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犬の病気を徹底解説!病気は早期発見・早期治療が大切です。動物病院の獣医師の先生に適切な説明・相談ができるように、普段から病気に対する知識を付けることが重要です。病気別、症状別など分かりやすく説明します。犬の病気・犬のペット保険加入についての情報は【ペット保険ラボ】にお任せください。

犬にぶどうを与えるのはダメ?その理由と対処法紹介!犬のその他の病気

犬にぶどうを与えるのはダメ?その理由と対処法紹介!

犬にぶどうをあげても大丈夫? チョコレートやネギなどは犬に与えると良くないとご存知の方も多いかと思いますが、私たちが普段食べている果物のぶどうも実は犬に与え過ぎるのは良くないといわれています。 ぶどうにもチョコレートやネギ同様に与え過ぎると中毒症状を起こす成分が含まれているということががわかってきており、犬に与えすぎると最悪の場合、命の危険に関わる食べ物として注意が必要になってきました。 ではぶどうはどのように犬の身に危険が及ぼすのでしょうか。 なぜ、犬にぶどうを与えてはいけないの? 犬にぶどうを与え過ぎてはいけない理由は、含まれる成分によって与えすぎると腎不全を起こし、重症化が進むと死亡してしまうという危険性にあります。 特にぶどうの中でも成分が濃縮されている「干しぶどう(レーズン)」には要注意です。 一粒の量が小さいため、大量に食べてしまうリスクが強く、動物病院に運ばれてくるぶどう中毒の症状の犬の診断をしするとその原因がレーズンを食べたことによる中毒症状だったということが稀にあります。 しかし、実のところ現在の研究成果ではぶどうのどの成分が急性腎不全や腎不全を起こすのかそのメカニズムが明らかにされていない状況です。 現在の研究成果では、ぶどうの何の成分が急性腎不全や腎不全を起こすのか、そのメカニズムはまだ明らかになっていません。 具体的に症状が発症しやすいぶどうの種類や差などは確認されておらず、危険性の高さも具体的な結果は得られていない状況ですが、実際にぶどうを食べて症状を発症した報告がされているのは事実です。ぶどうやレーズンをむやみに与え過ぎるようなことはチョコレートやネギなどを与えるのと同じくらい危険なことだと認識しておきましょう。 犬がぶどうを食べるとどんな症状がでる? もし犬がぶどう中毒になってしまった場合、ぶどうを接種してから2~3時間程で以下の症状が現れるといいます。 嘔吐 下痢 食欲減退 ぐったりする 元気がない また、ぶどうを食べて急性腎不全を引き起こしたという例もあり、この病気は腎機能が急激に低下することで尿が出なくなり、体の中の老廃物を体外に出すことができなくなるため、「高血圧」「だるさ」「すぐ疲れる」などの症状も起こってきます。 そして、急性腎不全は数時間から数日といった短期間で急激に悪化することも特徴の大変危険な秒でもあります。 急性腎不全の症状 嘔吐 下痢 尿の量が減少、または尿が出ない 腎臓の痛みによって背中が丸くなる など 急性腎不全が疑われる場合は早急に動物病院での適切な治療が必要となり、もしも対処が遅れてしまうと命に係わることも大いに考えられるので、どのような症状が引き起こされるのか把握しておくとよいでしょう。 また、急性腎不全の初期段階はあまり症状が出ないことがあるようですが、急性腎不全が引き起こさ絵た時点ですでに腎臓機能の75%が失われている深刻な状態となっているので大変危険です。 更に、発症してから少し時間が経つと下記のような症状も見られるようになります。 水を多量に飲む 排尿頻度が増える 嘔吐 食欲不振 など 上記の症状に加え、深刻になると痙攣、昏睡状態となることもあります。 このように深刻な症状がみられるようになるため、愛犬がぶどうを食べてしまった場合は急性腎不全の可能性を考慮しておくことも大切になります。 犬がぶどうを食べてしまった!危険な量とは? 前述しておりますが、ぶどうやレーズンを誤って食べてしまった際のはっきりとした許容量はわかっていない状況です。 これまでに中毒症状や急性腎不全などを起こしたと報告されているぶどうの量は、体重1㎏あたり3~57gと範囲がかなり幅広くなっています。また同じように干しぶどうでは体重1㎏あたり11~30gで症状が現れたとの報告もあります。 いくつか表にまとめたので参考にしていただけたらと思います。 ◆ぶどうのグラム数表 ぶどうの種類 中毒発症の可能性がある摂取量 レーズン・干しぶどう(1粒約0.6g) 約11〜30g(18粒~) 巨峰(1粒約17g) 体重1㎏あたり約3〜57g(1粒~) デラウェア(1粒約2g) 体重1㎏あたり約3〜57g(2粒~) マスカット(1粒約6g) 体重1㎏あたり約3〜57g(1粒~) ※平均体重を発症最小量の3g/1kgで試算 ◆犬種別許容量一覧表 犬種・体重 中毒発症の可能性がある摂取量…

