犬の精巣腫瘍を解説!症状・原因・治療・予防を知る

犬の精巣腫瘍を徹底解説!犬の病気を正しく知ろう

犬の精巣腫瘍の症状

犬の精巣腫瘍(せいそうしゅよう)とは、オス犬の生殖器である精巣に発生した腫瘍のことです。

精巣は精子を作るだけでなく、オスらしい身体を作る男性ホルモンを分泌する機能も持っています。

精巣に腫瘍ができた場合の悪性の割合は5%~20%とされており、命に係わるので、早急な対応が必要となります。

症状としては、老犬に多く、片方の精巣だけが巨大化してメス化(お乳が張る、脇腹の対称性脱毛、鼠径部の色素沈着などの症状)傾向を示し、潜在精巣における、発症率は13~14倍と高く、腫瘍内で悪性化する割合は10~14%ほどのセルトリ細胞が腫瘍化したセルトリ細胞腫、「精上皮腫(せいじょうひしゅ)」とも呼ばれ、多くは片側だけに発生し、大きさは2センチ未満の良性腫瘍で4歳以上の犬では約11%に見られ、好発年齢は10歳以降で稀にメス化傾向を示すセミノーマ、こちらも老犬に多く発症しメス化傾向を示すもののの、大抵は片側孤立性で大きさは1~2センチ程度、潜在精巣が危険因子とされている精細管間にあるライディッヒ細胞が腫瘍化した問質細胞腫瘍などが挙げられます。

犬の精巣腫瘍の原因

原因として潜在精巣という状態が挙げられます。

精巣は、オス犬が生まれたばかりの頃には露出せず、体内にある状態ですが、生後二か月ほどかけて降下してくる所を、まれに精巣が体内に収まったまま成犬になってしまうことがあり、この状態を潜在精巣と呼んでいます。

潜在精巣とそうでない犬では、潜在精巣の犬の方が精巣腫瘍を発症する確率が10倍ほど高くなるといわれていますが、この潜在精巣の発症率事態が約1%と低く、一般的には高確率で起こることの少ない病気です。

ですが、悪化すると命に関わるので、オス犬の飼い主は気に留めておく必要があります。

犬の精巣腫瘍の治療・予防

治療法としては、腫瘍化した精巣を除去する手術療法、腫瘍が悪性化し、尚且つ犬が手術に耐えられない状態だった場合に行われる薬物療法(化学療法)、性腺を刺激する人口ホルモンを投与して、停滞している精巣を強引に降下させる性腺刺激ホルモン療法などがありますが、三つ目の療法は四ヵ月齢未満の場合にのみ限る療法となります。

また、潜在精巣は小型犬に症状がみられるケースが多い為、小型犬を飼っている方は注意が必要です。

去勢手術をおこなうことで、精巣腫瘍のリスクは低下しますが、潜在精巣の場合は去勢のために開腹手術が必要になるので、小型犬の場合は特に身体にかかる負担が大きくなる為、去勢手術の前に獣医師に相談をして犬にとってリスクが一番少ない方法を選びましょう。

また、潜在精巣は後世に遺伝する要素がある為、原則繁殖に用いらないことが重要となります。

なりやすい犬種(好発犬種)

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