命に関わることもあります。 犬の熱中症の原因 熱中症は高温の環境に一定時間いることが原因で発症することが多いです。 例えば、締め切った部屋や車内などで留守番したり、気温や湿度が高いときに散歩するなどが挙げられます。仮に気温が低くても、コンクリート上の路上温度は高くなりがちのため、照り返しの熱によって熱中症にかかることもあります。アスファルトからの距離が近い犬には、特に深刻な問題です。 犬の熱中症の治療・予防 熱中症の症状が確認できたら、すぐに動物病院に連れていきましょう。到着するまでにできることとしては、涼しく風通しが良い環境を確保する、濡れたタオルをかけるなど体を冷ますようにしましょう。 動物病院の治療としては、酸素吸入や点滴などが行われます。 予防としては夏場はもちろんのこと、少し気温が高い春や秋でも熱中症には注意が必要です。外で遊ばせる場合には、日陰のある場所を選ぶ、暑い時間帯を避けるなどの配慮が必要になります。 またこまめに水分を取るように促すなど、体内の水分を十分に保つようにしましょう。 なりやすい犬種(好発犬種) パグ ボストン・テリア ブルドッグ シーズー ペキニーズ

犬のコロナウイルス感染症を徹底解説!犬の病気を正しく知ろう犬の感染症の病気

犬のコロナウイルス感染症を解説!症状・原因・治療・予防を知る

犬のコロナウイルス感染症の症状 犬コロナウイルス感染症は、犬コロナウイルスというウイルスに感染することによって引き起こされる病気です。このウイルスは消化管に感染します。 成犬の場合は、感染しても症状が出ないことが多いです。もし症状が出たとしても、軽い下痢や嘔吐、食欲低下などが起きる程度です。一方で子犬の場合には、下痢などの症状が強く表れます。 犬パルボウイルス感染症など、他の消化器系の感染症と併発すると、危篤状態に陥るなど重症化します。 犬のコロナウイルス感染症の原因 犬コロナウイルスに感染した糞などを舐めるなどして、口などを経由して感染(経口感染)します。その後、体内の消化管でウイルスが繁殖します。 犬のコロナウイルス感染症の治療・予防 犬コロナウイルス自体を死滅させる方法はないため、対症療法が中心となります。下痢の症状に対しては下痢を止める薬を投与し、脱水を起こしていたりや栄養が足りていない場合は点滴治療が行われます。加えて、食事制限などを行うことで、1週間程度で回復することもあります。 ワクチン接種によって予防できることが多い病気のため、獣医師の先生と相談の上、定期的なワクチン接種を忘れないようにしましょう。 また他の犬の便にウイルスが潜んでいる場合もあるため、路上の糞の近くには近づかないようにすることが重要です。 犬の感染症の病気一覧 ケンネルコフ レプトスピラ症 ジステンパー 犬パルボウイルス感染症 コロナウイルス感染症 狂犬病(きょうけんびょう) ブルセラ症 イヌ伝染性肝炎(いぬでんせんせいかんえん) 破傷風(はしょうふう) クリプトコッカス症

犬の犬パルボウイルス感染症を徹底解説!犬の病気を正しく知ろう犬の感染症の病気

犬の犬パルボウイルス感染症を解説!症状・原因・治療・予防を知る

犬の犬パルボウイルス感染症の症状 犬パルボウイルス感染症は、パルボウイルスというウイルスへの感染によって引き起こされる感染症です。発症後数日で死に至る可能性もある病気です。 犬パルボウイルス感染症は進行がとても早く、腸やリンパなどでウイルスがどんどん増殖します。 初期症状としては、下痢や嘔吐などがあります。症状が進むにつれて元気がなくなり、脱水症状や白血球の減少などを起こします。心筋炎を起こすこともあります。 犬の犬パルボウイルス感染症の原因 犬パルボウイルスに感染することで発症します。感染経路としては、口や鼻から感染する場合が多いです。パルボウイルスに感染した犬の吐瀉物を口にしたりすると接触感染します。 犬の犬パルボウイルス感染症の治療・予防 直接犬パルボウイルスを死滅させる薬はないため、犬の免疫力や体力を回復させることが必要です。点滴や酸素補給などを行います。 またその犬の周りにあるもの全てを消毒する必要があります。そうすることで汚染源を消毒し、再度の発症を防ぐことができます。 犬パルボウイルス感染症はワクチンで予防できる病気です。一度感染すると症状の悪化が急激に起こるため、ワクチン接種による予防を徹底するようにしましょう。頻度や回数は獣医師の先生と相談して決めましょう。 犬の感染症の病気一覧 ケンネルコフ レプトスピラ症 ジステンパー 犬パルボウイルス感染症 コロナウイルス感染症 狂犬病(きょうけんびょう) ブルセラ症 イヌ伝染性肝炎(いぬでんせんせいかんえん) 破傷風(はしょうふう) クリプトコッカス症

犬の骨折を徹底解説!犬の病気を正しく知ろう犬の骨・関節の病気

犬の骨折を解説!症状・原因・治療・予防を知る

犬の骨折の症状 骨折(こっせつ)は、折れた部位によって症状が変わりますが、どの部位が折れても痛がるようになります。 外観に表れる変化としては、該当箇所が腫れあがる、触ると熱を持っているなどが挙げられます。足を引きずりながら歩く、該当箇所をなめるなど普段とは異なる動きをします。 犬の骨折の原因 階段の上や抱っこされている状況などの高いところから飛び降りたり、暴れたりすることで骨折することがあります。 また誤って飼い主に踏まれたりドアに挟まれたりして、足や尻尾などを骨折することもあります。 また散歩中の交通事故による骨折も多くなっています。 犬の骨折の治療・予防 骨の異常は、骨折なのか脱臼なのか捻挫なのかの区別が付きづらいです。そのため、動物病院で正確な診断をしてもらいましょう。 治療としては、添木などを使い、骨折した部位を固定します。レントゲン検査などを経て必要があれば、外科治療を行うこともあります。手術では、ワイヤーなどを使って骨を直接固定します。 予防としては、骨折の危険性を下げる生活をすることが必要です。高いところから飛び降りないようにしつけをしたり、散歩中は車や自転車に気を付けるなどが大切です。また犬がいないことに気付かずに、犬の足や尻尾を踏んだりドアで挟んだりしないように、日頃から注意するようにしましょう。 なりやすい犬種(好発犬種) チワワ トイ・プードル パピヨン ポメラニアン マルチーズ イタリアン・グレーハウンド ミニチュア・ピンシャー 犬の骨・関節の病気一覧 膝蓋骨脱臼(しつがいこつだっきゅう) 股関節形成不全(こかんせつけいせいふぜん) レッグペルテス病 骨折(こっせつ) 前十字靭帯断裂(ぜんじゅうじじんたいだんれつ) 股関節脱臼(こかんせつだっきゅう) 環軸椎亜脱臼(かんじくついあだっきゅう) 関節リウマチ(かんせつりうまち) 肘関節形成不全(ちゅうかんせつけいせいふぜん) 変形性脊椎症(へんけいせいせきついしょう) 筋ジストロフィー

犬の鉤虫症を徹底解説!犬の病気を正しく知ろう犬の寄生虫の病気

犬の鉤虫症を解説!症状・原因・治療・予防を知る

犬の鉤虫症の症状 鉤虫症(こうちゅうしょう)とは、犬鉤虫(いぬこうちゅう)と呼ばれる体長1~2センチの寄生虫が腸に寄生することで発症する病気です。 下痢、血便、食欲不振などの症状が見られます。また、犬鉤虫は腸で吸血を行うため、多くの犬鉤虫に寄生された場合は貧血の症状が出ることもあります。 皮膚から入り込むことによって、人にも感染が拡大することもある病気です。 犬の鉤虫症の原因 犬鉤虫に感染する経路としては、経口感染、経皮感染、経乳感染、胎盤感染があります。 経口感染では、他の犬の糞便を食べたり、土に口をつけたりしたときに感染します。 経皮感染では、犬鉤虫が皮膚に穴を開け、そこから感染します。 経乳感染では、子犬が母犬から授乳してもらう際に、口から乳汁を通じて感染します。 胎盤感染では、母親の胎盤にいるときに子犬に感染します。 犬の鉤虫症の治療・予防 犬鉤虫が原因で発症しているので、根源となる犬鉤虫を駆除する駆虫薬を使って治療を行います。 特に散歩を通じて感染しやすい病気のため、定期的に寄生虫検査をすることによって早期発見できるようにしましょう。 また他の犬への感染を防ぐためにも、糞は放置せずに持ち帰るようにしましょう。 犬の寄生虫の病気一覧 フィラリア症 回虫症(かいちゅうしょう) 条虫症(じょうちゅうしょう) 鉤虫症(こうちゅうしょう) ツメダニ症 ニキビダニ症 コクシジウム症 ジアルジア症 鞭虫症(べんちゅうしょう) トキソプラズマ症 トリコモナス症 エキノコックス症

犬の腸閉塞(イレウス)を徹底解説!犬の病気を正しく知ろう犬の消化器の病気

犬の腸閉塞(イレウス)を解説!症状・原因・治療・予防を知る

犬の腸閉塞の症状 腸閉塞(ちょうへいそく)とは、腸に何かが詰まることによって、腸の消化機能が悪くなる病気です。イレウスとも呼ばれます。 腸閉塞になると、元気がなくなり、急に嘔吐や下痢を繰り返すようになります。症状が進行し、腸が徐々に閉塞するにつれて、激しい腹痛を起こし、お腹を丸めたりお腹を触られるのを極度に嫌がるようになります。 腸が完全に閉塞してしまうと腸の血行が悪化し腸管が壊死することで、命に関わることもあります。 犬の腸閉塞の原因 主な原因としては、おもちゃなどの異物を誤って飲み込んでしまうことです。すると、腸が詰まり腸閉塞につながります。 異物としては、ボールのようなおもちゃ、ティッシュ、石、ガムなど様々なものがあります。 他方で、腸に腫瘍ができることで腸が詰まり腸閉塞になることもあります。 犬の腸閉塞の治療・予防 腸閉塞によってショック症状や脱水症状が起きている場合には、その症状への治療を施します。その後必要に応じて、異物を取り除くための外科治療を行うことがあります。 口に異物を飲み込まないように、生活環境をキレイに保てるように意識しましょう。また、小さい頃から何でも口に入れないように、飼い主から躾をすることも重要です。 犬の消化器の病気一覧 胃拡張・胃捻転症候群(いかくちょういねんてんしょうこうぐん) 膵炎(すいえん) 肛門嚢炎(こうもんのうえん) 腸閉塞(ちょうへいそく) 会陰ヘルニア(えいんへるにあ) 肝硬変(かんこうへん) 膵外分泌不全症候群(すいがいぶんぷつふぜんしょうこうぐん) 腸炎(ちょうえん) 胃潰瘍(いかいよう) 肝炎(かんえん) 腸重積(ちょうじゅうせき) 胃炎(いえん) 蛋白漏出性胃腸炎(たんぱくろうしゅつせいいちょうえん) 腸リンパ管拡張症(ちょうりんぱかんかくちょうしょう) 巨大食道症(きょだいしょくどうしょう) 食道炎(しょくどうえん)

犬の内耳炎を徹底解説!犬の病気を正しく知ろう犬の耳の病気

犬の内耳炎を解説!症状・原因・治療・予防を知る

犬の内耳炎の症状 耳の構造は外側から外耳、中耳、内耳という構造になっています。その内耳が炎症を起こしている状態を内耳炎(ないじえん)といいます。 まっすぐ歩けない、ふらつく、頭を傾ける、旋回する、黒目が左右に揺れるなどの症状がでます。 炎症が進行すると、歩けなくなったり、嘔吐したりすることがあります。 犬の内耳炎の原因 ほとんどの内耳炎は中耳から内耳へ細菌が波及することで発症します。 また外部から進入してきた菌が血液とともに内耳に到達したり、外部からの衝撃により耳が炎症をおこしたり、内耳に腫瘍ができたりすることも内耳炎の原因となります。 犬の内耳炎の治療・予防 中耳炎から波及したものは、まず中耳炎の治療を行います。 治療方法としては、抗炎症剤や抗真菌剤の投与が行われます。 また、腫瘍などが発見された場合には外科手術を行います。 内耳炎を予防するためには、外耳炎や中耳炎を早期治療することが重要です。 こまめに耳をチェックし、異変があればすぐに病院へ行きましょう。 また、耳を清潔に保つために定期的な耳掃除を行いましょう。しかし、耳掃除をやりすぎると、かえって炎症をおこしてしまう可能性があるので注意が必要です。 なりやすい犬種(好発犬種) 中年齢犬から高齢犬にかけて発症の可能性が高くなります。 犬の耳の病気一覧 外耳炎(がいじえん) 中耳炎(ちゅうじえん) 内耳炎(ないじえん) 耳血腫(じけつしゅ) 耳ダニ感染症(みみだにかんせんしょう) 耳腫瘍(みみしゅよう)

犬の虫歯を徹底解説!犬の病気を正しく知ろう犬の口腔・歯の病気

犬の虫歯を解説!症状・原因・治療・予防を知る

犬の虫歯の症状 犬の口の中はアルカリ性であるため虫歯(むしば)になりにくいといわれていますが、まったく虫歯にならないという訳ではありません。 虫歯になると、息が臭くなる、歯が茶色く変化する、歯が溶けて穴が開くなどの症状がでます。 犬の虫歯の原因 歯の隙間に挟まるようなやわらかいものばかりを食べたり、甘いものを食べ過ぎたりすると虫歯になります。 また、歯磨きを怠ることも虫歯の原因となります。 歯周病が虫歯の原因になることもあります。歯周病によって歯肉が後退し、歯肉と歯茎との間に歯垢が溜まりやすくなることで虫歯になります。 犬の虫歯の治療・予防 人間の虫歯と同様、歯のエナメル質と象牙質を削り、人工物をつめて治療します。 症状が重症化している場合には抜歯をすることもあります。 予防として効果的なのは、歯磨きです。 歯垢のもとになる菌膜が歯垢になるまでが24時間なので、1日に1回は歯磨きを行いましょう。 犬の口腔・歯の病気一覧 歯周病(ししゅうびょう) 虫歯(むしば) 口内炎(こうないえん) 口腔内悪性黒色腫(こうくうないあくせいこくしょくしゅ) 歯根膿瘍(しこんのうよう) エナメル質形成不全(えなめるしつけいせいふぜん) 乳歯遺残(にゅうしいざん) 不正咬合(ふせいこうごう) 口腔腫瘍(こうくうしゅよう) 口蓋裂(こうがいれつ)

犬の尿崩症を徹底解説!犬の病気を正しく知ろう犬の内分泌の病気

犬の尿崩症を解説!症状・原因・治療・予防を知る

犬の尿崩症の症状 尿崩症(にょうほうしょう)とは、腎臓の水分再吸収機能が低下している状態の病気です。 尿の量が急激に増加し、排尿の回数も増えます。また、放出した水分を補うために異常にたくさんの水を飲むようになります。 慢性化すると、体重の減少、痙攣などの症状も見られます。 犬の尿崩症の原因 尿崩症には中枢性尿崩症と腎性尿崩症といった2つの種類があり、それぞれ原因が違います。 中枢性尿崩症は、脳下垂体に炎症や腫瘍ができることによって発症します。脳下垂体からアルギニン・パソプレッシンと呼ばれる抗利尿ホルモンが正しく分泌されなくなり、尿量の調節ができなくなります。 腎性尿崩症は腎臓での抗利尿ホルモンに対する反応が低下することで発症します。抗利尿ホルモンが正しく分泌されていても、腎臓での反応が低下しているために水分再吸収がされなくなります。 犬の尿崩症の治療・予防 中枢性尿崩症の場合は、デスモプレシンの定期的な投与によって治療をしていきます。 腎性尿崩症の場合は、利尿剤の投与や低ナトリウム食での治療を行います。 また、無治療という選択肢もあります。この場合には、常に水が飲める環境を可能な限り整えておくことが重要です。 犬の内分泌の病気一覧 糖尿病(とうにょうびょう) クッシング症候群 甲状腺機能低下症(こうじょうせんきのうていかしょう) 尿崩症(にょうほうしょう) アジソン病 甲状腺機能亢進症(こうじょうせんきのうこうしんしょう)