犬にナッツを与えるのはダメ?その理由と対処法紹介!犬のその他の病気

犬にナッツを与えるのはダメ?その理由と対処法紹介!

犬にナッツをあげても大丈夫? 人が普段おやつやダイエットなどで食べている様々なナッツ類、犬にももちろん食べさせられるものもありますが、基本的にはあまりオススメできません。 というのも、ナッツ自体にも脂質が多く含まれているという点もありますが、中には中毒症症状を引き起こしてしまうものもあるためです。 ではどのようなものが特に食べさせることを控えたいナッツなのか見ていきましょう。 なぜ、犬にナッツを与えてはいけないの? 犬にナッツ類を与えることがオススメ出来ない理由について、まずナッツ自体に多くの脂質が含まれているため、与えすぎてしまうと肥満の原因になるという点があります。 また、更に危険な症状として中毒症状を起こし、下痢や嘔吐などの症状が見られる危険性もあるほか、ピスタチオや落花生などは殻を誤って食べてしまった場合「腸閉塞」になってしまう可能性もあります。 殻の誤飲については自分が食べるものの管理をしっかりとしておくことで誤飲のリスクを減らせますが、軽い気持ちで与えたナッツで中毒症状を起こしてしまった場合、苦しむのは愛犬である上、いくら必ず発症するわけでない症状であっても発症しないという可能性は無いとは断言できません。 危険を未然に防ぐことができるのであれば、与える必要が無いといえるものはなるべく与えないようにする方が良いといえます。 犬がナッツを食べるとどんな症状がでる? 犬が食べて症状が起きるといわれているナッツの種類は「マカダミアナッツ」だといわれています。 マカダミアナッツの何で中毒症状が出ているのか詳しい原因は解明されていませんが、マカダミアナッツを大量に摂取することで起こり得る症状としては、 嘔吐 震え 腹痛 脱力感 横たわる 発熱 痙攣 などが見られます。 上記のような症状は個体差によるので食べても問題ない犬もいれば、食べてから大体12時間以内に発症してしまう犬もいます。また、ナッツの形状的な特徴から腸に詰まってしまうケースもあるようです。 大体1日~2日で自然に中毒症状が治まり、自然に回復していくことが多いとされています。 犬がナッツを食べてしまった!危険な量とは? 危険性についてふれてきましたが、具体的にどの程度食べてしまったら危険なのでしょうか。 上記で紹介した危険性が高いとされる「マカダミアナッツ」の場合、体重1㎏あたり2.2gとされています。 これは体重が3㎏程の小型犬の場合、マカダミアナッツ1粒を2.2gとすると、マカダミアナッツ約3粒ほどで症状が出る計算になります。 他にも代表的なナッツから食べ方や症状などを確認していきましょう。 比較的与えても安全なナッツ ◆ピーナッツ ナッツ類の中でも犬に与えて最も安全性が高いと考えられるナッツです。 しかし、消化は良くないため、少量であれば良いですが大量に与えると下痢や嘔吐の原因となり、場合によっては膵炎(すいえん)を引き起こすこともあるので注意してください。 また、ピーナッツの皮は消化できないため、必ず皮を向くことと、塩分過剰になるので塩味が付いたピーナッツは与えるのを避けましょう。 ◆カシューナッツ カシューナッツも比較的与えても安全と考えられているナッツの一つです。 しかし、与える場合は必ずローストされたものや炒ったものを与えるようにしましょう。生のカシューナッツは犬にとって毒性のある成分が含まれるた注意が必要です。 また、カリウムが豊富に含まれているので、腎臓病やホルモン疾患の犬に与える際には注意が必要となります。 ◆ヘーゼルナッツ ヘーゼルナッツも犬に対しての毒性がないといわれてるナッツです。 ヘーゼルナッツを与えるうえで注意が必要なことは、サイズで、ほかのナッツに比べて大きいために丸飲みをしてしまうと食道や腸が詰まってしまう可能性があります。与える場合は細かく砕いて与えるようにしましょう。 ◆栗 栗は脂肪分も少なく、消化もそれほど悪くないため、犬に比較的与えやすく、安全なナッツといえます。 とはいえ、与え過ぎると消化不良を起こしたり、糖質が多いので血糖値が上がりやすく肥満の原因にもつながるため、与える量は考えないといけません。 また、栗きんとんなどの加工した栗は糖質が非常に多い為、犬に与えるのはおすすめできません。 栗を与える場合は、加熱して皮を向いた状態の味がついていない栗を与えるようにしましょう。 与えない方が良いナッツ ◆アーモンド アーモンドはナッツの中でも消化が悪いので、少量でも食べると下痢をしてしまう犬も少なくはありません。 食べさせてはいけないわけではありませんが、飼い犬の便の調子を観察し、消化不良を起こしそうな様子なら与えない方が良いでしょう。 ◆くるみ くるみも消化に悪いナッツの一つです。 また、古いくるみにはカビの毒である「マイコトキシン」が含まれることもあるとの報告もあるため、中毒になるリスクもあります。 特に海外製のくるみや古くなったくるみは犬に与えないようにしましょう。 ◆ジャイアントコーン ジャイアントコーンは成分的にはトウモロコシに近い、ナッツです。 トウモロコシと考えると犬に与えても問題ないものなのではないかと思いがちですが、日本で流通しているジャイアントコーンは既に塩味が付いていることが多く、塩分の過剰摂取になってしまうこともあります。…

