犬にさくらんぼを与えるのはダメ?その理由と対処法紹介!

犬にさくらんぼを与えるのはダメ?その理由と対処法紹介!

犬にさくらんぼをあげても大丈夫?

季節の果物としてスーパーやコンビニでも売っているさくらんぼですが、我々は食べられても愛犬の場合は食べても良いのでしょうか。

結論から言うと、犬にさくらんぼを食べさせること自体は問題ありませんが、食べさせても良い部分と悪い部分があるので気を付けなくてはいけません。

気を付けるといっても、具体的にどのように気を付けたらよいのか、犬とさくらんぼについて具体的に調べていきましょう。

なぜ、犬にさくらんぼを与えてはいけないの?

犬にさくらんぼは厳密には食べさせても構わないのですが、与えてはいけない部分と理由があります。
それはさくらんぼの葉や花に含まれている「クマリン」という成分に由来します。

「クマリン」とは

クマリンとは桜餅の葉の香りでおなじみの成分です。人間は桜餅の葉まで食べる人もいますが、実は肝毒性(肝臓に対して毒性を保有しており有害であること)を持っています。そのため、犬に与えることは好ましくないのです。

与える量と肥満に注意

さくらんぼは犬にとって栄養面で特筆すべき利点はありません。ですが、食欲がない犬や特別なおやつとして与えるには有効といえるでしょう。ですが、さくらんぼだったら果物だから大丈夫だろうと沢山与えてしまうと肥満の原因になります。さくらんぼの平均的な重さは5gほどで、犬に与えていいとされている量は15gほどだといわれています。神経質にピッタリの数値で与える必要はありませんが、与えすぎは肥満に繋がり、一度に何粒も与えてしまうと癖になってしまいたくさん食べても良いものと覚えてしまうため、気を付けてあげましょう。

種や未成熟な身は与えない

さくらんぼを犬に与える際、気を付けなくてはならないのは葉や花だけではありません。実の中にある種にも注意が必要です。
種には「アミグダリン」という青酸配糖体(シアン配糖体)が含まれていて、嚙み砕かれた種が体内で分解されることによって青酸毒が発生し、中毒症状を引き起こしてしまいます。症状としては呼吸困難や虚脱、チック症状を招く可能性があり、最悪の場合死に至ることもあります。

また、未成熟な実にも「アミグダリン」は含まれているのですが、基本的にお店で販売されているものは成熟しているので心配はいりません。アミグダリンは人間にとっても有害な成分なので、もしさくらんぼ狩りなどに行くことがあれば農家さんの話をしっかりと聞き、犬にさくらんぼを与える場合は必ず種を抜き、実だけの状態で与えるように気を付けましょう。

さくらんぼ含まれる成分

アミグダリンについてはご説明しましたが、その他にもさくらんぼに含まれる成分には犬にとって注意すべきものがあります。

ソルビトール」という成分は過剰摂取をすることで犬の下痢を引き起こしかねない成分です。栄養分の吸収をブロックすることも考えられ、さくらんぼを多量に食べると犬にとって好ましくない影響を及ぼす可能性の原因の一つとしてこの成分が挙げられます。
一方で、その作用をうまく利用することができるのが、便秘気味の犬に与えることで便通をよくするという方法です。そのため、便秘気味の犬には少量のさくらんぼがプラスに働くことが期待できます。

βカロテン」はさくらんぼに多量に含まれている栄養素です。犬にとって必須の栄養素であり、適量取り入れることは必要ではありますが、過剰に摂取すると中毒症状が出やすい成分でもあります。
そのため、犬がこのβカロテンを過剰に摂らないように食べさせる量をコントロールしてあげなくてはなりません。

犬がさくらんぼを食べるとどんな症状がでる?