犬のレプトスピラ症を徹底解説!犬の病気を正しく知ろう犬の感染症の病気

犬のレプトスピラ症を解説!症状・原因・治療・予防を知る

犬のレプトスピラ症の症状 レプトスピラ症は、レプトスピラ菌という菌に感染することで発症する病気です。 感染してから3~14日間の潜伏期間があります。レプトスピラ菌はいくつかの型があり、その型によって症状が変わってきますが、初期症状としては、発熱、嘔吐、脱水などが表れることがあります。急性の場合には、腎不全や肝不全、黄疸などの症状を引き起こすこともあり、命に関わる病気といえます。 また犬から人へ感染することもあり病気です。 ただしレプトスピラ菌に感染してもすぐに症状が表れず、そのまま自然治癒する型もあります。 犬のレプトスピラ症の原因 レプトスピラ菌に感染することで、レプトスピラ症は発症します。感染経路としては、ネズミの尿などから感染することがあります。また尿が混じった水たまりや土壌に触れたり、口を付けたりすることでも感染します。 犬のレプトスピラ症の治療・予防 主に抗生物質を投与して、レプトスピラ菌を除外します。また症状に応じて、点滴なども行います。 予防接種は、一定の予防効果が見込めます。また汚染された水からの感染を防ぐために、路上の水たまりや不潔な川などの不衛生な場所には、愛犬を近づかせないように気を付ける必要があります。ネズミが発生している場合には、ネズミを駆除することも効果的といえます。 犬の感染症の病気一覧 ケンネルコフ レプトスピラ症 ジステンパー 犬パルボウイルス感染症 コロナウイルス感染症 狂犬病(きょうけんびょう) ブルセラ症 イヌ伝染性肝炎(いぬでんせんせいかんえん) 破傷風(はしょうふう) クリプトコッカス症

犬のレッグ・ペルテス病(レッグ・パーセス病)を徹底解説!犬の病気を正しく知ろう犬の骨・関節の病気

犬のレッグ・ペルテス病(レッグ・パーセス病)を解説!症状・原因・治療・予防を知る

犬のレッグ・ペルテス病の症状 レッグ・ペルテス病は、太ももの骨と骨盤を連結している大腿骨頭への血行が何らかの要因で悪化し、その結果として骨頭が壊死する病気です。レッグ・パーセス病とも呼ばれます。 主に1歳頃までの成長期の小型犬に発症しやすい病気です。特に体重が10キログラム未満の小型犬が多いといわれています。片足に発症することが多いですが、両足で発症することもあります。足を引きずる、股関節部分に触れられるのを嫌がるなどの症状が見られます。愛犬の歩き方に違和感を感じたら、すぐに動物病院で診察してもらいましょう。 犬のレッグ・ペルテス病の原因 原因は明確になっていない病気です。遺伝要因の疾患である可能性もあるといわれています。 犬のレッグ・ペルテス病の治療・予防 予防が困難な病気です。そのため症状が確認できたら、すぐに動物病院で診察を受けましょう。軽症の場合は鎮痛剤の投与を行うこともありますが、症状を一時的に止めることしかできません。症状の進行していくため、それほど長く経過を見ずに外科治療を行う必要性に迫られることもあります。 手術では一般的に、壊死した大腿骨頭を切除します。その後安静にする期間を経て、水泳などのリハビリを開始します。 なりやすい犬種(好発犬種) ポメラニアン トイ・プードル ミニチュア・ピンシャー パグ ペキニーズ 犬の骨・関節の病気一覧 膝蓋骨脱臼(しつがいこつだっきゅう) 股関節形成不全(こかんせつけいせいふぜん) レッグペルテス病 骨折(こっせつ) 前十字靭帯断裂(ぜんじゅうじじんたいだんれつ) 股関節脱臼(こかんせつだっきゅう) 環軸椎亜脱臼(かんじくついあだっきゅう) 関節リウマチ(かんせつりうまち) 肘関節形成不全(ちゅうかんせつけいせいふぜん) 変形性脊椎症(へんけいせいせきついしょう) 筋ジストロフィー

犬の肛門嚢炎を徹底解説!犬の病気を正しく知ろう犬の消化器の病気

犬の肛門嚢炎を解説!症状・原因・治療・予防を知る

犬の肛門嚢炎の症状 肛門嚢炎(こうもんのうえん)は、肛門嚢(こうもんのう)という場所に炎症が起きる病気です。肛門嚢は、マーキングに使う分泌液を溜める場所です。この分泌液は定期的に排出する必要がありますが、肛門嚢に溜まったままの状態になることがあります。そうすると、分泌液から細菌が繁殖して炎症を引き起こします。 お尻を地面にこすったり、舐めるような動作をするようになります。徐々にお尻が赤く腫れていくこともあります。 症状が悪化すると、腫瘍の発生につながることもあるため注意が必要です。 犬の肛門嚢炎の原因 肛門嚢が詰まる要因として、肛門と肛門嚢をつなぐ管が詰まる場合が挙げられます。 また定期的な肛門腺絞りを怠った場合も、分泌液がうまく排出できず、肛門嚢炎の発症につながります。 犬の肛門嚢炎の治療・予防 まずは肛門嚢に溜まっている分泌液を排出させます。その後、抗生物質などを投与することで滅菌します。 症状によっては、外科治療を行う場合もありますので、獣医師の先生と相談するようにしましょう。 予防方法としては、肛門腺絞りを定期的に行うことが重要です。これは飼い主の方が自宅で行うことができます。ただし飼い主の方が慣れておらずうまくできない場合は、動物病院で教えてもらうようにしましょう。 犬の消化器の病気一覧 胃拡張・胃捻転症候群(いかくちょういねんてんしょうこうぐん) 膵炎(すいえん) 肛門嚢炎(こうもんのうえん) 腸閉塞(ちょうへいそく) 会陰ヘルニア(えいんへるにあ) 肝硬変(かんこうへん) 膵外分泌不全症候群(すいがいぶんぷつふぜんしょうこうぐん) 腸炎(ちょうえん) 胃潰瘍(いかいよう) 肝炎(かんえん) 腸重積(ちょうじゅうせき) 胃炎(いえん) 蛋白漏出性胃腸炎(たんぱくろうしゅつせいいちょうえん) 腸リンパ管拡張症(ちょうりんぱかんかくちょうしょう) 巨大食道症(きょだいしょくどうしょう) 食道炎(しょくどうえん)

犬のバベシア症を徹底解説!犬の病気を正しく知ろう犬の血液の病気

犬のバベシア症を解説!症状・原因・治療・予防を知る

犬のバベシア症の症状 バベシア症は、バベシアという原虫が赤血球に寄生し、溶血性貧血を引き起こす病気です。すなわち、赤血球を破壊することで貧血が発生します。 症状としては、貧血や発熱が確認できます。悪化が進むと、黄疸の症状がみられることもあります。 犬のバベシア症の原因 バベシアという原虫は、マダニの中に生息しており、マダニの吸血行為によって犬の体内に感染します。 他方、犬同士がケンカなどで噛み合うことで感染する場合もあります。 犬のバベシア症の治療・予防 溶血性貧血には複数種類があるため、正確な診断が必要です。血液塗抹標本の観察や、遺伝子検査を行うことで検査することもあります。 治療は主に、バベシアに効果のある抗生物質の投与が行われます。またバベシア症は完治が難しいため、症状を抑える治療が行われます。仮に症状がなくなっても他の犬には感染する可能性があるため、注意が必要となります。 バベシア症はマダニを媒介に発症することが多いため、マダニが発生しやすい山などに行く場合は、マダニに有効な薬を投与するようにしましょう。動物病院によっては、バベシア症の発生しやすい時期・予防に注意すべき期間を教えてくれるため、獣医師の先生に相談してみるのもよいでしょう。 犬の血液の病気一覧 リンパ腫(りんぱしゅ) バベシア症 低血糖症(ていけっとうしょう) 白血病(はっけつびょう) 低たんぱく血症(ていたんぱくけっしょう) 貧血(ひんけつ) 免疫介在性溶血性貧血(めんえきかいざいせいようけつせいひんけつ) 血小板減少症(けっしょうばんげんしょうしょう)

犬の回虫症(トキソカラ症)を徹底解説!犬の病気を正しく知ろう犬の寄生虫の病気

犬の回虫症(トキソカラ症)を解説!症状・原因・治療・予防を知る

犬の回虫症の症状 回虫症(かいちゅうしょう)は、トキソカラ症とも呼ばれます。犬回虫と呼ばれる、成虫で約10~20センチのミミズに似た寄生虫が、犬の体内の臓器に侵入する病気です。犬回虫は犬の体内を巡りながら、最終的に小腸で寄生します。 腹痛や下痢、嘔吐、お腹が膨れるなどの症状を引き起こします。 犬の回虫症の原因 感染した母犬の臓器や胎内での感染が多いといわれています。胎内での感染を胎盤感染といいます。 また外部からの感染では、すでに回虫を体内に持ったネズミなどの小動物を捕食することで、感染することもあります。 犬の回虫症の治療・予防 治療方法としては、犬回虫を駆除するために、線虫類に有効な駆虫薬を投与します。下痢などの症状も引き起こしている場合は、その治療も行います。 1回の治療ですべての犬回虫を駆除できない可能性もあるため、必要に応じて数回駆虫する必要があることもあります。 胎盤感染の場合は予防が難しいです。そのため、出生後の早い時期に駆虫することが重要です。 また糞を誤って口にしてしまうことで感染することもあるため、路上などの糞には気を付けましょう。逆に糞を放置しないように、常に回収するように心がけるようにしましょう。 犬の寄生虫の病気一覧 フィラリア症 回虫症(かいちゅうしょう) 条虫症(じょうちゅうしょう) 鉤虫症(こうちゅうしょう) ツメダニ症 ニキビダニ症 コクシジウム症 ジアルジア症 鞭虫症(べんちゅうしょう) トキソプラズマ症 トリコモナス症 エキノコックス症

犬のアレルギー性皮膚炎を徹底解説!犬の病気を正しく知ろう犬の皮膚の病気

犬のアレルギー性皮膚炎を解説!症状・原因・治療・予防を知る

犬のアレルギー性皮膚炎の症状 アレルギー性皮膚炎(あれるぎーせいひふえん)には、主にアトピー性皮膚炎、食物アレルギー、ノミアレルギーの3種類があります。痒みの元になる原因であるアレルゲン別に、病気の名称が変わります。 アレルギー性皮膚炎は強い痒みを伴います。そのため何度も痒そうにしていたり、体を掻きむしっている様子を見かけたら、動物病院で受診するようにしましょう。 犬のアレルギー性皮膚炎の原因 埃などのハウスダストや花粉など環境アレルゲンが原因の皮膚炎を、アトピー性皮膚炎と呼びます。 食べ物に含まれるアレルゲンによって引き起こされる皮膚炎を、食物アレルギーと呼びます。食べ物に対して、体が過敏に反応するために発症します。 ノミが原因の場合の皮膚炎は、ノミアレルギーと呼びます。犬の体は毛に覆われていますが、皮膚はそれほど強くないため、ノミに噛まれるだけでも強い痒いを引き起こすことがあります。 犬のアレルギー性皮膚炎の治療・予防 痒みの症状を引き起こす病気は複数あります。そのため、まずはどの病気なのかを正確に診断してもらいます。治療はその病気に合わせて行われます。 アレルゲンとなる物質をうまく取り除いてあげることが予防につながります。家をしっかり掃除し、清潔に保つことでも効果があります。 食物アレルギーについては、原因となる食べ物を避けることが予防になります。アレルゲンとなる食べ物を飼い主が把握しておきましょう。 なりやすい犬種(好発犬種) 柴犬 ゴールデン・レトリーバー 犬の皮膚の病気一覧 膿皮症(のうひしょう) 疥癬・ヒゼンダニ症(かいせん) アレルギー性皮膚炎(あれるぎーせいひふえん) 脂漏症(しろうしょう) アトピー性皮膚炎(あとぴーせいひふえん) 脂肪腫(しぼうしゅ) マダニ症 皮膚真菌症(ひふしんきんしょう) 天疱瘡(てんぽうそう) ノミ刺咬性皮膚炎(のみしこうせいひふえん) ノミアレルギー性皮膚炎(のみあれるぎーせいひふえん) 皮膚がん(ひふがん) アロペシアX

犬の耳血腫を徹底解説!犬の病気を正しく知ろう犬の耳の病気

犬の耳血腫を解説!症状・原因・治療・予防を知る

犬の耳血腫の症状 耳血腫(じけつしゅ)は、耳の耳介(耳のひらひらした部分)に分泌液や血液が溜まり、耳が膨らむ病気です。耳介の内側には軟骨が入っています。 膨らんだ耳は熱を持っており、痛みやかゆみを生じさせます。そのため、耳を触られることを極度に嫌がるようになります。また耳に不快感を感じた犬派、しきりに耳の周りを引っ掻くようにもなります。病気を放置してしまった場合、耳の軟骨が変形し、形が変わってしまうこともあります。 耳の膨らみは外観からも分かりやすい変化ですので、そういった状態を確認できたら、早急に動物病院で受診するようにしましょう。 犬の耳血腫の原因 耳血腫を発症する原因は、現在のところ明確にはなっていません。 外耳炎やアトピー性皮膚炎などが耳に発症し、その痒みが気になった犬が掻きむしったり、頭を強く振ることが遠因で発症するといわれています。 ただし元々耳の病気にかかっていなくても、耳を強くぶつけるなど耳介への物理的な外傷が原因で発症することもあり得ます。 犬の耳血腫の治療・予防 外科的治療として、溜まった血液を注射などで排出する方法と、切開手術を通して排出する方法があります。また二次感染を防ぐために抗生物質を投与したり、炎症を防ぐためにステロイド剤を投与するなどの内的治療を行うこともあります。 再発を防ぐために、かゆみや痛みの原因となっている病気の治療を行うことも重要です。治療後はエリザベスカラーを付けるなど、耳を掻きむしらないような工夫も必要になってきます。 原因が明確になっていない病気のため、予防は難しいですが、外耳炎など耳の病気から派生して発症することがあるため、何かしら病気があれば早期治療を心がけることが大切です。 なりやすい犬種(好発犬種) 柴犬 ミニチュア・ダックスフンド ゴールデン・レトリーバー ラブラドール・レトリーバー アメリカン・コッカー・スパニエル ダルメシアン 犬の耳の病気一覧 外耳炎(がいじえん) 中耳炎(ちゅうじえん) 内耳炎(ないじえん) 耳血腫(じけつしゅ) 耳ダニ感染症(みみだにかんせんしょう) 耳腫瘍(みみしゅよう)

犬の副鼻腔炎を徹底解説!犬の病気を正しく知ろう犬の鼻の病気

犬の副鼻腔炎を解説!症状・原因・治療・予防を知る

犬の副鼻腔炎の症状 副鼻腔炎(ふくびくうえん)とは、副鼻腔(ふくびくう)という、鼻の奥にある器官の中で炎症が発生する病気です。副鼻腔は、鼻の中の奥に続く空洞を指し、粘膜に覆われています。 症状としては、初期段階ではサラサラとした鼻水が出ますが、症状が進むにつれて、くしゃみや膿性のドロッとした鼻水が確認できます。鼻血が出ることもあります。また呼吸が苦しくなるため、口を開けて呼吸するようになります。夜寝るときも、呼吸が浅くなり、犬にとってはストレスとなります。 症状がさらに悪化すると、副鼻腔内に膿が溜まる蓄膿症や、結膜炎などの病気を併発することもあります。 犬の副鼻腔炎の原因 元々発症していた鼻炎(びえん)が慢性化し、炎症が波及して発症することが多いといわれています。 その他に、外傷や腫瘍が原因になることもあります。副鼻腔に近い上あごに歯周病があると、それも副鼻腔炎の原因になります。 犬の副鼻腔炎の治療・予防 治療方法としては、その原因によって変わります。まずは正確に診断してもらうことが必要です。 細菌性による副鼻腔炎の場合は、抗生物質や炎症を和らげる消炎剤の投与を行います。その際、ネプライザーと呼ばれる吸引器を用いることもあります。一方で外科的治療を行うこともあり、その場合にはチューブで副鼻腔の洗浄を行います。 副鼻腔炎は、鼻炎から派生して発症することが多いです。そのため、鼻炎の初期段階でしっかりと治療を行うことが、副鼻腔炎の予防につながります。鼻水が流れてくるなど、鼻炎の症状が出てきたら、すぐに動物病院で獣医師の先生に診てもらうようにしましょう。 また副鼻腔炎は長引くと愛犬が苦しんでしまうので、くしゃみや鼻水の症状が確認できたら、自然治癒を期待せず早急に動物病院に連れていきましょう。 なりやすい犬種(好発犬種) 若齢犬から高齢犬まで、幅広く発症の可能性があります。 犬の鼻の病気一覧 鼻炎(びえん) 副鼻腔炎(ふくびくうえん) 鼻腔狭窄症(びくうきょうさくしょう)