犬にキシリトールを与えるのはダメ?その理由と対処法紹介!犬のその他の病気

犬にキシリトールを与えるのはダメ?その理由と対処法紹介!

犬にキシリトールをあげても大丈夫? 虫歯予防などで普段から嗜んでいるガムなどに含まれているキシリトール、我々の体には害が無いとされていますが愛犬に与えてしまった場合、実は命に係わる危険性があることをご存知でしょうか。 この記事ではキシリトールが愛犬にとってどのように危険なのかをご紹介していきたいと思います。 犬にキシリトールを与えても良いのか、結論から言いますとオススメすることはできません。 一口食べただけで危険という訳ではありませんが、キシリトールを過剰に摂取すると場合によっては死に至ることがあるのです。 ではどのような理由でその危険な可能性に及んでしまうのでしょうか。その内容について調べていきましょう。 なぜ、犬にキシリトールを与えてはいけないの? キシリトールが犬にオススメできない理由とはどのようなものなのでしょう。 その理由は、犬が多量にキシリトールを接種してしまった場合、重い中毒症状を引き起こすか可能性があり、 時にそのまま命を落としてしまう危険性があるからです。 キシリトールとは? キシリトールは糖アルコールの一種の天然の甘味料や虫歯予防として用いられている成分で、砂糖と同じくらいの甘さを持ちながらカロリーが4割程度低いのが特徴です。 日本ではキシリトールガムやタブレット、歯磨き粉としてよく使われています。 犬がこのキシリトールを接種するとインスリンの過剰分泌によって低血糖に陥ってしまったり、肝機能の低下が引き起こされることが分かってるため、危険視されているのです。 犬がキシリトールを食べるとどんな症状がでる? キシリトールを食べた際に出る症状についてはまず、どのように引き起こされるのか説明をしなくてはなりません。 人と犬とではキシリトールを摂取した時の反応が違います。 人や動物は食べ物を食べるとそれらを消化吸収し、ブドウ糖として体内に取り込みますが、この時体内のブドウ糖、特に血中のブドウ糖濃度(血糖)が高くなり過ぎないように、体は「インスリン」というホルモンを出してその量を調節します。 人の場合、キシリトールはこのインスリンを放出させるほどではないため、糖尿病の患者用の甘味料として活用されていますが、犬の場合は人と違い、キシリトールはインスリンを放出させる力を強く持っています。そのため、放出されたインスリンは血糖値を低下させ、血糖値の低下はその程度にもよりますが、意識の低下や昏睡、酷ければ肝障害を起こす可能性を引き起こします。 犬にとってキシリトールが毒性を持つ理由はこの低血糖を引き起こすということなのです。 低血糖の主な症状として下記のような状態が見られます。 嘔吐 下痢 ふらつき(歩行困難) 発作 昏睡 など。 また、命を落とす危険がある理由の一つとして「急性肝不全」を起こすということもあります。 「急性肝不全」とは、肝臓に重度の障害が起こり、肝機能が停止してしまう病気です。 一般的に、肝臓の機能は20%以上稼働していれば問題ないといわれています。ですが、肝不全になると、肝機能の動きが20%以下になり、体の中に入ってしまった毒素を解毒する機能を始め、栄養素の貯蔵や代謝、血液の循環機能がすべて使えなくなります。 そのため、肝不全になるということは命の危険に直結するのです。 