摂取すると危険なものに沿って大まかに症状については前述してきましたが、具体的にどのような症状が引き起こされるのでしょうか。

「アミグダリン」

アミダグリンはさくらんぼの種に含まれる有毒物質で、別名「レートリル」と呼ばれています。さくらんぼのほかに梅やすもも、桃やアーモンド、ビワといったものの種に含まれる青酸配糖体です。

この青酸配糖体は、犬の腸内細菌のβ-グルコシダーゼ酵素によって加水分解されるとシアン化水素(青酸)を発生させます。シアン化水素は殺虫剤にも使用されている猛毒で、致死性がある危険な物質です。

これによる中毒症状は

  • 嘔吐
  • ふらふらする
  • 肝障害
  • 神経障害
  • 歩行障害
  • 意識混濁
  • 死亡

など様々です。

「クマリン」

クマリンはさくらんぼの花や葉に含まれる成分で、この成分を犬が摂取すると肝障害が誘発される恐れがあります。
人が摂取する場合、アンチエイジング効果やリラックス効果があるといわれておりますが、クマリンは殺鼠剤にも使われる強い成分で特徴として血が止まらなくなることが挙げられます。犬が大量に摂取した場合、1~3日程度で発症することが多いため、要注意が必要です。

アレルギー症状

アレルギー体質の犬にはさくらんぼを与えるのは控えましょう。全てのアレルギーとはいきませんが、アレルギーの種類によっては交差反応(構造が似たたんぱく質に対しても免疫細胞が間違って異物とみなしてアレルギー症状を起こしてしまうこと)を示してしまう可能性があります。
また、もしアレルギーが生じてしまった場合、多くは皮膚に現れるため、「目の周り」、「耳」、「口の周り」、「肢の先」、「鼠径部」などに赤みや激しい痒みが現れるとされています。

犬がさくらんぼを食べてしまった!危険な量とは?

基本的には前述したように、少量であれば問題はありません。

こちらも既に記述してますが、さくらんぼの実は一粒およそ5gほどで、1日に犬に与えて良い量は15gほどといわれているため、1日3粒が適量とされています。

なので、それ以上の摂取が危険というよりは健康を害する可能性があると考えておきましょう。

犬がさくらんぼを食べてしまった時の対処方法!

もし、犬がさくらんぼを許容量より多く食べてしまった場合の対処法についてご紹介していきます。

動物病院へ

もし、食べてはいけないものを食べてしまったときは、必ず動物病院に行きましょう。

動物病院へ向う際、「何を」、「どれくらい」、「どのくらい前に」、食べてしまったのかをしっかりと伝えることが大切になります。

食べた量によっては、催吐処置や胃洗浄、レントゲンや点滴などの処置を行おうこともありますが、アレルギー反応などで重篤な症状が出ている場合には入院となる可能性もあります。

早急にに連れていきましょう。

吐き出させる

どうしても動物病院へ行けない場合の方法としては、犬が食べた物を消化吸収する前に吐かせることで症状が軽く済むことがあります。

犬に吐かせるためには、オキシドールを使用してシリンダーなどで口に流し込むことを2~3回繰り返します。

しかし、自宅で吐かせる場合、吐瀉物が喉に詰まって窒息する恐れや気管に入ってしまうこともあるため、自宅出の処置は危険と隣り合わせとなることを心しておきましょう。

可能な限り動物病院へ連れて行くようにしてください。

いかがでしたでしょうか。

さくらんぼの実の果肉自体に毒性はありませんが、種や花、葉などは食べさせないようにするのが良いでしょう。ですが、基本的に市販のさくらんぼは葉や花はついていないため、この中で現実的に気を付けるべきなのは種と果肉の食べ過ぎによる栄養過多だと思われます。

おやつとして適量を与える分には問題ないのですが、必ず摂取しなくてはならない必要な栄養分が含まれているわけでもないので、無理に与えるよりは通常のペットフードや市販の犬用おやつを与えた方が愛犬の健康面への気配りは比較的らくになると考えられます。

健やかなペットとの生活のために、愛犬の食事にもしっかりと気を遣いましょう。





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