犬の心不全(心臓病)を徹底解説!犬の病気を正しく知ろう犬の心臓の病気

犬の心不全(心臓病)を解説!症状・原因・治療・予防を知る

犬の心不全の症状 心不全(しんふぜん)とは、何らかの原因によって心臓の機能が低下し、血液を送る役割を果たせなくなる状態を指します。心臓病(しんぞうびょう)とも呼ばれます。 心臓には、左心房、左心室、右心房、右心室という4つの部屋があります。これらのいずれかに異常が生じることで、心不全の状態が引き起こされます。 心臓は右心と左心に分かれています。右心で起こる心不全を「右心不全」、左心で起こる心不全を「左心不全」といいます。 ところで、心不全は特定の病気を指す言葉ではありません。心臓での血液が逆流する、心臓に穴が開くなど、症状ごとに個別の病名が付けられています。それらを総称して、心不全と呼びます。 症状としては、咳をする、舌が青紫色になるチアノーゼという症状が表れる、ゼーゼーとした呼吸をするなどがありますが、心不全の種類によっても症状が変わってきます。必要であれば、 犬の心不全の原因 心不全が引き起こされる代表的な病気が複数存在します。代表的な心臓病である僧帽弁閉鎖不全症(そうぼうべんへいさふぜんしょう)や拡張型心筋症(かくちょうがたしんきんしょう)などが挙げられます。 犬の心不全の治療・予防 具体的な病気ごとに治療方法が異なります。まずは動物病院で受診し、正確に診断してもらうことが必要です。その後治療を行ってもらいます。 また右心系の心不全の原因であるフィラリア症などは、予防接種をすることで高い確率で予防することが可能です。予防できそうな病気は、徹底して原因を取り除くようにしましょう。 犬の心臓の病気一覧 僧帽弁閉鎖不全症(そうぼうべんへいさふぜんしょう) 心不全(しんふぜん) 心室中隔欠損症(しんしつちゅうかくけっそんしょう) 心房中隔欠損症(しんぼうちゅうかくけっそんしょう) 肺動脈狭窄症(はいどうみゃくきょうさくしょう) 拡張型心筋症(かくちょうがたしんきんしょう) 動脈管開存症(どうみゃくかんかいぞんしょう)

犬の認知症(痴呆・認知機能不全症候群)を徹底解説!犬の病気を正しく知ろう犬の脳・脊髄・神経の病気

犬の認知症(痴呆・認知機能不全症候群)を解説!症状・原因・治療・予防を知る

犬の認知症の症状 認知症(にんちしょう)は、痴呆(ちほう)、認知機能不全症候群(にんちきのうふぜんしょうこうぐん)とも呼ばれます。脳機能がお取れることで、脳の認知機能の低下が起きる病気です。認知症になると、それまでできていた行動ができなくなったり、感情の制御ができなくなります。 夜鳴きをするようになる、飼い主が呼んでも反応しない、ぐるぐる歩き回ったり徘徊する、生活が昼夜逆転するなどの症状が表れます。これまで躾でできていたことができなくなることもあるため、普段とは明らかに違う行動をするようになれば、認知症の疑いが出てきます。 通常はこれらの症状が一つずつ表れますが、生活環境によっては複数の症状が確認できるなど、急激に症状が悪化することもあります。 これまでのしつけの方法とは関係なく、認知症にはかかります。認知症になっても飼い主のしつけの問題とは考えず、早期に動物病院で診てもらいましょう。また高齢になるにつれて認知症になりやすいですが、年を取ると認知症になるのは当然だとは考えずに、とにかく早めに動物病院で診察してもらいましょう。 犬の認知症の原因 認知症の主な原因は、老化と考えられています。具体的には10~12歳を過ぎた犬に発症しやすいといわれています。 犬の認知症の治療・予防 認知症は完治は難しい病気です。一方で放置すればするほど悪化するため、症状を遅らせるための治療が行われます。 具体的には新しい刺激を与えるために、新しいおもちゃで遊ばせたり、他の動物や人と触れ合ったりすることが挙げられます。また食事の改善やサプリメントの投与を行うこともあります。 例えば昼夜逆転している場合は、昼間に日光をしっかり浴びるように促したり、散歩をするなど運動を心がけるなど、飼い主の方ができることも数多くあります。どのような生活が効果的なのかは、実際に動物病院の獣医師の先生に相談して実践していくことが重要です。 予防方法としては、脳に様々な刺激を与えることが有効です。散歩コースを普段とは変えてみることなどが挙げられます。飼い主からこまめにコミュニケーションを取ることでも、愛犬に安心感を与えることができます。 犬の寿命が延びている現代では、若いときから予防に力を入れるようにしましょう。 なりやすい犬種(好発犬種) 柴犬 秋田犬 犬の脳・脊髄・神経の病気一覧 椎間板ヘルニア(ついかんばんへるにあ) てんかん 認知症(にんちしょう) 水頭症(すいとうしょう) ナルコレプシー 脳腫瘍(のうしゅよう) 肝性脳症(かんせいのうしょう) 馬尾症候群(ばびしょうこうぐん) 脳炎(のうえん)

犬の膵炎を徹底解説!犬の病気を正しく知ろう犬の消化器の病気

犬の膵炎を解説!症状・原因・治療・予防を知る

犬の膵炎の症状 膵炎(すいえん)は、様々な要因で膵液が逆流し、膵臓で炎症が引き起こされる病気です。膵臓自体で自己消化が起きている状態といえます。 膵炎は主に、急性膵炎(きゅうせいすいえん)と慢性膵炎(まんせいすいえん)に分けられます。重度の場合は、多臓器不全や重度の感染症なども引き起こし、命にも関わる病気です。 急性膵炎では、元気がなくなる、嘔吐、食欲不振などの症状が、突然見られるようになります。元気がなくグッタリしている状況を見かけたら、早期治療のために動物病院での受診を心がけるようにしましょう。 慢性膵炎では、下痢や嘔吐などが続きます。一見すると、他の消化器系の病気との区別がつきづらい症状です。発熱や黄疸などの症状が表れることもあります。症状が悪化し炎症が起きると、インスリンの分泌が適切にできず、糖尿病を併発することもあります。 犬の膵炎の原因 原因は明確には分かっていませんが、高脂肪の食事や普段と異なる食事が、膵炎を引き起こしやすいといわれています。結果として、肥満傾向の犬が発症しやすいといわれており、肥満も危険因子といえます。 犬の膵炎の治療・予防 治療としては、症状を抑えるために吐き気止めの薬や鎮痛剤、抗生物質の投与を行います。また膵臓を休ませるために、点滴治療や食事療法などが行われます。状況を見て、徐々に低脂肪食などを摂取するようにしていきます。 仮に糖尿病など、別の合併症を併発している場合は、その病気への治療も行います。 予防としては、食事管理を徹底することが重要です。脂肪が多い食べ物や消化の悪い食事は与えすぎないようにしましょう。肥満にも気を付け、適度に運動も交えながら体重も管理していくことが必要です。 再発の可能性もある病気のため、生活習慣には気をつけるようにしましょう。 犬の消化器の病気一覧 胃拡張・胃捻転症候群(いかくちょういねんてんしょうこうぐん) 膵炎(すいえん) 肛門嚢炎(こうもんのうえん) 腸閉塞(ちょうへいそく) 会陰ヘルニア(えいんへるにあ) 肝硬変(かんこうへん) 膵外分泌不全症候群(すいがいぶんぷつふぜんしょうこうぐん) 腸炎(ちょうえん) 胃潰瘍(いかいよう) 肝炎(かんえん) 腸重積(ちょうじゅうせき) 胃炎(いえん) 蛋白漏出性胃腸炎(たんぱくろうしゅつせいいちょうえん) 腸リンパ管拡張症(ちょうりんぱかんかくちょうしょう) 巨大食道症(きょだいしょくどうしょう) 食道炎(しょくどうえん)

犬のてんかんを徹底解説!犬の病気を正しく知ろう犬の脳・脊髄・神経の病気

犬のてんかんを解説!症状・原因・治療・予防を知る

犬のてんかんの症状 犬のてんかんとは、何らかの影響で脳内の神経に異常な興奮が起こり、体のコントロールを失ってしまう状態のことです。 症状としては様々あり、意識を失い全身の痙攣(けいれん)を起こすもの(全身発作)、痙攣と脱力を繰り返すもの、四肢をばたばたさせるものといった全身に現れるタイプや、顔面の筋肉や、一肢だけの筋肉が動いてしまう、といった身体の一部のみに表れるもの(部分発作)や、飛んでいるハエを捕らえようとするかのように空中を噛むような異常な行動が見られることがある。 てんかんには2種類あり、脳内に腫瘍や炎症や奇形など、脳に明らかな変化があるものを「症候性てんかん」、そのような病変がないものを「特発性てんかん」と呼びます。特発性てんかんの場合は、てんかん発作以外の症状は表れません。 犬のてんかんの原因 「症候性てんかん」は、脳腫瘍や水頭症、犬ジステンパーによる脳炎などの脳になんらかの障害がある場合に発症しやすいといわれています。 「特発性てんかん」は、なりやすい犬種があることから遺伝的な要素が関係しているといわれています。 犬のてんかんの治療・予防 発作が起きたときは、飼い主としては心配になりますが、まずは慌てず見守りましょう。てんかんの発作だけでは、命の危険はほとんどありません。 数分して発作が無事に治まってから、動物病院へ連れていきます。20~30分ほどの長期間発作が続くなら、その場合も動物病院へ連れていきましょう。 「症候性てんかん」の場合には、そのもとの病気に対する治療を行います。「特発性てんかん」の場合には、抗てんかん薬を用いて治療を行います。また、重責発作を起こしている場合は、痙攣を止めるための緊急治療が必要です。てんかんの原因や症状の程度を明確にするために、発作を起こした際の状況や病歴を、できる限りくわしく獣医師に伝えることが大切です。 てんかんに対する予防方法はないため、早期発見・早期治療に努めましょう。 なりやすい犬種(好発犬種) ビーグル ミニチュア・ダックスフンド トイ・プードル シェットランド・シープドッグ ゴールデン・レトリーバー ラブラドール・レトリーバー 犬の脳・脊髄・神経の病気一覧 椎間板ヘルニア(ついかんばんへるにあ) てんかん 認知症(にんちしょう) 水頭症(すいとうしょう) ナルコレプシー 脳腫瘍(のうしゅよう) 肝性脳症(かんせいのうしょう) 馬尾症候群(ばびしょうこうぐん) 脳炎(のうえん)

犬の肥満細胞腫を徹底解説!犬の病気を正しく知ろう犬の腫瘍の病気

犬の肥満細胞腫を解説!症状・原因・治療・予防を知る

犬の肥満細胞腫の症状 犬の肥満細胞腫(ひまんさいぼうしゅ)とは、粘膜下組織や結合組織などに存在する肥満細胞がガン化してしまう病気のことです。「肥満」と付いている病名ですが、太っているという意味の「肥満」とは関係がありません。 体の様々な部位に発生しますが、主に皮膚や皮下組織にできるといわれています。基本的には悪性の腫瘍のため、異変を感じたらすぐに動物病院で診てもらう必要があります。 比較的に悪性度が低い腫瘍は、直径1~4cmの弾力のある腫瘍で、多くは表面に毛がありません。一方で悪性度が高く、進行の早い腫瘍は、大きめで表面に潰瘍ができていたり自傷したりして、出血が見られることがあります。また、 腫瘍の周囲が赤く腫れて、ぶよぶよしていたり、ひどい皮膚炎を起こしているように見えることもあります。 皮下にできた肥満細胞腫は、脂肪腫などと間違われることがあります。腫瘍の大きさは小さいものから大きいものまであり、様々な形状をしています。また、外観だけでは悪性かどうかの判断が難しいですが、下半身にできたものは悪性である可能性が多いようです。 また、がんが転移したり、全身に広がったりすると、消化管での炎症や出血が起こり、血のまじった嘔吐や下痢がみられたり、食欲不振を生じることがあります。ときに全身性のショック症状を引き起こし、死に至ることもあります。 肥満細胞腫は重症度によって、グレード1からグレード3に分類されます。グレード3に進むほど悪性度が高く、他の部位へ転移している可能性も高くなります。 犬の肥満細胞腫の原因 肥満細胞腫の原因は現在明確にはわかっていません。平均発症年齢は9歳とされていますが若齢犬でも発症することから、犬種や遺伝による要因も考えられています。 また発症の要因としては、慢性的な炎症の関与も考えられるようです。 犬の肥満細胞腫の治療・予防 まず肥満細胞腫かどうかを検査するために、細胞の検査などを行います。同時に他の部位に転移していないかどうか、他に病気がないかも検査をします。CT検査や血液検査、遺伝子検査などが行われます。 肥満細胞腫の治療方法としては、外科治療をするか、抗がん剤を使用するかの2種類があります。基本的に外科治療が適用されるようです。手術によって、目に見えている部分だけではなく腫瘍の奥の部分まで、肥満細胞腫を完全に切除します。完全に取り切った場合は、予後も順調な回復が見込めます。 すでに体中に腫瘍が広がってしまっている段階の場合は、全身に効果を見込める抗がん剤による化学療法と手術の併用をするようです。 肥満細胞腫の予防は困難です。腫瘍がまだ小さく転移していない段階で早期発見し、早期治療に努めることが重要です。 なりやすい犬種(好発犬種) ボクサー ビーグル ボストンテリア ラブラドール・レトリーバー ミニチュア・シュナウザー 犬の腫瘍の病気一覧 肥満細胞腫(ひまんさいぼうしゅ) 骨肉腫(こつにくしゅ) 扁平上皮がん(へんぺいじょうひがん) 血管肉腫(けっかんにくしゅ) 乳がん(にゅうがん) 肛門周囲腺腫(こうもんしゅういせんしゅ) 精巣腫瘍(せいそうしゅよう) 乳腺腫瘍(にゅうせんしゅよう)

犬の結膜炎を徹底解説!犬の病気を正しく知ろう犬の目の病気

犬の結膜炎を解説!症状・原因・治療・予防を知る

犬の結膜炎の症状 結膜炎(けつまくえん)は、白目の表面に炎症結膜が赤く充血して腫れる病気です。目やにや流涙(涙を流すこと)などの症状が見られるようになります。 また、目に痒みや痛みが生じるようになるため、顔を床にこすりつけたり、頻繁に目を前足でこすったりといった行動が見られます。 犬の結膜炎の原因 結膜炎の原因としては、目に細菌やウイルスや寄生虫などが入ることで感染する場合や、アレルギーなどの体質的な問題、ほこりなどの異物が入ったりして目をこすったり、まつ毛が目にあたるなどといった物理的刺激などが考えられます。 まつ毛に関しては、ポメラニアンやシーズー、マルチーズなどの犬種は、特に逆さまつ毛が原因で結膜炎になりやすいと言われています。 犬の結膜炎は、特に外部からの物理的刺激によるものが多いのが特徴です。一般的に、結膜炎の症状が片目で出ている場合は、異物混入が原因になっていることが多いです。両目に症状が出ている場合は、細菌やウイルスなどの感染が原因になっていることが多いです。 犬の結膜炎の治療・予防 結膜炎の治療は、点眼薬や眼軟膏などの投与といった内科治療が主となります。また、原因が判明した場合は、その治療も並行します。結膜炎は、早期治療を行うことで完治が期待できる病気です。愛犬が目を気にする素振りを見せたら、すぐに動物病院で診てもらうようにしましょう。 予防方法として考えられることは、まつ毛を短く切るなどのケアをしたり、アレルギー体質の理解、生活環境を清潔に保っておくことなどが考えられます。あまりにも目をこすってしまう場合には、一時的にエリザベスカラーを付けることも有効です。 またシャンプーが目に入ることも原因になりえるので、お風呂に入れるときにも注意が必要です。 なりやすい犬種(好発犬種) 特にありません。どの犬種でもかかる可能性があります。 犬の目の病気一覧 緑内障(りょくないしょう) 白内障(はくないしょう) 結膜炎(けつまくえん) 角膜炎(かくまくえん) チェリーアイ 流涙症(りゅうるいしょう) 眼瞼外反症(がんけんがいはんしょう) 眼瞼内反症(がんけんないはんしょう) ホルネル症候群 ぶどう膜炎(ぶどうまくえん) マイボーム腺炎(まいぼーむせんえん) 水晶体脱臼(すいしょうたいだっきゅう) 網膜萎縮(もうまくいしゅく) 網膜剥離(もうまくはくり) 角膜潰瘍(かくまくかいよう) 角膜内皮ジストロフィー(かくまくないひじすとろふぃー) ドライアイ 眼瞼炎(がんけんえん) 逆さまつげ(さかさまつげ) 核硬化症(かくこうかしょう)