犬がキシリトールを食べてしまった!危険な量とは? 一般的に、10㎏の犬に対し1gの摂取でも危険とされています。 我々にとって身近にコンビニなどでも売っているキシリトール入りのガムには1粒約0.5gのキシリトールが配合されています。これを小柄な小型犬が接種した場合、たった1粒のガムを噛んだだけでも中毒症状を起こす可能性があるのです。 キシリトールが含まれるもの ◆キャンディ・ガム・ミント・タブレット 「シュガーフリー」と記載されたガムやミント、キャンディーやタブレットのほとんどにはキシリトールが含まれています。犬が誤って食べないような場所での保管をするようにしましょう。 ◆パッケージ菓子 パッケージされた菓子パンやケーキ、お菓子、アイスクリームやヨーグルトにもキシリトールが含まれているものはあります。安全を期するのであれば、中に何が入っているかわからない食べ物は愛犬に与えない方が良いでしょう。 ◆ジャム・シロップ・ピーナッツバター ジャムやシロップにもキシリトールが含まれている商品があります。食品では色素やビタミンCの安定化、練り製品の変質防止などを目的にキシリトールが使用され、はちみつやはちみつ漬けの梅干しにも使用されていることもあります。アメリカほど馴染みは無いかもしれませんが、ピーナッツバターにも含まれている場合があります。 ◆プロテインバーや健康食品 ダイエットに効果的だとうたわれるプロテインバーやダイエットフードなどの健康食品には、カロリーを抑えて甘みを不可するためにキシリトールが使用されていることが多いです。 ◆フレーバーウォーターやドリンクパウダー スーパーやコンビニなどにも置かれるようになったフレーバーウォーターも美容やダイエットなどにピッタリといううたい文句で掲げられるだけあってその甘みにキシリトールが使用されている場合があります。 ◆チョコレート チョコレートについては元々与えること自体オススメしづらいものだとご存知な方もいらっしゃるかと思いますが、チョコレートにも甘み成分としてキシリトールを使用している場合があります。危険な要素が二つも重なっているのであれば、与えた場合の危険度も膨らむと考え、与えるのは控えたいところです。 ◆人用デンタルケア商品 虫歯予防のガムにも含まれているので、もちろんですが歯磨き粉などにもキシリトールは含まれています。虫歯予防臨床実験のデータの中にも歯磨き粉の中にキシリトールを入れることで10~12%虫歯の発生が少なくなったというデータも残っているようです。 虫歯の原因にならず、虫歯の発生を防ぐ甘味料なので、当然のようにデンタルケア用品の多くに使用されています。「犬には犬用のデンタルケア商品を使いましょう」といわれる理由はここにあります。 ◆野菜・果物 キシリトールの甘味成分は、天然食品にも存在しています。 イエロープラム、いちご、カリフラワー、ラズベリー、ナスなどがそれに該当しますが、理論上の話で仮にいちごで犬がキシリトール中毒になるには、体重1㎏あたりいちご1パック食べる必要があります。 一般的な小型犬の体重が大体3㎏だとして、一度にいちごを3パックも食べるかというと、少し現実味がないといえます。食べ合わせの際に注意したいものとして気に留めておくとよいでしょう。 もし上記の食べ物を誤食誤飲をしてしまった場合は食べてしまった量を把握し、症状が出ていなくても速やかに動物病院に連絡をとりましょう。…

犬に玉ねぎを与えるのはダメ?その理由と対処法紹介!犬のその他の病気

犬に玉ねぎを与えるのはダメ?その理由と対処法紹介!

犬に玉ねぎをあげても大丈夫? 人間が食べる料理の中に玉ねぎが含まれる料理は多々あります。 愛犬と暮らしていると、「自分も食べたい」と言わんばかりの視線を感じてつい自分が食べているものをあげてしまったりした経験はありませんか? しかし、この行為は場合によっては愛犬の健康を害することになりかねないのです。 結論からいうと、犬に玉ねぎを与えることはオススメできません。 理由としては、人にとっては体に良い成分を含んだ玉ねぎですが、犬が接種すると最悪死を招きかねない成分を含んでいるからです。 では、どのような成分が犬の身に危険を招くのか調べていきましょう。 なぜ、犬に玉ねぎを与えてはいけないの? 犬に玉ねぎを与えてはいけないことは前述しましたが、具体的にはどのような成分が原因なのでしょうか。 それは玉ねぎに含まれる「有機チオ硫酸化合物」が原因とされています。 有機チオ硫酸化合物とは 有機チオ硫酸化合物とは、玉ねぎに含まれる成分の一つで、人間に対しては抗ガン作用や血栓症予防、免疫力向上などの効果が期待できるものですが、犬にとっては大変有毒となる物質です。 玉ねぎには少なくとも有機チオ硫酸化合が3種類は含まれており、これらは加熱をしても失われることのない成分です。 この有機チオ硫酸化合物が犬にとって有毒である理由は、犬にはこの物質を消化する酵素を体内に持ち合わせておらず、接種をしても対処ができないとうい点があげられます。この特徴は犬だけではなく、猫にも同じことがいえるため、注意が必要です。 ではこの「有機チオ硫酸化合物」を接種してしまった場合、どのような危険性や症状が出てくるのでしょうか、次でその内容についてご説明します。 犬が玉ねぎを食べるとどんな症状がでる? 犬が玉ねぎを食べ、「有機チオ硫酸化合物」を体内に入ると、酸化酵素を持ったこの成分が赤血球中のヘモグロビンを酸化させるだけでなく、赤血球内に「ハインツ小体」とう病変を作ってしまう原因となります。 ハインツ小体とは ハインツ小体を持った赤血球は血管の中で破裂しやすく、溶血を引き起こします。そして溶血が繰り返されると赤血球の数が減るため、最終的に「溶血性貧血」や「ハインツ小体性貧血」などを引き起こす要因となります。 つまり犬が玉ねぎを食べると、体内で分解できなかった成分によって赤血球が破壊されて重症の貧血になる危険性がある上に、ひどい時には命を落とす危険性もあるため、貧血といえど危険症状であることには変わらず侮れないのです。 また、破裂した赤血球のヘモグロビンがそのまま腎臓へ流れることもあります。すると尿に血が混ざるため、血尿を引き起こす原因となるのです。 その他にも玉ねぎを食べて貧血に陥った場合、犬は下記のような様子を見せることがあります。 元気がない ふらつく 食欲不振 呼吸や脈が速くなる 嘔吐 下痢 歯茎が白くなる(可視粘膜蒼白) 黄疸 痙攣または震え 血便 吐血 など。 上記症状が現れるタイミングは、犬によってすぐ出るケースと暫くしてから出るケースなど様々な固体差による違いが現れますが、玉ねぎによるこれらの中毒症状は時間が経つにつれてどんどん症状がひどくなり、場合によっては死に至るケースもあるのです。 