犬のリンパ腫を徹底解説!犬の病気を正しく知ろう犬の血液の病気

犬のリンパ腫を解説!症状・原因・治療・予防を知る

犬のリンパ腫の症状 犬のリンパ腫は、リンパ球が腫瘍化する病気です。体のどの部位のリンパが腫瘍化するかによって、症状が異なります。 最も多い「多中心型リンパ腫」では、下あごや腋の下、股の内側、膝の裏など、体表のリンパ節が何箇所も腫れます。元気がなくなる、食欲が低下するといった症状が見られることもあります。 症状が進むにつれて、運動不耐性(運動をしたがらないこと)や食欲不振、嘔吐や下痢が見られるようになります、末期では体が痩せていき、免疫力も低下し、肺炎や膀胱炎など、様々な感染症にかかりやすくなります。 その他に、胃、小腸、大腸に発生する「消化器型リンパ腫」や、胸の中のリンパ節が腫れる「縦隔型リンパ腫」、皮膚に発生する「皮膚型リンパ腫」などがあります。 リンパ腫はその重症度によって、ステージ1からステージ5に分類されます。ステージ5に近づくにつれて症状が悪化していきます。 犬のリンパ腫の原因 原因はいまだに明らかにされていませんが、遺伝的な要素が関与しているといわれています。 犬のリンパ腫の治療・予防 悪性のリンパ腫は全身性の病気であるため、外科治療は一般的ではありません。治療としては、抗がん剤による化学療法がメインとなります。およそ8割の犬に関しては、リンパ節の腫れが引くといいます。ただし化学療法を受けた犬の、2年後生存率は約25%です。 しかし化学療法の目的は、あくまでも犬のQOL(生活の質)を維持することであり、病気を治癒することではありません。完治しない場合でも、1年程度は長く生きられることもあります。犬の1年は人間の5年に相当するといわれているので大きな違いです。 また放射線治療が選択されることもあります。化学療法に反応しない腫瘍や縦隔にできた大きな腫瘍、もしくは孤立性の皮膚病変に対して行われます。 次に予防方法ですが、今のところ予防方法は発見されていません。早期発見・早期治療が何より大切です。発症しやすいといわれる犬種を飼っている場合は、日頃からあごやわきの下、足のつけ根などのリンパ節を含め、全身の皮膚に腫れやしこりがないか、愛犬のボディチェックを行いましょう。 なりやすい犬種(好発犬種) ゴールデン・レトリーバー ボクサー シーズー 犬の血液の病気一覧 リンパ腫(りんぱしゅ) バベシア症 低血糖症(ていけっとうしょう) 白血病(はっけつびょう) 低たんぱく血症(ていたんぱくけっしょう) 貧血(ひんけつ) 免疫介在性溶血性貧血(めんえきかいざいせいようけつせいひんけつ) 血小板減少症(けっしょうばんげんしょうしょう)

犬の鼻炎を徹底解説!犬の病気を正しく知ろう犬の鼻の病気

犬の鼻炎を解説!症状・原因・治療・予防を知る

犬の鼻炎の症状 鼻炎(びえん)とは、鼻の粘膜で炎症が起きている状態の病気です。 くしゃみや鼻水が症状として確認できます。鼻水は初期はサラサラしていますが、慢性化すると色も濃くネバネバしたものが出てくるようになります。くしゃみの回数や鼻水の量も増えていきます。鼻の中が詰まっているため、呼吸音にも異常が確認でき、ヒューヒューやズーズーといった音がすることもあります。鼻で呼吸するのが苦しくなり、口で呼吸をすることもあります。 目と鼻は鼻涙管(びるいかん)という管で繋がっています。そのため、目に涙が溢れて目やにや涙焼けを引き起こすこともあります。 さらに症状が慢性化し悪化すると、鼻の奥で膿が溜まり、副鼻腔炎(ふくびくうえん)という別の病気を発症することもあります。 犬の鼻炎の原因 鼻炎には様々な原因があり得ます。ウイルスや細菌などに感染した場合に発症することがあります。 その他に、鼻に異物が侵入し鼻の中が傷つくことで発症することもあります。異物には強めの芳香剤や塗料などがあります。 花粉やハウスダスト、イエダニなどにアレルギー反応を起こして発症する、アレルギー性鼻炎もあり得ます。また、鼻の中に腫瘍が発生し、その腫瘍が原因となる鼻炎もあれば、口腔内の疾患が起因して発症する鼻炎もあります。 犬の鼻炎の治療・予防 鼻炎の症状が確認されたら、まずは原因を正しく特定することが重要です。 異物が入り込んでいる場合には、原因となっている異物を取り除く治療を行います。細菌が原因の場合は、その細菌に有効な薬の投薬治療をすることもあります。仮に完治したとしても、再発リスクのある病気ですので、日頃から注意する必要があります。 定期的なワクチン接種によって、ウイルス感染が原因の鼻炎は予防が可能です。また日頃の食事など栄養管理に気を付けることで、発症のリスクを抑えることもできます。食生活にも注意し、ストレスを与えないように生活するなど、免疫力を高める努力も病気への対策として有効です。 また花粉やハウスダストなどのアレルギー反応による鼻炎は、飼い主も極力防ぐことができます。居住空間を清潔に保ち、花粉の多そうな場所を避けるために散歩ルートを変更するなど、意識して取り組むことで発症の可能性を下げることが可能となります。 なりやすい犬種(好発犬種) 特にありません。どの犬種でもかかる可能性があります。 犬の鼻の病気一覧 鼻炎(びえん) 副鼻腔炎(ふくびくうえん) 鼻腔狭窄症(びくうきょうさくしょう)

犬のケンネルコフ(伝染性気管気管支炎)を徹底解説!犬の病気を正しく知ろう犬の感染症の病気

犬のケンネルコフ(伝染性気管気管支炎)を解説!症状・原因・治療・予防を知る

犬のケンネルコフの症状 ケンネルコフは、呼吸器系の感染症で、伝染性気管気管支炎(でんせんせいきかんきかんしえん)とも呼ばれます。人の風邪と似たような症状が表れます。 発熱や発作のような咳が症状として表れます。ゲーゲーと吐くような咳が出るため外観でも分かりやすい症状といえます。ただし一日中咳をしない場合もあり、病気の発見が遅れることもあります。 重症化すると肺炎などの深刻な合併症につながることもあります。ケンネルコフは、ただの犬の風邪と捉えられがちですが、早期治療を心がけるようにしましょう。 犬のケンネルコフの原因 1つまたは複数のウイルスや細菌に感染することで、ケンネルコフを発症します。ウイルス・細菌の種類としては、犬インフルエンザや犬アデノウイルスⅡ型、気管支敗血症菌などがあります。複数のウイルスや細菌に感染すると、より症状が重度になっていきます。 空気感染するため、乾燥した環境の場合は感染する可能性が高まります。感染力も強いため、すでにケンネルコフを発症している犬から直接感染することもあります。 犬のケンネルコフの治療・予防 ケンネルコフに罹患した場合は、症状を和らげたり、二次感染を防ぐ目的で、抗生物質や咳止めなどを投与することが一般的です。数日から2週間ほど安静に過ごし、自然治癒を待ちます。 合併症を引き起こしている場合は、その合併症への治療を行います。 原因となるウイルスや細菌には、ワクチンによって予防可能なものもあります。動物病院で相談の上、定期的に予防接種をするようにしましょう。 また空気感染が原因の場合もあるため、咳をしている犬の近くに近寄らせないようにしたり、冬などの乾燥しやすい季節は特に部屋の保温や保湿を徹底するなど、日常生活でも配慮が大切です。 また犬が高齢になるほど免疫力が落ち、発症の可能性が高まります。体調管理には気をつけ、体が弱っているときには過度な外出を控えるなどの対処が必要になることもあります。 他の犬から感染する可能性もあるため、散歩中は咳をしている犬から離れるなどの気配りも重要です。多頭飼いをしている場合にケンネルコフを発症した愛犬がいる場合、しばらくその犬は隔離して他の犬と接触しないようにし、、その感染が広がらないように家を消毒するなどの環境整備も必要です。 犬の感染症の病気一覧 ケンネルコフ レプトスピラ症 ジステンパー 犬パルボウイルス感染症 コロナウイルス感染症 狂犬病(きょうけんびょう) ブルセラ症 イヌ伝染性肝炎(いぬでんせんせいかんえん) 破傷風(はしょうふう) クリプトコッカス症

犬の疥癬(ヒゼンダニ症)を徹底解説!犬の病気を正しく知ろう犬の皮膚の病気

犬の疥癬(ヒゼンダニ症)を解説!症状・原因・治療・予防を知る

犬の疥癬の症状 疥癬(かいせん)は、強い痒みを引き起こす皮膚疾患です。ヒゼンダニ症とも呼ばれます。イヌセンコウヒゼンダニという、顕微鏡を使わないと見えないような、とても小さなダニが原因で炎症を引き起こす皮膚疾患です。 この病気に罹患すると、初期は肌にかさぶたや発疹が確認できるようになります。耳やお腹など、体のあらゆる部分に症状が表れることもあります。数週間が経つと、犬には強い痒みを伴います。そのため、何度も肌を掻きむしったり噛んだりすることで、皮膚を傷つけてしまいます。 犬の疥癬の原因 主にすでにイヌセンコウヒゼンダニが寄生している犬との接触により感染するといわれています。稀に落下しているダニからも感染することもあります。 犬同士で触れ合うことで直接感染したり、ブラシやバリカン、タオルなどを共用で使うことでも間接的に感染します。 また犬に寄生したダニは、犬の皮膚に穴を掘り、そこで産卵を繰り返します。強い痒みを伴うのは、犬の皮膚にトンネルのような穴を掘り角質の中に入り込んでいくためです。 犬の疥癬の治療・予防 痒みが生じるなど症状だけでは他の皮膚疾患の疑いもあるため、動物病院ではまずどの皮膚病なのかを診断するための、特別な検査をします。ただし仮にその検査をしても、必ずダニが発見できるとは限りません。 運良くダニが見つかれば、治療に移ります。主にダニを駆除する薬を使用します。すでにダニが卵を産んでいる場合もあるため、治療期間は1ヶ月ほど必要になることもあります。 予防方法としては、イヌセンコウヒゼンダニを愛犬の周りに近づけないことが必要です。部屋をこまめに掃除したり消毒するなど、清潔な生活環境を維持することが有効です。 多頭飼いしている場合にある犬が感染したら、その犬は他の犬とは隔離して感染の拡大を防ぐことも重要です。 犬の皮膚の病気一覧 膿皮症(のうひしょう) 疥癬・ヒゼンダニ症(かいせん) アレルギー性皮膚炎(あれるぎーせいひふえん) 脂漏症(しろうしょう) アトピー性皮膚炎(あとぴーせいひふえん) 脂肪腫(しぼうしゅ) マダニ症 皮膚真菌症(ひふしんきんしょう) 天疱瘡(てんぽうそう) ノミ刺咬性皮膚炎(のみしこうせいひふえん) ノミアレルギー性皮膚炎(のみあれるぎーせいひふえん) 皮膚がん(ひふがん) アロペシアX

犬のフィラリア症(犬糸状虫感染症)を徹底解説!犬の病気を正しく知ろう犬の寄生虫の病気

犬のフィラリア症(犬糸状虫感染症)は治るの?予防方法と基礎知識を紹介!

犬のフィラリア症についてなんとなくは知っていても、具体的にどのよう予防や治療をしていけばいいかというのはなかなかわかりにくいですよね。 ここでは犬のフィラリア症について基礎知識や予防などをご紹介していきます! フィラリアってどんな病気? フィラリアの症状 フィラリア症は、犬糸状虫症(いぬしじょうちゅうしょう)とも呼ばれます。寄生虫の一種である犬糸状虫(いぬしじょうちゅう)と呼ばれる線虫が、肺動脈や心臓に寄生することで、犬の体調が悪化していきます。 初期には、外観にはあまり変化はありません。悪化していくと、徐々に何度も咳が出るようになったり、お腹が水が溜まり膨れるといった症状が表れるようになります。ここで発症に気づくことが多くなります。運動時に失神することもあります。 急性のフィラリア症だと、苦しそうに呼吸することもあります。重症の場合は、肝臓や腎臓などの主要な臓器に重度な障害を及ぼしたり、フィラリアの成虫が心臓内で絡まることで右心不全などの症状も表れます。 フィラリアの原因 フィラリア症は、蚊を媒介にして感染します。媒介する蚊の種類は、アカイエカ、トウゴウヤブカなど10種類以上います。 体内に子虫であるミクロフィラリアを持つ犬から血を吸った蚊が、別の犬の血を吸う際に体内にミクロフィラリアが入り込みます。このミクロフィラリアが成虫になり、さらにミクロフィラリアを生み出し、それを蚊が吸い…というサイクルを経て感染が広がっていきます。 (1)すでに感染した犬の体内にミクロフィラリアがいる (2)その犬から蚊が血を吸うことで、蚊の体内にミクロフィラリアが入り込む (3)蚊の体内で、ミクロフィラリアが成長する (4)その蚊が別の犬の血を吸い、蚊から犬の体内へとミクロフィラリアが入り込む (5)そのミクロフィラリアが、犬の体内で成虫のフィラリアになる 蚊がいる場所では、フィラリアへの感染の可能性が高まります。 夏場は蚊を避けられないため、予防していないと感染する確率は高まります。また川沿いなどは蚊が多いため、その分感染の可能性が高まります。散歩するときは気をつけましょう。 フィラリアに感染したら治るの? 結論から言うと、基本的に「完治する」ということはありません。 成虫の駆除は高確率で成功するようになってきてはいますが、症状が現れた時点で投薬によって成虫の駆除が終わってもフィラリアによって傷つけられた肺や心臓などのダメージは消えることはないのです。 勿論、必ず治りきらないというわけではありません。感染してから治療が始まった時期によっては、完治に近い状態まで治療や治癒ができる可能性もあります。 ですが、フィラリアによる症状から起きた生涯は「不可逆的」なものなので、基本的には完治はできないということを念頭に入れておきましょう。 フィラリアに効く薬ってどんなのがあるの? フィラリア症(またはフィラリア感染症)とは、フィラリアの成虫が心臓の右心室にある肺静脈に寄生し、血液の巡りを妨げて機能障害を起こす病気です。 なので、「フィラリアに効く薬」とは、フィラリア症によって引き起こされる症状自体の緩和や治療が行える薬というものではなく、フィラリア自体を駆除する作用のある薬を指します。要するに駆虫薬です。 また、この薬には予防薬と呼ばれるものもありますが、フィラリアの感染幼虫を体内に侵入させないためのものだけでなく、体内に侵入した幼虫を殺すための効果がある薬です。そのため、定期的に投与する必要があります。 この薬にはいくつか種類があり、内服薬、塗布薬(体に滴下するスポットタイプ)、注射薬の三種類があります。 その中でもよく使用されているのは「内服薬」です。 内服薬は月に1回の投与を行うことで皮膚の下に潜んでいるフィラリアを駆除する薬で、形状を大きく分けて「錠剤タイプ」「顆粒タイプ」「チュアブルタイプ」「ゼリータイプ」の4種類があります。 錠剤や顆粒タイプは通常の薬と同じように薬だけを飲み込ませることができ、チュアブルタイプは牛肉を素材に使用するなどして嗜好性を高める工夫をすることで、簡単に食べさせることができます。 内服薬の注意点は極まれに飼い主の見ていないところで吐き出してしまうことなので、投薬後はしばらく様子を見てあげるようにしましょう。吐き出してしまうと、もちろんですが予防の効果が見込めません。 また、最近では犬フィラリア以外にノミやダニも一緒に駆除できる薬や、ジャーキータイプで嗜好性の高い内服薬、1ヵ月効果が持続するスポットタイプ、1年間効果が持続する注射薬など、様々な薬の開発が進み、バリエーションも豊かになっています。 それぞれのタイプには利点と不利点もあるので、愛犬の好みや投薬に併せてかかりつけの獣医師に詳しい相談をしながら良い方法を選択するようにしましょう。 フィラリアの薬はどこで買うの? フィラリア予防薬は「要指示薬(ようしじやく)」といい、獣医の処方箋がないと手に入れられないため、動物病院でしか買うことができない薬です。 近年では海外から安く手に入れるために個人輸入をする方もいるようですが、副作用で愛犬の容態急変を引き起こす恐れもあるため、お勧めすることはできません。 また、前述していますが、フィラリアは基本的に完治しない「不可逆的」な症状の病気なので、薬で治すというよりは薬でフィラリアにかからないように病気予防をするという考えの方が自分や愛犬のためにも良いといえます。 購入の際はかかりつけの動物病院に相談をするようにしましょう。 フィラリアの予防はいつすればいいの? いずれの薬でも、皮膚の下や筋肉、脂肪で生活している時期の犬フィラリアの幼虫を駆除するものなので、投与の時期は決まっています。 蚊が居なくなったからといって投与をやめるとタイミングではないので、十分注意しましょう。 投与時期 投与を始める時期→蚊が飛ぶようになってから1ヵ月後 投与を終える時期→蚊がいなくなってから1ヵ月 投与期間 温かい地域の場合は投与期間が長く、寒い地域では逆に短くなるので、自分が住んでいる地域の気候に合わせた機関で投与する必要があります。 最後の一か月の投薬までしっかり行って駆虫をしないと、次の年に犬フィラリアが成虫になっており、心臓や肺動脈に寄生しているということになりかねません。注射薬であれば、この期間は効果が持続しなければなりません。 なお、指定された日に予防薬を投与し忘れた場合、数日程度であれば問題はありませんが、なるべくすぐに飲ませるようにし、半月ずれてしまった場合には、かかりつけの獣医師さんに相談するようにしましょう。 また、レジャーや散歩などで行く自然の多い場所では、投薬だけでなく、虫よけスプレーを使用することで媒体の蚊がなるべく近寄らないようにしてあげるなどのちょっとした気配りでできる予防方法もあります。 しかし、薬には副作用のある種類もあるので、肝臓を労わるためにサプリメントなども与えるごはんに混ぜてあげるなど、愛犬に合ったケアをしてあげると良いでしょう。(サプリメントは通販などで購入が可能です。) いかがでしたでしょうか。 「寄生虫」と聞いても現実味がそこまでありませんが、犬のフィラリア症は以外と身近にあり、危険性も強い病気です。 この記事を通してその危険性や予防の大切さを伝えることができたのなら幸いですが、更にフィラリア症予防に対する意識を深め、予防を受けることに強く意識を持っていただけたのなら本懐だといえます。 大切な愛犬のためにも、フィラリア症の予防はしっかりと受けるようにしましょう。 犬の寄生虫の病気一覧…

犬のジステンパーを徹底解説!犬の病気を正しく知ろう犬の感染症の病気

犬のジステンパーを解説!症状・原因・治療・予防を知る

犬のジステンパーの症状 犬のジステンパーとは、犬ジステンパーウイルスに感染することによって発症する感染症です。潜伏期間は4~7日で、発熱から始まり、その後、呼吸器、消化器、皮膚、神経などのさまざまな症例があらわれ、致命率・感染力共に高い病気です。 現れる症状として、、鼻汁、くしゃみ、結膜炎、食欲不振、白血球減少などに加え、重症化すると下痢や血便、肺炎が起こります。一部は痙攣や震えなどの強い神経症状が出現することもあり、神経症状を耐過しても、後遺症が残ることもあります。 また、鼻や四肢肉球の角質化が見られることもある。ワクチン未接種犬の死亡率は、神経症状がでると90%と高く、幼齢犬で約50%と報告があります。 ただし、犬ジステンパーウイルスに感染しても、ワクチンを接種している比較的体力(免疫力)のある犬の多くは、ほとんど無症状かケンネルコフのような軽い呼吸器症状ですみます。しかし、ワクチン未接種の犬や、その中でも特に免疫力の少ない子犬や老犬、他の病気で体力が弱っている犬は、注意が必要です。 犬のジステンパーの原因 犬ジステンパーに感染する原因としては、感染犬との直接接触や、鼻汁や唾液、目やになどの分泌物、糞便や尿などの排泄物との接触、飛沫の吸入などがあげられます。伝染力は比較的強く、ワクチン未接種の多頭飼育下では急速に感染が成立すると言われています。 犬のジステンパーの治療・予防 効果的な治療法はないので、点滴や輸血、抗生剤、抗けいれん剤投与などの対症療法を行います。また、二次感染防止に抗菌投与も行います。 予防方法としては、ワクチン接種が最も有効です。特に飼い始めの子犬の場合は、適切な時期・回数のワクチンを接種することが大切です。具体的には、生後6~12週程で母親からの移行抗体が失われ、感染しやすい状態になるためこの時期にしっかりとワクチン接種を行うことが大切です。 また、感染してしまった場合は、感染犬を隔離し消毒を徹底しましょう。犬ジステンパーウイルスは一般的な消毒剤で死滅します。 まずは、動物病院に相談してワクチン接種を受けるようにしましょう。 犬の感染症の病気一覧 ケンネルコフ レプトスピラ症 ジステンパー 犬パルボウイルス感染症 コロナウイルス感染症 狂犬病(きょうけんびょう) ブルセラ症 イヌ伝染性肝炎(いぬでんせんせいかんえん) 破傷風(はしょうふう) クリプトコッカス症

犬のジステンパーを徹底解説!犬の病気を正しく知ろう犬の腫瘍の病気

犬の骨肉腫を解説!症状・原因・治療・予防を知る

犬の骨肉腫の症状 犬の骨肉腫(こつにくしゅ)とは、骨にできる悪性の腫瘍のことです。稀に良性の腫瘍であることもあるようですが、ほとんどが悪性だと思って良いでしょう。犬の原発性の骨腫瘍としては約80%が四肢骨に認められ、なかでも骨幹端に多く発生します。 大型犬~超大型犬に多く発生が見られます。年齢的には、8歳以上の老齢犬に認められますが、2歳前後の若齢犬にも認められます。また骨肉腫は進行が早く、ほとんどが肺に転移するといわれています。 症状としては、痛みのため足を引きずる行為が多く見受けられます。足を引きずる行為は徐々に進行し、重症化すると全く負重することができなくなり、四肢を支えている筋肉が排薄化していきます。 また腫瘍が進行すると肺への転移が起こり、呼吸症状などの全身症状が生じることもあります。 犬の骨肉腫の原因 犬の骨肉腫の原因は明らかにはなっていません。 ただし、老齢の大型犬が多く発症します。具体的な犬種としては、ゴールデン・レトリーバー、グレート・ピレニーズ、ラブラドール・レトリーバー、シベリアン・ハスキーなどがあげられます。 犬の骨肉腫の治療・予防 骨肉腫の治療における第一の選択肢は、外科的な断脚です。激しい痛みから解放するためには、骨を含めた広範囲な切除が必須です。なぜなら、痛みはストレスとなり生体の免疫力を低下させ腫瘍の増殖を助長させてしまうからです。 切除に関しては、一般的に前肢の場合は肩甲骨を含めて断脚し、後肢では大腿骨頭から断脚されます。ただし、手術後の予後はそれほどよくはなく、余命は半年あるかどうかで、化学療法を併用した場合でも10ヶ月程度です。 術後は生活の負担を減らすために、義肢を装着してあげることも検討してあげてください。 患部の肢の温存療法は、その部位によっては可能ではありますが、合併症を伴うことが多いため、推奨はされません。全身的な化学療法は、転移や腫瘍の増殖を遅らせるための補助療法として用いられます。 また予防方法に関しては、明確な予防は残念ながら現在はありません。骨肉腫と判断されたときには、すでに肺に転移していることが多いといわれています。少しでも、足が腫れていたり、足を引きずって歩くような仕草が見受けられた場合は、すぐに動物病院に連れて行きましょう。 日頃からマッサージをすることで、しこりを見つけるなど、異常を早めに知ることも可能です。普段から愛犬とのコミュニケーションを欠かさないようにしましょう。 なりやすい犬種(好発犬種) ラブラドール・レトリーバー ゴールデン・レトリーバー グレート・ピレニーズ 犬の腫瘍の病気一覧 肥満細胞腫(ひまんさいぼうしゅ) 骨肉腫(こつにくしゅ) 扁平上皮がん(へんぺいじょうひがん) 血管肉腫(けっかんにくしゅ) 乳がん(にゅうがん) 肛門周囲腺腫(こうもんしゅういせんしゅ) 精巣腫瘍(せいそうしゅよう) 乳腺腫瘍(にゅうせんしゅよう)

犬の血管肉腫を徹底解説!犬の病気を正しく知ろう犬の腫瘍の病気

犬の血管肉腫を解説!症状・原因・治療・予防を知る

犬の血管肉腫の症状 犬の血管肉腫(けっかんにくしゅ)とは、血管内皮細胞由来の悪性腫瘍のことです。この腫瘍は、血管が存在するすべての臓器で発生する可能性はあるが、特に好発部位としては、脾臓や右心房、あるいは皮下織に多く発生が見られます。 血管肉腫は転移率が高く、転移は多くの臓器に認められているが、主に肝臓と肺に多く起こりやすい。発生年齢では9~10歳の高齢犬によく発生する。また、腫瘍が破裂してお腹の中に出血し、死に至る怖い腫瘍でもあります。 症状としては、腫瘍の場所によっても異なります。もっとも確率の高い脾臓に腫瘍できた場合は、嘔吐・下痢・腹痛といった症状を引き起こします。心臓(主に右心房)に腫瘍ができた場合は、心臓と胸膜に溜まった水のせいで、呼吸困難、咳など心不全の症状全般を引き起こします。 犬の血管肉腫の原因 犬の血管腫瘍の原因として考えられるものは、紫外線、後発的な傷、遺伝などが考えられます。 紫外線に関しては、紫外線が細胞内のDNAに当たるとミクロな傷ができ、これが分裂すると、正常ではない細胞が徐々に増えます。血管肉腫は被毛の薄い腿の内側や腹部に、長時間にわたって日光を受けると発症しやすいといわれていることから、紫外線がガンの発生にかかわっていると推測されます。 また、遺伝に関しては、これまでの研究で血管肉腫にかかりやすい犬種がいくつか知られています。その例として、ゴールデン・レトリーバー、ボクサー、ジャーマンシェパードなどがあげられます。 犬の血管肉腫の治療・予防 皮膚における孤立性の血管腫瘍の第一選択肢は、外科的な摘出です。広範囲における腫瘍を無事に完全に摘出できれば術後の生活は送ることができます。また、外科的に取りきれない場合は、取り残した腫瘍に放射線を照射することも必要です。 しかし、肝臓・脾臓・心臓に発生した場合は、遠隔転移する可能性が高く予後は極めて悪い。外科的に摘出できる場合は、積極的に行い、化学療法(抗癌剤)による全身治療を併用することが重要です。 予防方法としては、飼い主が日頃から、病気の早期発見を兼ねてマッサージするなどがあげられます。普段からマッサージなどで愛犬に触れる機会があると、いち早く皮膚の病変を見つけることができます。 犬のマッサージなどを参考にしながら、痛がる部位やコリコリした場所がないかどうかなどを注意深く観察しましょう。「怪しい」と思ったらすぐに動物病院につれて行きましょう。 なりやすい犬種(好発犬種) ジャーマン・シェパード ゴールデン・レトリーバー ボクサー 犬の腫瘍の病気一覧 肥満細胞腫(ひまんさいぼうしゅ) 骨肉腫(こつにくしゅ) 扁平上皮がん(へんぺいじょうひがん) 血管肉腫(けっかんにくしゅ) 乳がん(にゅうがん) 肛門周囲腺腫(こうもんしゅういせんしゅ) 精巣腫瘍(せいそうしゅよう) 乳腺腫瘍(にゅうせんしゅよう)

犬の馬尾症候群を徹底解説!犬の病気を正しく知ろう犬の脳・脊髄・神経の病気

犬の馬尾症候群を解説!症状・原因・治療・予防を知る

犬の馬尾症候群の症状 犬の馬尾症候群(ばびしょうこうぐん)は、犬の神経の集合体である「馬尾」と呼ばれる部分の神経が障害される病態のことをいいます。 犬の背骨の中を走っている脊髄は、腰の骨を構成している腰椎の内、上から5番目に当たる第五腰椎くらいで終わっています。そこから下に向かってしっぽの先まで伸びている神経の束が「馬尾」(ばび)です。 主な症状としては、馬尾の部位の痛み、後肢の歩様や尾の動かし方の異常、排尿排便困難などが認められます。後肢の震えや、後肢の爪の毛削れなどが認められることもあります。運動を嫌がったり、尻尾の付け根を触ると嫌がるのはこの症状のせいかもしれません。 犬の馬尾症候群の原因 馬尾症候群の原因としてあげられることは、椎間板ヘルニアや脊椎をつなぐ靭帯の肥厚、脊椎の炎症や変形、腫瘍などがあります。また、先天的に椎骨が奇形の場合なども機能を損なってしまい、馬尾症候群を引き起こす可能性があります。 犬の馬尾症候群の治療・予防 馬尾症候群の治療方法は、先天性か後天性かによって変わってきます。馬尾症候群が先天的な奇形の結果として生じている場合は、自然治癒することがないため外科手術の適用となります。 具体的には、第七腰椎と第一仙椎の後面に位置する椎弓(ついきゅう)と呼ばれる部位を切って、脊髄や神経に対する圧迫を取り除く方法や、椎間関節(ついかんかんせつ)と呼ばれる背骨間の関節を切って神経の根元をリリースするといった方法があります。 馬尾症候群が後天的な外傷によって生じた場合は、神経の機能が自然に回復するまで、しっぽや腰への負担を減らして安静を心がけます。安静にしていると症状も和らぎ回復が見込めます。しかし、排泄機能が回復するまでは、尿道カテーテルや膀胱カテーテルで膀胱内に溜まった尿を定期的に空にしたり、浣腸や軟便剤で直腸を空にするといった、排泄の補助が必要です。 なりやすい犬種(好発犬種) ジャーマン・シェパード・ドッグ ゴールデン・レトリーバー ラブラドール・レトリーバー トイ・プードル 犬の脳・脊髄・神経の病気一覧 椎間板ヘルニア(ついかんばんへるにあ) てんかん 認知症(にんちしょう) 水頭症(すいとうしょう) ナルコレプシー 脳腫瘍(のうしゅよう) 肝性脳症(かんせいのうしょう) 馬尾症候群(ばびしょうこうぐん) 脳炎(のうえん)

犬の水頭症を徹底解説!犬の病気を正しく知ろう犬の脳・脊髄・神経の病気

犬の水頭症を解説!症状・原因・治療・予防を知る

犬の水頭症の症状 犬の水頭症(すいとうしょう)とは、髄膜の間と脳室および脊髄中心管の中を満たしている脳脊髄液という液体が、必要以上に増加したり、流れの途中で堰きとめられて脳質や髄膜の隙間が拡張することにより脳を圧迫する病気のことです。 症状としては、脳障害の症状であり、落ち着きがない、しつけが困難、不活発などといった知能や行動の異常、旋回運動や歩様の異常、てんかん発作、視覚障害などがよく認められます。先天的な例では、外貌にも特徴があらわれ、丸いドーム型の顔の頭、両眼の腹外方斜視が認められます。 犬の水頭症の原因 犬の水頭症の原因は先天的なものと後天的なものとの2パターンがあります。先天的な原因は出生前のウイルス感染や発育不全などがあります。後天的な原因は、事故などによる頭部の外傷、脳炎、脳腫瘍などです。 また、チワワ、マルチーズ、ポメラニアンなどのトーイ犬種、パグやペキニーズなどの短頭種などにおいて発生率が高いといわれてます。 犬の水頭症の治療・予防 治療としては、内科治療と外科治療の2種類があります。内科治療は、脳脊髄液の産生を抑えて脳内の圧力を低下させる薬剤(副腎皮質ホルモン薬や高圧利尿剤)を用いる治療です。外科治療は、貯留した脳脊髄液を腹腔へ流すためのチューブを設置する治療です。 手術により劇的に症状が改善することがあります。脳脊髄液は産生され続けるため、水頭症の診断ならびに治療を早期に施すことが、脳のダメージを最小限に抑えるために必要です。また、水頭症は再発のリスクがあるので、注意しましょう。 予防方法に関してですが、今のところ予防策はありません。しかし、症状が現れるのは若いうちが多いようですので、万が一症状が出たら早期発見できるように幼いころから注意深く観察するようにしましょう。 なりやすい犬種(好発犬種) チワワ トイ・プードル ポメラニアン ヨークシャー・テリア シーズー ペキニーズ 犬の脳・脊髄・神経の病気一覧 椎間板ヘルニア(ついかんばんへるにあ) てんかん 認知症(にんちしょう) 水頭症(すいとうしょう) ナルコレプシー 脳腫瘍(のうしゅよう) 肝性脳症(かんせいのうしょう) 馬尾症候群(ばびしょうこうぐん) 脳炎(のうえん)

犬の脳炎を徹底解説!犬の病気を正しく知ろう犬の脳・脊髄・神経の病気

犬の脳炎を解説!症状・原因・治療・予防を知る

犬の脳炎の症状 犬の脳炎(のうえん)とは、脳の腫瘍や事故による脳への衝撃、ウイルス感染などが原因で、脳に炎症が起きる病気です。 主な症状としては、脳炎の起こっている脳の罹患部によってさまざまですが、痙攣、体の硬直、発作、発熱、ふらつきなどの行動異常、歩様および姿勢の異常、視力の低下、などがあります。多くの場合、同時に複数の症状が見られます。 ジステンパーウイルスが原因の脳炎では、けいれんを起こして泡を吐き、失禁することもあります。 犬の脳炎の原因 脳炎には、細菌やウイルス、真菌や原虫などが原因で起こる感染性脳炎と免疫異常が原因と考えられてはいるが原因が不明で発症する特発性脳炎の2種類があります。 感染性脳炎の代表的な原因は、ジステンバーウイルス、トキソプラズマ(原虫)、クリプトコッカス(真菌)、各種細菌です。 犬の脳炎の治療・予防 脳炎は一度発症すると完治することは難しいと言われています。腫瘍やウイルス感染など、原因となる病気を薬や手術で治療します。 脳炎の診断にはMRI検査が適しています。MRIにより、脳の形態や炎症が起こっている部位を確認できるためです。しかし、この検査は原則的に全身麻酔を必要とします。 脳炎の治療は、感染原因が特定できた場合には、それらに対する薬物を用いることが必要です。免疫の関与が考えられる場合には、免疫を抑制する治療を行います。いずれの場合も、症状として発作が認められたときには、抗てんかん薬の併用が必要になります。 脳炎は、近年獣医療にMRIが導入されたことにより、発見数が飛躍的に増えている病気であり、この病気においても、早期診断、早期治療が大切だと言えるでしょう。 なりやすい犬種(好発犬種) パグ チワワ ポメラニアン シーズー マルチーズ 犬の脳・脊髄・神経の病気一覧 椎間板ヘルニア(ついかんばんへるにあ) てんかん 認知症(にんちしょう) 水頭症(すいとうしょう) ナルコレプシー 脳腫瘍(のうしゅよう) 肝性脳症(かんせいのうしょう) 馬尾症候群(ばびしょうこうぐん) 脳炎(のうえん)