犬が玉ねぎを食べてしまった!危険な量とは? 犬の個体差にもよりますが、一般的な犬の体重1㎏に対して20g以上が致死量ではないかといわれています。 何故致死量について曖昧なのかというと、玉ねぎを致死量だといわれている玉ねぎを1個まるまる食べて平気であった犬もいれば、一切れのネギや玉ねぎで玉ねぎ中毒になったケースも多々報告されているので明確にこの量が致死量であると摂取を禁止しづらいのです。 また、HK型イヌ赤血球という玉ねぎ中毒にかかりやすい犬種も存在しています。(柴犬が有名な犬種です) このような犬種が玉ねぎ中毒に陥った場合は、赤血球内のカリウムが血液中に流出することで起こる「高カリウム血症」になり、死亡の危険が高まるとの見解が1975年に北海道大学の家畜病院で報告されています。 ドッグフードが無かった時代、玉ねぎが入った味噌汁や肉じゃがの残り物をご飯にかけた「残飯」を食べていた犬を知っている人の中には、玉ねぎを食べても問題ないだろうという考えの人もいらっしゃいますが、それはたまたまその犬がその時だけ平気であった場合も考えられます。 急性の「玉ねぎ中毒」の症状を起こさなかったとしても、玉ねぎの慢性的な常食は、潜在的な貧血や肝機能低下を誘発することがわかっているため、可能な限り犬の食事の中に玉ねぎが混じらないように配慮をしておきたいところです。 犬が玉ねぎを食べてしまった時の対処方法! もし愛犬が玉ねぎを食べてしまった場合は、まず慌てずに状況の確認を行いましょう。 玉ねぎを食べて2時間までの間に症状が出るケースや数時間から数日経った後に症状が出るケースもあるため、明らかに玉ねぎを食べていることがわかっている場合は夜間に症状が出る可能性も考え、速やかに動物病院へ連絡するか獣医の診療を受けることをお勧めします。 また、自宅で行える方法を2つほど紹介していきます。 口の中に残っている場合は取り出す 犬が玉ねぎや玉ねぎを使用した食品を食べている現場を目撃したばかりの場合、まだ口の中にある食べ物は噛まれないように注意をしながら犬の口の中に手を入れて玉ねぎを取り出します。さらに、目撃した現場で玉ねぎをどえくらい食べたのか、致死量以上食べているのかきちんと確認をする必要があります。 オキシドールを使った応急処置 薬局などで手に入るオキシドールをを水で2倍に薄め、ティースプーン1~2杯分の口に入れて飲ませます。 これを吐くまで3回ほど続けます。 ただし、胃が弱ってる時、玉ねぎを食べてから1時間以上が経過しているときにこの方法はオススメできません。その場合は速やかに動物病院へ連れて行くようにしましょう。 ここまで玉ねぎを食べることによって引き起こされる症状や対策についてご紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか。 玉ねぎ中毒については沢山の報告があるため、情報の真偽を正しく判断することが非常に難しいといえます。 しかし、事前に防ごうとした場合、食べてもメリットが無い食べ物を無理に食べさせる必要があるとはいえないため、玉ねぎについても愛犬に食べさせたい食べ物ではないといえるでしょう。…