犬のブドウ膜炎を徹底解説!犬の病気を正しく知ろう犬の目の病気

犬のブドウ膜炎を解説!症状・原因・治療・予防を知る

犬のブドウ膜炎の症状 犬のブドウ膜炎(ぶどうまくえん)とは、虹彩、毛様体、脈絡膜のいずれかで炎症を起こす病気のことです。そもそもブドウ膜炎とは、目の構造の虹彩、毛様体、脈絡膜の総称のことなのです。 現れる主な症状としては、涙が流れる、目が痙攣する、強い光を受けると目が痛むなどがあります。他には、低眼圧、結膜充血、房水混濁、角膜混濁、縮瞳、眼内出血です。犬は目ヤニや涙が多く流れることで、痛みを感じて目をこすったり、まぶしそうに目を細めたりするようになります。 犬のブドウ膜炎の原因 ブドウ膜は、血管に富んだ組織です。ブドウ膜炎は外傷、角膜炎、子宮蓄膿症などで起こることがあります。原因ははっきりしないことが多いのですが、全身疾患が原因の場合は両目に症状が出ることが多くなります。 ほかに考えられる原因としては、免疫介在性、特発性、代謝異常、感染性、毒性、外傷、腫瘍関連性などが考えられます。 犬のブドウ膜炎の治療・予防 治療方法としては、原因がはっきりとわかればその治療をしていくことになりますが、すぐに特定できないことが多く、点眼や内服によるステロイド剤での消炎治療や結膜下注射が基本になります。 別の疾病によってブドウ膜炎が引き起こされている場合は、そうした基礎疾患への治療が施されます。また、感染症が原因の場合は抗生物質、抗真菌薬、駆虫薬の投与、角膜炎や結膜炎が原因の場合はまずそれらの疾患に対する管理が優先されます。 なりやすい犬種(好発犬種) 特にありません。どの犬種でもかかる可能性があります。 犬の目の病気一覧 緑内障(りょくないしょう) 白内障(はくないしょう) 結膜炎(けつまくえん) 角膜炎(かくまくえん) チェリーアイ 流涙症(りゅうるいしょう) 眼瞼外反症(がんけんがいはんしょう) 眼瞼内反症(がんけんないはんしょう) ホルネル症候群 ぶどう膜炎(ぶどうまくえん) マイボーム腺炎(まいぼーむせんえん) 水晶体脱臼(すいしょうたいだっきゅう) 網膜萎縮(もうまくいしゅく) 網膜剥離(もうまくはくり) 角膜潰瘍(かくまくかいよう) 角膜内皮ジストロフィー(かくまくないひじすとろふぃー) ドライアイ 眼瞼炎(がんけんえん) 逆さまつげ(さかさまつげ) 核硬化症(かくこうかしょう)

犬の中耳炎を徹底解説!犬の病気を正しく知ろう犬の耳の病気

犬の中耳炎を解説!症状・原因・治療・予防を知る

犬の中耳炎の症状 犬の中耳炎(ちゅうじえん)とは、耳の奥にある中耳(ちゅうじ)と呼ばれる部位に炎症が発生しておきる病気のことです。犬の場合は外耳炎も併発していることが多くあるようです。外耳炎と似た症状が表れるため、中耳炎は見過ごされやすい病気といえます。普段から愛犬をよく観察し、早期発見できるようにしましょう。 症状としては、耳に強い痛みが出ることから触られるのを嫌がったり、中耳炎を発症している耳の側に頭を傾けるなどの動作をすることがあります。他にも、頭を振る、後ろ足で耳を掻く、口をあけるのを嫌がる、などの症状が起きることもあります。 中耳炎では、神経にまつわる症状がでることもあります。この場合、顔面麻痺や目の交感神経に炎症が確認できます。 犬の中耳炎の原因 犬の中耳炎が起こる原因としては、外耳炎が進行して中耳炎になる場合が一定数あるようです。そのため、外耳炎になりやすい犬種が、そのまま中耳炎にもなりやすいです。 他には、鼓膜に穴が開いてしまったりウイルスや細菌が中耳にまで広がって起きることもあるようです。 犬の中耳炎の治療・予防 中耳炎の治療方法は、どのような原因で発症したかによって分かれます。 多くの場合は外耳炎から悪化する場合であり、この場合は炎症の原因の菌を調べて、鼓室胞洗浄および抗生物質の全身投与でその駆除を行います。しかし、耳道の狭窄を併発している場合は、耳道が閉鎖していてこの治療を実行できない場合があります。 また、マラセチア、ブドウ球菌によるものは抗生剤を投与し、炎症をおさえるために消炎剤も使用します。それでも良くならない場合や腫れがひどい場合などは、外耳道切開という手術を行います。この手術は、外耳道を縦に切ることで耳の汚れを取りやすくして不快感を減らすものです。 その他に、原因がアレルギーや、甲状腺機能低下症などの場合はその病気の治療が必要です。 中耳炎の予防方法としては、耳をこまめに掃除し、きれいに保っておくことです。しかし耳の掃除のしすぎは、耳の内部を傷つけてしまい、逆効果のため気をつけましょう。 なりやすい犬種(好発犬種) ミニチュア・ダックスフンド ゴールデン・レトリーバー ラブラドール・レトリーバー アメリカン・コッカー・スパニエル 犬の耳の病気一覧 外耳炎(がいじえん) 中耳炎(ちゅうじえん) 内耳炎(ないじえん) 耳血腫(じけつしゅ) 耳ダニ感染症(みみだにかんせんしょう) 耳腫瘍(みみしゅよう)

犬の天疱瘡を徹底解説!犬の病気を正しく知ろう犬の皮膚の病気

犬の天疱瘡を解説!症状・原因・治療・予防を知る

犬の天疱瘡の症状 犬の天疱瘡(てんぽうそう)は、皮膚の表皮と粘膜上皮をくっつける「デスモグレイン」というたんぱく質を、なんらかの原因で免疫系統が異物とみなしてしまい、自ら攻撃してしまうことで発症する皮膚病です。 症状としては、健康な皮膚にさまざまな大きさの水ぶくれができます。皮膚と粘膜に大きなびらんをつくる尋常性天疱瘡と、小さな水泡ができて落ち葉のように皮膚がはがれ落ちる落葉状天疱瘡があります。 尋常性では口の中や目の周囲の粘膜に症状があらわれますが、落葉状では粘膜は侵されず、鼻や耳に症状がみられることが多いと言われています。 病状が重くなるとかさぶたや脱毛が発生します。かゆみはあまりないようですが、かさぶたがはがれるとその部位が化膿して痛みを伴うことがあります。紫外線が関係しているとも言われていて、白い毛の犬に比較的多いようです。 犬の天疱瘡の原因 天疱瘡の原因は、「デスモグレイン」を攻撃してしまうことによって発生するのですが、それ以上の原因はいまだにはっきりとはわかっていません。 しかし、天疱瘡には先天性のものと後天性のものとがあります。先天性の天疱瘡の原因はなんらかの遺伝要素がかかわっていると考えられています。後天性の天疱瘡には2種類あり、紫外線によるものと継続的な薬物投与によるものです。 犬の天疱瘡の治療・予防 犬の天疱瘡の治療方法としては、まず抗生物質で細菌感染に対する治療を行います。そして、ステロイドや免疫抑制剤の投与を行います。残念なことに治療は長期間にわたることがほとんどであり、生涯にわたって投薬治療が続くことも少なくありません。 予防としては、紫外線をなるべく避けることが大切だと考えられます。また、発症してしまうと長期間にわたってしまうので、初期症状を見逃さずに早期発見できるように心がけましょう。 なりやすい犬種(好発犬種) 秋田犬 ドーベルマン ニューファンドランド ミニチュア・ダックスフンド 犬の皮膚の病気一覧 膿皮症(のうひしょう) 疥癬・ヒゼンダニ症(かいせん) アレルギー性皮膚炎(あれるぎーせいひふえん) 脂漏症(しろうしょう) アトピー性皮膚炎(あとぴーせいひふえん) 脂肪腫(しぼうしゅ) マダニ症 皮膚真菌症(ひふしんきんしょう) 天疱瘡(てんぽうそう) ノミ刺咬性皮膚炎(のみしこうせいひふえん) ノミアレルギー性皮膚炎(のみあれるぎーせいひふえん) 皮膚がん(ひふがん) アロペシアX

犬の脂漏症を徹底解説!犬の病気を正しく知ろう犬の皮膚の病気

犬の脂漏症を解説!症状・原因・治療・予防を知る

犬の脂漏症の症状 犬の脂漏症(しろうしょう)は、マラセチアと呼ばれる酵母菌の一種によって引き起こされる皮膚炎のことです。「マラセチア皮膚炎」や「脂漏症皮膚炎」とも呼ばれています。 症状は大きく分けて2つのパターンに分けることができます。脂っぽくなるタイプと乾燥するタイプの2つです。 脂っぽくなるタイプでは、皮膚がたるんでシワになったところに、脂性のふけが出て、かゆみとにおいがきつくなります。べたつきが激しくなると、皮膚のさまざまな場所に広がり、おなか、耳、目の周りなどが脂でべたつきます。外耳炎を伴うことが多いようです。 乾燥するタイプの脂漏症は、乾燥したふけが多く出て、被毛も乾燥してツヤが失われてきます。 どちらのタイプも症状が悪化すると、細菌や酵母の感染が起こり、皮膚が赤くなることや厚く黒ずむこともあります。 また、ほかの皮膚炎を併発している場合は、脱毛や発疹などが見られることもあります。 犬の脂漏症の原因 脂漏症の原因となっているのがマラセチアです。マラセチアは通常は、外耳道、肛門嚢、指の間、皮膚粘膜などに生存している酵母菌なのですが、何らかのきっかけで突如病原体になってしまうことがあるのです。この突如として起きる変化の要因は定かではありませんが、要因として考えられるものがいくつかあります。 遺伝 脂漏症を発症しやすい犬種がいくつか発見されています。トイプードル、シーズー、イングリッシュセター、 バセットハウンド、シルキーテリア、ダックスフントやジャーマンシェパードなどです。 食生活 摂取する食事の内容に脂質の多すぎ・少なすぎ、ビタミン・ミネラルの不足があると脂漏症を引き起こしやすくなる可能性があります。 アレルギー アトピー性皮膚炎や接触性アレルギーを起こしやすい犬は脂漏症を発症しやすいと言われていて、アレルギー体質が何らかの関わりを持っている可能性があります。 ブドウ球菌 皮膚の常在菌であるブドウ球菌と共生関係にあると考えられています。何らかの理由でブドウ球菌が多くなりすぎたり少なくなりすぎたりすると、共生しているマラセチアの生活リズムが崩れ、異常増殖につながってしまう可能性があります。 犬の脂漏症の治療・予防 まず、脂漏症の根底にどんな病気があるのか、それとも先天的なのかを検査で調べる必要があります。原因となる病気があればそれを治療しましょう。 また、発症してしまった際の対処法としては、脂漏症に効果のあるシャンプーを使うようにしましょう。乾燥するタイプの場合は、皮膚の角質を溶解する成分と、保湿剤やエモリエントを配合したシャンプーを使用します。脂っぽくなるタイプのものに対しては、角質溶解剤と、角質の増殖を抑えるシャンプーを使い、できるだけ脂を抑えることが大切です。また毛刈りが必要なこともあります。 なりやすい犬種(好発犬種) アメリカン・コッカー・スパニエル アイリッシュセッター ウエスト・ハイランド・ホワイト・テリア ラブラドール・レトリーバー ドーベルマン イングリッシュ・スプリンガー・スパニエル シーズー 犬の皮膚の病気一覧 膿皮症(のうひしょう) 疥癬・ヒゼンダニ症(かいせん) アレルギー性皮膚炎(あれるぎーせいひふえん) 脂漏症(しろうしょう) アトピー性皮膚炎(あとぴーせいひふえん) 脂肪腫(しぼうしゅ) マダニ症 皮膚真菌症(ひふしんきんしょう) 天疱瘡(てんぽうそう) ノミ刺咬性皮膚炎(のみしこうせいひふえん) ノミアレルギー性皮膚炎(のみあれるぎーせいひふえん) 皮膚がん(ひふがん) アロペシアX

犬のアトピー性皮膚炎を徹底解説!犬の病気を正しく知ろう犬の皮膚の病気

犬のアトピー性皮膚炎を解説!症状・原因・治療・予防を知る

犬のアトピー性皮膚炎の症状 アトピー性皮膚炎(あとぴーせいひふえん)とは、眼や口の周り、耳、脇の下、お腹、四肢の先端などに激しいかゆみや皮膚の赤みなどを引き起こす病気です。 この病気はアレルギーによる皮膚病のひとつで、本来であれば大きな害を示さない物質に対して体が異常に反応してしまうことにより、さまざまな症状が出ます。多くは5歳くらいまでの年齢が若い犬に発症するといわれています。 強いかゆみがあるため、皮膚をひっかいたり、噛んだり舐めたりする場合が多くなってしまいます。それにより皮膚が傷つき、化膿することもあるので注意する必要があります。皮膚の状態が悪くなることで、脱毛や被毛の色が変色したりする場合もあります。 また、膿皮症や脂漏性皮膚炎などの二次的な皮膚疾患、外耳炎や結膜炎などの合併症を引き起こす可能性もあります。 犬のアトピー性皮膚炎の原因 原因としては、アトピー素因のある犬が、空気中に漂うスギやブタクサなどの植物の花粉やハウスダストマイトやカビ(真菌)の胞子などのアレルゲンを吸い込み、それらに体内の免疫が過剰にはたらくことが原因で起こります。吸い込むことが原因なのではなく、アレルゲンが皮膚の中で反応することが原因といわれています。 また、皮膚のバリア機能や保湿力が低下していることも、発症の1つの原因となります。 犬のアトピー性皮膚炎の治療・予防 根本的に治すことが難しいといわれています。治療方法は大きく分けると3つです。環境の改善、皮膚のケア、薬による体質・症状の管理です。 環境の改善とは、原因物質をなくすことであるが、家のチリや植物の花粉などを犬に全く接触させないということは、現実的には不可能です。ただし、シャンプーを頻繁に行うことにより、体表のアレルゲンを減らすことはできるかもしれません。 皮膚のケアとは、アトピー性皮膚炎を抱える多くの犬が低下している皮膚バリア機能を回復させれば、アレルゲンが皮膚の中に侵入することを防ぐことができ、症状を緩和することができます。この際のシャンプーや保湿剤の選択は獣医師に相談したほうが良いでしょう。 薬による治療では、炎症を軽減する目的でステロイドや抗ヒスタミン薬などが投与されます。 犬の皮膚の病気一覧 膿皮症(のうひしょう) 疥癬・ヒゼンダニ症(かいせん) アレルギー性皮膚炎(あれるぎーせいひふえん) 脂漏症(しろうしょう) アトピー性皮膚炎(あとぴーせいひふえん) 脂肪腫(しぼうしゅ) マダニ症 皮膚真菌症(ひふしんきんしょう) 天疱瘡(てんぽうそう) ノミ刺咬性皮膚炎(のみしこうせいひふえん) ノミアレルギー性皮膚炎(のみあれるぎーせいひふえん) 皮膚がん(ひふがん) アロペシアX

犬の椎間板ヘルニアを徹底解説!犬の病気を正しく知ろう犬の脳・脊髄・神経の病気

犬の椎間板ヘルニアを解説!症状・原因・治療・予防を知る

犬の椎間板ヘルニアの症状 椎間板ヘルニア(ついかんばんへるにあ)は、背骨の間に複数ある椎間板(ついかんばん)が、背骨に囲まれている脊髄を圧迫する病気です。ヘルニアとは、骨や臓器など体内のある器官が、本来あるべき場所からズレている状態を指す病気です。その中でも椎間板がズレてしまう病気が、椎間板ヘルニアです。 椎間板の中心部には、髄核と呼ばれる物質が存在しています。その髄核が周りの線維から飛び出したものをハンセンⅠ型と呼びます。線維が変形し膨らんだものをハンセンⅡ型と呼びます。 症状としては、階段を上るのを嫌がる、神経麻痺によって足を引きずる、腰や足にジンジンするような痛みを感じているため、そのような痛みを感じないように頭を下げながら生活する様子が確認できます。犬にとっては痛みを感じるため、その痛みを避けるような行動をしていれば、椎間板ヘルニアを発症している可能性があります。 犬の椎間板ヘルニアの原因 活動的な生活を送っていると発症することがあります。体を過度にねじったり、全力で走ったりといった行動も遠因となります。肥満体型の場合でも、関節に負荷をかけてしまうため、発症の可能性が高まります。 老化によって線維が弱くなり、発症することもあります。 一方で、ミニチュア・ダックスフンドやコーギーのように胴体が長く足が短い犬種は、若い頃から発症することも多いため、注意が必要です。ただし、その他の犬種でも発症することもあります。 犬の椎間板ヘルニアの治療・予防 治療としては、鎮痛剤を投与しつつ、一か月程度は安静に過ごす内的治療が行われます。 重症の場合には、椎間板の飛び出している部分を根本的に治療する外科治療が行われることもあります。 自力歩行が難しくなるまで悪化している場合は、外科治療を行うこともあります。手術後は水泳などのリハビリも欠かさず行い、日常生活に復帰できるように促します。 予防として、極度に激しい運動は避けるようにしましょう。また肥満防止のため食生活などに注意し、脊椎への負担を極力減らすように心がけましょう。 滑りやすい床で生活していると腰に負担がかかるので、滑りにくいマットを敷くなど、居住空間を愛犬に合わせることも有効です。 なりやすい犬種(好発犬種) ミニチュア・ダックスフンド コーギー フレンチ・ブルドッグ 犬の脳・脊髄・神経の病気一覧 椎間板ヘルニア(ついかんばんへるにあ) てんかん 認知症(にんちしょう) 水頭症(すいとうしょう) ナルコレプシー 脳腫瘍(のうしゅよう) 肝性脳症(かんせいのうしょう) 馬尾症候群(ばびしょうこうぐん) 脳炎(のうえん)

犬の膝蓋骨脱臼を徹底解説!犬の病気を正しく知ろう犬の骨・関節の病気

犬の膝蓋骨脱臼(パテラ)を解説!症状・原因・治療・予防を知る

犬の膝蓋骨脱臼の症状 膝蓋骨脱臼(しつがいこつだっきゅう)は、後ろ足の膝のお皿である膝蓋骨(しつがいこつ)が、本来あるべき場所からズレてしまう病気です。パテラとも呼ばれる病気です。足の内側にズレた場合は内方脱臼、外側にズレた場合は外方脱臼といわれます。小型犬で内方脱臼が多く、大型犬は外方脱臼が多いといわれています。 この病気はその重症度が4グレードに分けられています。 グレード1では、もし脱臼しても自然と元も場所に戻ります。外見上は飼い主でも判断が付きにくいです。痛みもほとんどありません。 グレード2では、ときどき脱臼が起こります。歩き方にも変化が見られ、時折スキップのように後ろ足を跳ね上げる様子が確認できることもあります。この段階では、人の手を介することで元に戻る状態です。ただし、このグレードではすでに筋肉や関節が緩い状態になっているため、脱臼を繰り返す可能性が高まります。 グレード3では、脱臼の頻度が上がり、歩行にも大きく影響が出ます。歩き方がぎこちなくなり、足をまっすぐに伸ばせないなどの症状が表れます。 グレード4では、常時脱臼状態が続き、元に戻すことも困難な状態です。 犬の膝蓋骨脱臼の原因 膝蓋骨脱臼は、先天的な原因の場合があります。生まれつき膝の関節に異常があることがあります。 一方で後天性の場合は、高いところからジャンプして飛び降りたり、激しく転んだりした場合に、骨の関節に負荷がかかり発症することがあります。 犬の膝蓋骨脱臼の治療・予防 膝蓋骨脱臼は、そのグレードによって治療方法が選択されます。獣医師の先生とよく相談してください。 脱臼が長く続くと、前十字靭帯(ぜんじゅうじじんたい)に悪影響を及ぼすなど、さらなる病気を併発する恐れがあるため、早期発見・早期治療を心がけることが必要です。 また成長期など骨が急成長する時期に脱臼を放置しておくと、その後の生活に影響が出るため、早期に手術が必要となる場合があります。痛みを伴っている場合は、痛みを緩和するための投薬治療を行います。一方で症状が軽度の場合には、手術ではなく内的療法で様子を見ることもあります。 後天性の膝蓋骨脱臼を防ぐためには、膝に負担をかけないような生活環境を整えることが必要です。例えば、家では可能な限り転倒防止用のマットを敷くなど、固すぎず、なおかつ滑りにくい床を整えるようにしましょう。 また肥満などで体重が増えすぎると膝への負担が増すため、体重管理も飼い主として意識することが重要です。 なりやすい犬種(好発犬種) ポメラニアン トイ・プードル チワワ 犬の骨・関節の病気一覧 膝蓋骨脱臼(しつがいこつだっきゅう) 股関節形成不全(こかんせつけいせいふぜん) レッグペルテス病 骨折(こっせつ) 前十字靭帯断裂(ぜんじゅうじじんたいだんれつ) 股関節脱臼(こかんせつだっきゅう) 環軸椎亜脱臼(かんじくついあだっきゅう) 関節リウマチ(かんせつりうまち) 肘関節形成不全(ちゅうかんせつけいせいふぜん) 変形性脊椎症(へんけいせいせきついしょう) 筋ジストロフィー

犬の股関節形成不全を徹底解説!犬の病気を正しく知ろう犬の骨・関節の病気

犬の股関節形成不全(股異形成)を解説!症状・原因・治療・予防を知る

犬の股関節形成不全の症状 股関節形成不全(こかんせつけいせいふぜん)は、股関節にある骨が正常に収まらない病気です。股異形成(こいけいせい)とも呼ばれます。通常は寛骨臼(かんこつきゅう)と呼ばれる骨盤のカップに、ボール状の大腿骨頭(だいたいこっとう)が収まっています。ところが股関節形成不全では、この寛骨臼と大腿骨頭がうまくはまらず、関節内に炎症を引き起こします。 症状としては、運動を嫌がる、階段を上るのを嫌がる、走るときに後ろ足を同時に両方蹴りだしてジャンプする、足をひきずる、起き上がるのが困難になるなどが挙げられます。股関節形成不全に特徴的な症状として、不自由そうに小幅な歩行をすることがあり、これを跛行(はこう)と呼びます。愛犬が跛行することで、症状に気づくことが多いです。 犬の股関節形成不全の原因 股関節形成不全の原因は、先天性の場合と、後天性の場合があります。 先天性の場合は、骨が急速に発達する生後4か月~1年程度で発症することが多いといわれています。 後天性の場合は、肥満や運動負荷が原因になります。肥満になると、股関節に過度な負担がかかります。また運動負荷が原因の場合、滑りやすい床で股関節に負荷がかかることなどが原因で発症することもあります。 犬の股関節形成不全の治療・予防 重症度によって、治療方法が変わります。動物病院で正確に診断してもらうようにしましょう。診断方法として、歩行の様子を観察する、レントゲンを撮るなどがあります。 症状が軽度の場合は安静にし、内科療法を行います。同時に、食事や運動の制限を行いながら、体重をコントロールして股関節に負担がかからないようにし、症状が悪化しないように過ごします。この時期は無理な運動も控えるようにする必要があります。 歩行に明らかな影響があるなどの重度の場合には、外科手術を行ったり、痛みを緩和する薬による投薬治療が行われることもあります。 先天性の場合は若くして発症するため、愛犬の成長期には、関節に異常がないかを獣医師の先生に診てもらいましょう。 後天性の要因による発症は、病気を防ぐ努力が可能です。肥満にならないように食生活を気を付けたり、足が滑らないように家の床にマットを敷くことが大事です。 なりやすい犬種(好発犬種) フレンチ・ブルドッグ キャバリア・キング・チャールズ・スパニエル 犬の骨・関節の病気一覧 膝蓋骨脱臼(しつがいこつだっきゅう) 股関節形成不全(こかんせつけいせいふぜん) レッグペルテス病 骨折(こっせつ) 前十字靭帯断裂(ぜんじゅうじじんたいだんれつ) 股関節脱臼(こかんせつだっきゅう) 環軸椎亜脱臼(かんじくついあだっきゅう) 関節リウマチ(かんせつりうまち) 肘関節形成不全(ちゅうかんせつけいせいふぜん) 変形性脊椎症(へんけいせいせきついしょう) 筋ジストロフィー

犬の前立腺肥大を徹底解説!犬の病気を正しく知ろう犬の生殖器の病気

犬の前立腺肥大を解説!症状・原因・治療・予防を知る

犬の前立腺肥大の症状 前立腺肥大(ぜんりつせんひだい)は、尿道を囲むように存在している前立腺が、何らかの原因によって肥大する病気です。 肥大すること自体には、痛みが伴うなどの悪影響があるわけではありません。一方で、前立腺が肥大することにより、膀胱が圧迫された場合は尿が出にくくなる、腸を圧迫された場合は便秘になるなどの症状が表れます。この場合は命に関わる病気となる可能性があります。 また前立腺肥大によって細菌感染が起こりやすくなるため、膀胱炎などの病気を併発することもあります。 犬の前立腺肥大の原因 明確な原因は分かっていません。加齢によってホルモンバランスが乱れることにより、発症すると考えられています。そのため、6歳以降の雄犬が発症しやすい病気といわれます。 犬の前立腺肥大の治療・予防 前立腺肥大の治療方法としては、去勢手術が一般的です。 また現在は、ホルモン剤の投薬による治療も行われるようになってきています。ただし投薬を止めると、再度肥大することもあるようです。そのため投薬治療を選択した場合は、長期にわたる治療が必要となります。 若年層のうちに行う去勢手術は、予防としても有効です。去勢手術によって、男性ホルモンの濃度を下げることができます。 犬の生殖器の病気一覧 子宮蓄膿症(しきゅうちくのうしょう) 前立腺肥大(ぜんりつせんひだい) 前立腺腫瘍(ぜんりつせんしゅよう) 前立腺炎(ぜんりつせんえん) 包皮炎(ほうひえん) 膣炎(ちつえん) 膣脱(ちつだつ)

犬の僧帽弁閉鎖不全症を徹底解説!犬の病気を正しく知ろう犬の心臓の病気

犬の僧帽弁閉鎖不全症を解説!症状・原因・治療・予防を知る

犬の僧帽弁閉鎖不全症の症状 僧帽弁閉鎖不全症(そうぼうべんへいさふぜんしょう)は、心臓にある僧帽弁(ぞうぼうべん)という箇所が長期間をかけて変形し、本来流れるはずの方向とは逆に血液が流れてしまう病気です。犬の代表的な心臓病といえます。 僧帽弁は、心臓の左心房と左心室をつなぐ場所にあります。本来は心臓から一方通行に血液が流れていますが、僧帽弁がうまく閉鎖できないことで血液が逆流します。そのため僧帽弁閉鎖不全症と呼ばれます。血液が逆流することで、綺麗な血液が全身に行き渡らなくなってしまいます。 病気の初期は、心臓の病気ということもあり、目に見える症状は見えにくいです。症状が進行し病気の中期に差し掛かると、運動時や興奮時に乾いた咳が出るようになります。徐々に咳の頻度が上がっていき、安静にしていても咳をするようになります。次第に運動してもすぐ疲れるようになり、散歩も含めた運動そのものを嫌がるようになります。運動後に失神を起こすこともあります。舌が青紫色になるチアノーゼという反応が確認できることもあります。 症状がさらに悪化すると、命にも関わる肺水腫(はいすいしゅ)も発症する可能性もあります。肺水腫は、肺に逆流した血液が溜まり、酸素の交換がうまくできず呼吸困難に陥る病気です。 犬の僧帽弁閉鎖不全症の原因 僧帽弁閉鎖不全症は、僧帽弁が変形することが原因で起こる病気です。ところが、僧帽弁が変形する理由そのものは分かっていません。 特定の犬種が発症しやすいことから、遺伝的な要因も検討されています。高齢になるにつれて発症しやすくなる病気ですが、比較的若年でも発症することがあるため油断は禁物です。特にキャバリア・キング・チャールズ・スパニエルは、若年での発症も起きます。 犬の僧帽弁閉鎖不全症の治療・予防 僧帽弁閉鎖不全症を完治させる治療方法はありません。そのため症状を緩和させ、病気の進行を抑えるための治療が行われます。病気の進行度に合わせて、主に薬剤による治療が行われます。血管を拡張させる薬や心臓の機能を高める薬などを使います。症状によっては、抗生物質の投与や酸素吸入も行います。 基本的には一生を通じて投薬治療が必要です。薬の種類や量も変わっていくため、獣医師の先生の元へ通院を欠かさないようにする必要があります。 設備が整っている動物病院では、外科治療が選択される場合もあります。 明確な予防方法もないことから、早期発見できるように定期的に動物病院で検査を受けるようにしましょう。外部から見たときには無症状でも、定期検診時に心臓の雑音によって発見されることもあります。 また犬が興奮してしまうことで発症する危険性も高まります。普段から落ち着いて生活できるように、生活環境を整え、精神的に安心できるように心がけることも重要です。肥満や塩分の高い食事は心臓に負担をかけてしまうので、日頃から注意しましょう。 なりやすい犬種(好発犬種) キャバリア・キング・チャールズ・スパニエル トイ・プードル マルチーズ シーズー チワワ ミニチュア・ダックスフンド ヨークシャー・テリア ミニチュア・シュナウザー 犬の心臓の病気一覧 僧帽弁閉鎖不全症(そうぼうべんへいさふぜんしょう) 心不全(しんふぜん) 心室中隔欠損症(しんしつちゅうかくけっそんしょう) 心房中隔欠損症(しんぼうちゅうかくけっそんしょう) 肺動脈狭窄症(はいどうみゃくきょうさくしょう) 拡張型心筋症(かくちょうがたしんきんしょう) 動脈管開存症(どうみゃくかんかいぞんしょう)

犬の気管支炎を徹底解説!犬の病気を正しく知ろう犬の呼吸器の病気

犬の気管支炎を解説!症状・原因・治療・予防を知る

犬の気管支炎の症状 気管支炎(きかんしえん)は、気管支に炎症が起きている状態の病気です。 乾いた咳をするようになったり、物を吐き出すような咳を持続的に行います。後者については、外見上は吐き気と見間違えることがあるため、注意が必要です。ただし、二次的感染による発症では、湿った咳が出ることもあります。 気管支炎は、急性気管支炎と慢性気管支炎に区別できます。症状が一定期間続いた場合には、慢性気管支炎と呼ばれます。 犬の気管支炎の原因 ウイルス感染が原因となる場合が多いです。免疫力が下がった犬の体にて感染を引き起こします。刺激の強い煙や花粉などを誤って飲み込んでしまい、発症する場合もあります。 犬の気管支炎の治療・予防 ウイルス感染が原因の場合は、抗ウイルス剤や抗生物質などを投与することで、根本の原因であるウイルスを除去するための治療を行います。同時に、咳を止めるの鎮咳剤や炎症を止める消炎剤を投与します。 また温度・湿度が安定した場所で、数日間安静に過ごすことで快方へ向かいます。 予防としては、普段の生活での飲み誤り、食べ誤りを防ぐために、犬の身近にあるものに注意しましょう。 また免疫力を維持するために、過度なストレスを与えないよう、ストレス軽減にも気を配るようにしましょう。 犬の呼吸器の病気一覧 肺炎(はいえん) 気管虚脱(きかんきょだつ) 肺水腫(はいすいしゅ) 気管支炎(きかんしえん) 気胸(ききょう) 門脈シャント(もんみゃくしゃんと) 気管支狭窄(きかんしきょうさく) 喉頭麻痺(こうとうまひ) 軟口蓋過長症(なんこうがいかちょうしょう) 短頭種気道症候群(たんとうしゅきどうしょうこうぐん) 咽頭炎(いんとうえん) 肺気腫(はいきしゅ)

犬の会陰ヘルニアを徹底解説!犬の病気を正しく知ろう犬の消化器の病気

犬の会陰ヘルニアを解説!症状・原因・治療・予防を知る

犬の会陰ヘルニアの症状 会陰ヘルニア(えいんへるにあ)は、大腸のヘルニアです。ヘルニアという病気は、体内にある臓器が、普段ある場所から脱出してしまう状況を指す病気です。会陰ヘルニアは、肛門の周囲で大腸などの臓器が脱出してしまう病気です。 便秘や排便困難、肛門周辺の膨らみといった症状が表れます。 膀胱が脱出してしまう場合もあり、そのときは尿が出にくくなるといった、より重篤な症状を引き起こすこともあります。 犬の会陰ヘルニアの原因 直腸壁を支えている筋肉が弱まることが原因で発症することがあります。一般的には体力全般が衰える、高齢の犬が発症しやすいといわれています。 吠え癖のある犬や去勢していない犬も発症率が高いといわれています。 ただし直接的な原因は不明とされています。 犬の会陰ヘルニアの治療・予防 会陰ヘルニアの治療では、飛び出してしまった臓器を元の状態に戻す治療が行われます。同時に、再び飛び出ないように、筋肉のすき間を埋める治療も行われます。 去勢手術を行うことで、発症率を下げることができます。また吠え癖がある場合は、しつけを通してあまり吠えないようにしましょう。無駄吠えが多くなると腹圧が高くなり、腸が脱出してしまう危険性が高まります。 なりやすい犬種(好発犬種) ボストンテリア ボーダーコリー ボクサー ペキニーズ 犬の消化器の病気一覧 胃拡張・胃捻転症候群(いかくちょういねんてんしょうこうぐん) 膵炎(すいえん) 肛門嚢炎(こうもんのうえん) 腸閉塞(ちょうへいそく) 会陰ヘルニア(えいんへるにあ) 肝硬変(かんこうへん) 膵外分泌不全症候群(すいがいぶんぷつふぜんしょうこうぐん) 腸炎(ちょうえん) 胃潰瘍(いかいよう) 肝炎(かんえん) 腸重積(ちょうじゅうせき) 胃炎(いえん) 蛋白漏出性胃腸炎(たんぱくろうしゅつせいいちょうえん) 腸リンパ管拡張症(ちょうりんぱかんかくちょうしょう) 巨大食道症(きょだいしょくどうしょう) 食道炎(しょくどうえん)

犬の胃捻転を徹底解説!犬の病気を正しく知ろう犬の消化器の病気

犬の胃拡張・胃捻転症候群を解説!症状・原因・治療・予防を知る

犬の胃捻転の症状 胃拡張・胃捻転症候群(いかくちょう・いねんてんしょうこうぐん)は、胃が大量のガスで大きく拡張したり、胃が捻転(ねんてん)する病気です。捻転はねじるという意味で、胃が体内で普段とは異なる方向へねじれて、腸などに絡まってしまいます。 初期症状としては、食後数時間以内に犬の落ち着きがなくなります。病気が進行すると、大量によだれを垂れ流す、吐こうとしても吐けない、胃が膨らむことによりお腹も膨らむ、苦しそうに呼吸するなどの症状が表れます。 ある日突然発症し、ショック症状に陥るなど命にも関わることもある病気です。 仮に胃捻転の治療が無事に終わったとしても、胃捻転により締め付けられていた他の臓器が影響が出てしてしまい、別の症状が表れてしまうこともあります。そのため早期発見・早期治療が重要な病気です。 犬の胃捻転の原因 明確な原因は不明な病気ですが、食事を一気に食べる、水分を一気に取る、などが原因と考えられています。食後すぐに運動することも悪影響といわれています。そのため、どの犬種でも発症の可能性がある病気といえます。 犬の胃捻転の治療・予防 まずはねじれによって生じている血管の圧縮を解消し、ショック症状が起きている場合には点滴などで改善を行います。 胃が膨らんでいる場合、胃にガスが溜まっていることがあります。その場合は、胃にチューブを挿入するなどの方法でガスを抜く治療を行います。 重症の場合には、外科治療を行うこともあります。ねじれている胃を元の位置に戻す手術が一般的のようです。もし周りの臓器にも影響が出ている場合は、その治療も行います。時間の経過とともに治療が難しくなる病気のため、早急に動物病院で診てもらう必要があります。 予防方法としては、早食いできないような食器を使うなどして一気に食べてしまう食事習慣を避ける、食事を複数回に分けるなど大量食いを避ける、食後すぐの運動を避けるといった方法があります。またドライフードを与える場合は、水につけて一旦ふやかしておくことも有効といわれています。 特に食後すぐの運動には気を付けてください。胃や腸などの器官は体内で固定されておらず、食後すぐに運動してしまうと、膨らんだ胃が腸に絡まってしまう可能性が高まります。もしとても元気な犬を飼っていたとしても、食後は一旦落ち着く時間を取るように意識するようにしましょう。 再発しやすい病気でもあるので、一度完治しても予防には気を配る必要があります。 なりやすい犬種(好発犬種) グレート・デーン セント・バーナード アイリッシュセッター 犬の消化器の病気一覧 胃拡張・胃捻転症候群(いかくちょういねんてんしょうこうぐん) 膵炎(すいえん) 肛門嚢炎(こうもんのうえん) 腸閉塞(ちょうへいそく) 会陰ヘルニア(えいんへるにあ) 肝硬変(かんこうへん) 膵外分泌不全症候群(すいがいぶんぷつふぜんしょうこうぐん) 腸炎(ちょうえん) 胃潰瘍(いかいよう) 肝炎(かんえん) 腸重積(ちょうじゅうせき) 胃炎(いえん) 蛋白漏出性胃腸炎(たんぱくろうしゅつせいいちょうえん) 腸リンパ管拡張症(ちょうりんぱかんかくちょうしょう) 巨大食道症(きょだいしょくどうしょう) 食道炎(しょくどうえん)

犬の流涙症を徹底解説!犬の病気を正しく知ろう犬の目の病気

犬の流涙症を解説!症状・原因・治療・予防を知る

犬の流涙症の症状 流涙症(りゅうるいしょう)は、その病名の通り、目に涙があふれてしまう病気です。鼻涙管という機能に涙が詰まり、涙が鼻からうまく抜けません。 目やにが出ることによって、皮膚が腫れることもあります。炎症が表れてしまうこともあります。そうなると、目が気になった犬が該当箇所をこすって、症状を悪化させてしまうことがあります。 犬の流涙症の原因 流涙症は、涙の量が急増することで涙があふれることが原因になる場合と、涙を流す機能に異常が原因となる場合があります。 まつ毛の伸びていく方向に異常がある場合、目に外傷が与えられ、その刺激を守るために涙が大量に出てしまうこともあります。 犬の流涙症の治療・予防 目に刺激が生じていることが原因の場合、その刺激の原因そのものを取り除きます。例えば、まつ毛の除去を行います。 鼻涙管が完全に塞がっている場合には、外科治療によって治療を行うこともあります。 流涙症の予防は難しいです。涙があふれている様子を見かけたらこまめに拭き取り、動物病院でも様子を診てもらうようにしましょう。流涙症は、即座に命に関わる病気となることは稀ですが、早期発見・早期治療によって症状の拡大を防ぐように意識しましょう。 なりやすい犬種(好発犬種) トイ・プードル マルチーズ 犬の目の病気一覧 緑内障(りょくないしょう) 白内障(はくないしょう) 結膜炎(けつまくえん) 角膜炎(かくまくえん) チェリーアイ 流涙症(りゅうるいしょう) 眼瞼外反症(がんけんがいはんしょう) 眼瞼内反症(がんけんないはんしょう) ホルネル症候群 ぶどう膜炎(ぶどうまくえん) マイボーム腺炎(まいぼーむせんえん) 水晶体脱臼(すいしょうたいだっきゅう) 網膜萎縮(もうまくいしゅく) 網膜剥離(もうまくはくり) 角膜潰瘍(かくまくかいよう) 角膜内皮ジストロフィー(かくまくないひじすとろふぃー) ドライアイ 眼瞼炎(がんけんえん) 逆さまつげ(さかさまつげ) 核硬化症(かくこうかしょう)

犬のチェリーアイを徹底解説!犬の病気を正しく知ろう犬の目の病気

犬のチェリーアイを解説!症状・原因・治療・予防を知る

犬のチェリーアイの症状 チェリーアイは、正式には第三眼瞼腺脱出(だいさんがんけんせんだっしゅつ)といいます。 犬の目には、上瞼(上まぶた)と下瞼(したまぶた)の他に、3つ目の瞼(まぶた)があります。それを第三眼瞼(だいさんがんけん)と呼びます。第三眼瞼の裏には第三眼瞼腺が、普段は表からは見えないように隠れています。チェリーアイは、第三眼瞼腺が腫れあがり、表に飛び出してしまう病気です。その様子がさくらんぼのように見えることから、チェリーアイと呼ばれています。 第三眼瞼腺が表に飛び出す様子を見れば、すぐに動物病院に連れていくようにしましょう。チェリーアイになると、涙が多く流れる、目を気にしてこすったりするなどの症状も確認できます。 飛び出た第三眼瞼腺が目に過度な刺激を与え、角膜炎や結膜炎を併発させることもあります。 犬のチェリーアイの原因 チェリーアイの原因は、先天性の場合が多いようです。遺伝的に、腺の組織と骨の密着度合いが弱い犬種がいます。この場合には、若くして発症することもあります。 外傷による炎症によって腺が腫れ、後天的に発症することもあります。 犬のチェリーアイの治療・予防 症状が軽度の場合には、点眼治療を行います。腫れを抑えるために行われますが、効果がある場合は少ないようです。そのときは外科治療によって、突出した部分を元の位置に戻す治療が行われることもあります。 再発を繰り返す場合にも、外科治療を行います。第三眼瞼そのものを削除してしまうと、目が乾くことによる別の病気の発症の恐れがあります。そのため近年は、できる限り第三眼瞼を保存できるように、慎重に外科治療方法が選択されます。 治療中や術後にも、目を気にする素振りを見せる場合には、エリザベスカラーを装着するなど一時的に保護することも必要です。 チェリーアイは予防ができない病気です。そのため、早期発見・早期治療が大切です。異常を見つけたら、すぐに動物病院で受診するようにしましょう。 なりやすい犬種(好発犬種) ブルドッグ シーズー ビーグル フレンチ・ブルドッグ 犬の目の病気一覧 緑内障(りょくないしょう) 白内障(はくないしょう) 結膜炎(けつまくえん) 角膜炎(かくまくえん) チェリーアイ 流涙症(りゅうるいしょう) 眼瞼外反症(がんけんがいはんしょう) 眼瞼内反症(がんけんないはんしょう) ホルネル症候群 ぶどう膜炎(ぶどうまくえん) マイボーム腺炎(まいぼーむせんえん) 水晶体脱臼(すいしょうたいだっきゅう) 網膜萎縮(もうまくいしゅく) 網膜剥離(もうまくはくり) 角膜潰瘍(かくまくかいよう) 角膜内皮ジストロフィー(かくまくないひじすとろふぃー) ドライアイ 眼瞼炎(がんけんえん) 逆さまつげ(さかさまつげ) 核硬化症(かくこうかしょう)

犬の角膜炎を徹底解説!犬の病気を正しく知ろう犬の目の病気

犬の角膜炎を解説!症状・原因・治療・予防を知る

犬の角膜炎の症状 角膜炎(かくまくえん)とは、目を覆っている薄い透明の膜である角膜が炎症を起こす病気です。 角膜炎を発症すると、激しい痛みを伴うこともあり、頻繁に目をこすろうとする、瞬きの回数が増える、涙が流れる量が増える、目やにが増えるといった症状が表れます。症状が悪化すると、角膜が濁り白く見えることもあります。 角膜炎は、角膜上皮以下の欠損が見られない「非潰瘍性角膜炎」と、角膜上皮以下の欠損を伴う「潰瘍性角膜炎」に分類されます。 非潰瘍性角膜炎はさらに、「慢性表層性角膜炎」、「結節性肉芽腫性角膜炎」、「色素性角膜炎」に分類されます。 潰瘍性角膜炎はさらに、「表層性角膜潰瘍」、「深層性角膜潰瘍」に分類されます。 どの角膜炎なのかについては、獣医師の先生の診断結果を仰ぎましょう。 犬の角膜炎の原因 各膜炎の原因としては、角膜への外傷による刺激を与えることが挙げられます。具体的には、シャンプーが目に入る、目をこすりすぎる、目の周りの毛や皮膚が当たる、砂や埃などが目に入るなどです。遊びや喧嘩により、誤って目が傷ついてしまう場合もあります。そのため、比較的、目が突出している犬種は注意が必要です。 またカビや細菌などによる発症、感染症による発症も起こりえます。ビタミン不足の場合にも発症する可能性があります。 犬の角膜炎の治療・予防 点眼薬による治療が、主な治療方法となります。炎症を悪化させないための抗炎症薬や、二次感染を防ぐための抗生物質などが使用されます。目を保護するために、犬用の医療コンタクトレンズを装着する場合もあります。獣医師の先生と相談しながら、何度か通院しましょう。 仮に症状が進んでいた場合などは、外科治療を行うこともあります。 目を気にする仕草は、外見からも分かりやすい症状のため、愛犬にそのような異変を感じたらすぐに動物病院で受診するようにしましょう。 角膜炎自体は治った場合でも、角膜の表面は濁った状態が続き、視力低下や失明もあり得る病気です。そのため、角膜炎は早期発見・早期治療をすることが重要な病気です。 なりやすい犬種(好発犬種) シーズー フレンチ・ブルドッグ パグ 犬の目の病気一覧 緑内障(りょくないしょう) 白内障(はくないしょう) 結膜炎(けつまくえん) 角膜炎(かくまくえん) チェリーアイ 流涙症(りゅうるいしょう) 眼瞼外反症(がんけんがいはんしょう) 眼瞼内反症(がんけんないはんしょう) ホルネル症候群 ぶどう膜炎(ぶどうまくえん) マイボーム腺炎(まいぼーむせんえん) 水晶体脱臼(すいしょうたいだっきゅう) 網膜萎縮(もうまくいしゅく) 網膜剥離(もうまくはくり) 角膜潰瘍(かくまくかいよう) 角膜内皮ジストロフィー(かくまくないひじすとろふぃー) ドライアイ 眼瞼炎(がんけんえん) 逆さまつげ(さかさまつげ) 核硬化症(かくこうかしょう)

犬の緑内障を徹底解説!犬の病気を正しく知ろう犬の目の病気

犬の緑内障を解説!症状・原因・治療・予防を知る

犬の緑内障の概要と症状 緑内障(りょくないしょう)は原因および急性か慢性化によって次のように分けられます。5日以上で起こる慢性的な「慢性緑内障」、2日以内でいきなり起こる「急性緑内障」、遺伝による先天性の「原発性緑内障」、他の病気が引き起こす「続発性緑内障」です。 初期症状は結膜が赤くなるのみですが、悪化すると突然目を痛がり始めます。慢性期になると、視覚を失い、時間が経つと眼球が伸び、牛の目のように眼球が大きくなったり(牛眼)、角膜に裏からひびが入ったように見えたりすることがあります。 この段階では、視神経や網膜がダメージを受けて、すでに視覚が低下している状態となります。若ければ若いほど症状の進行は早く強くなります。 進行がさらに進んでしまっている場合は、視野が狭くなり物にぶつかりやすくなる、角膜炎や結膜炎になる、毛細血管が出てくる、眼が痛みまぶたが痙攣する、食欲不振、嘔吐などの症状がでてきます。この状態になってしまうと、視力がかなり低下しているか、最悪の場合には失明している可能性があります。 犬の緑内障の原因 緑内障の一番の原因は、眼房水(がんぼうすい)と呼ばれる液体が、排泄障害により眼球内に過剰にたまり還流悪化を起こすことで、眼球内の圧力が高くなることです。 通常であれば、毛様体(もうようたい)という部分で産生された房水は、眼球の前方(前房)に向かって流れていき、角膜の末端にある隅角(ぐうかく)と呼ばれる部位を経てスポンジ状の組織(線維柱帯やシュレム管)から吸収されます。しかし、何らかの理由でこの流れが悪くなると、行き場を失った房水が眼球内部にたまり、まるで水風船を膨らませるように眼球を内部から押し広げようとします。この状態が「眼圧の上昇」です。 この房水の排泄障害の原因は原発性と続発性とがあり、犬では二次的に隅角が閉塞される続発性が多いといわれています。遺伝だと考えられている原発性では、水の出口である隅角が潰れてしまうことで発症します。また、他の眼疾患に続発して発症することもあります。 犬の緑内障の治療・予防 緑内障と判断された場合には、早急に上昇した眼圧を内科的に減圧する必要があります。発症後72時間以内に眼圧を下げなければ、失明してしまう可能性が急激に高まると考えられています。 発症がわかった場合には速やかに眼科専門医と連絡をとりましょう。視覚に異常が出ている場合は、専門医による手術が必須であるためです。手術の方法は、視覚が残っている場合と、そうでない場合とでは異なります。 視覚の残っている場合は、レーザーで毛様体を焼くことで房水の産生や排出を調節する手術の方法や新たな房水の流出路をつくるバイパス法などがあります。ただし、一度手術を行えば完治するものではなく、繰り返し手術が必要な場合もあります。加えて、手術後も降圧剤の点眼を継続する場合があります。また、あまりに小さな犬種では手術ができないケースもあります。さらに、片目が緑内障になった場合、もう片方も発症する確率が非常に高いため、すぐに正常な目も治療を開始するようにしましょう。 そして不幸にも視覚を失ってしまった場合は、シリコンボール強膜内挿入術、ゲンタマイシン硝子体内注入術、眼球摘出術が適応されることなります。 次に予防方法についてですが、緑内障には具体的な予防方法はありません。しかし、早期発見することで病気の進行を抑えられる場合があります。したがって原発性緑内障を起こしやすい犬種では、定期的な眼の検査を受けることをお勧めします。 また続発性緑内障は、他の眼の病気が要因となりますので、愛犬の眼に異変を感じた場合には、できるだけ早めに動物病院の診察を受けるようにしましょう。 なりやすい犬種(好発犬種) 柴犬 シーズー ビーグル トイ・プードル 犬の目の病気一覧 緑内障(りょくないしょう) 白内障(はくないしょう) 結膜炎(けつまくえん) 角膜炎(かくまくえん) チェリーアイ 流涙症(りゅうるいしょう) 眼瞼外反症(がんけんがいはんしょう) 眼瞼内反症(がんけんないはんしょう) ホルネル症候群 ぶどう膜炎(ぶどうまくえん) マイボーム腺炎(まいぼーむせんえん) 水晶体脱臼(すいしょうたいだっきゅう) 網膜萎縮(もうまくいしゅく) 網膜剥離(もうまくはくり) 角膜潰瘍(かくまくかいよう) 角膜内皮ジストロフィー(かくまくないひじすとろふぃー) ドライアイ 眼瞼炎(がんけんえん) 逆さまつげ(さかさまつげ) 核硬化症(かくこうかしょう)