犬にチョコレートを与えるのはダメ?その理由と対処法紹介!犬のその他の病気

犬にチョコレートを与えるのはダメ?その理由と対処法紹介!

犬にチョコレートをあげても大丈夫? 犬は甘い食べ物を好む生き物とされています。 しかし、結論からいうと「犬にチョコレートを与えることはオススメできません」。 人間が食べられるからといって犬にも、とチョコレートを与える行為は場合によっては死を招く可能性があります。 その理由はチョコレートに含まれる成分によって犬がチョコレート中毒と呼ばれる中毒症状に陥るからといわれています。 では具体的に、犬にチョコレートを与える危険性の実態を知っていきましょう。 なぜ、犬にチョコレートを与えてはいけないの? 犬にチョコレートを与えてはいけない大まかな理由を前述しましたが、詳しくはチョコレートの主成分であるカカオに含まれる「テオブロミン」というアルカロイドの一種である成分が中枢神経や心臓へと作用し、犬はこのデオブロミンの代謝が著しく遅いため、時に重篤な中毒症状を引き起こしてしまうことから与えることは推奨できないとされています。 しかし、犬の感受性にも個体差があるため、一口舐めただけで症状が現れるてしまう犬もいれば、それ以上に接種しないと症状が現れない犬もいます。 ですが、基本的に症状の重さ軽さに関係なく、中毒症状に陥るという点で危険に変わりは無いので、チョコレートを与え過ぎることは絶対にしないようにしましょう。 犬がチョコレートを食べるとどんな症状がでる? 犬がチョコレートを食べた場合、どのような症状が出てしまうのでしょうか。 チョコを食べてから何らかの症状が出始めるまで1~4時間といわれており、下記のような症状が見られたらすぐにかかりつけの動物病院へ診療を受けるようにしましょう。 嘔吐(おうと) 下痢(げり) 喘ぎ(あえぎ) 失禁 動悸 神経過敏 興奮 頻脈 心臓のリズム障害 昏睡(こんすい) 痙攣(まひ) など。 デオブロミンは、犬の大脳興奮作用や呼吸の興奮作用を起こすといわれていますが、中でも一番強いとされる症状は心臓の鼓動が激しくなる心悸亢進作用(しんきこうしんさよう)です。 大量に摂取した場合、精神不安状態や、痙攣および最終的には昏睡状態になるなどの中枢神経興奮症状が見られます。また、パンティングや尿失禁が起こる可能性もあるほか、酷い場合は約6~24時間以内に死に至る可能性もあります。 数日間以上の慢性的な接触では、心不全になって死に至ることが多いです。 犬がチョコレートを食べてしまった!危険な量とは? 犬がチョコレートを食べてしまった場合、危険に陥る量とは具体的にどのくらいなのでしょう。 基本的には、犬の体重1㎏あたりにつき100㎎前後のテオブロミンを摂取すると毒性が発生するといわれています。 テオブロミンの含有量はチョコレートの種類によって異なりますが、例えばホワイトチョコレートにはテオブロミンがふくまれておらず、一方でミルクチョコレートや特にブラックチョコレートにはテオブロミンが多く含まれています。 最近では高カカオのチョコレートが数多く販売されてますが、これらは普通のチョコレートの2.5~4倍のテオブロミンが含まれているため、特に注意が必要となります。 チョコレートの種類別にテオブロミンの含まれる量を表にしたので、ご参照ください。 種類 / 分量 テオブロミン含有量 無糖ココアパウダー 大さじ1 142mg 製菓用無糖チョコレート 50g 650mg カカオ70~85%ダークチョコレート 50g 400mg カカオ60~69%ダークチョコレート 50g 316mg カカオ45~59%ダークチョコレート 50g 250mg セミスイートチョコレートチップ(製菓用) 245mg ミルクチョコレート…

犬のワクチン予防接種を解説!種類・値段・時期はどうする?犬の感染症の病気

犬のワクチン予防接種を解説!種類・値段・時期はどうする?

犬のワクチンってなに? 犬が病気に感染するのは、ウイルスや細菌などの病原体が体内に侵入して増殖するためです。 感染症にかかると体の中で抗体が作られ、外部から新たに侵入してきた異物の病原体を攻撃します。この仕組みは免疫と呼ばれます。ワクチンは、この免疫の仕組みを活用します。 通常、抗体が体内に作られるためには、その病気に一度かかる必要があります。しかし、抗体を作るためといっても、意図的に病気にかかってしまっては本末転倒です。わざと病気にかかって、愛犬が苦しむ姿は見たくありませんよね。 そのため、ワクチンが活用されます。 体内にワクチン接種することで、ウイルスや細菌といった病原体に対する免疫を作り出します。つまり、実際に病気にならなくても、体内に抗体を作ることができます。これが病気に対する抵抗力となり、病気になりにくくなるのです。また病気になってしまったとしても、軽症で済むこともメリットです。 ただし、ワクチン接種をすると必ず病気を避けられるというわけではないので、絶対に安心というわけではないところにだけ注意しておきましょう。 犬のワクチンって本当に必要なの? 子犬は生まれてすぐに母犬の母乳を飲みますが、その母乳を通して、母犬が持っている免疫力が子犬に引き継がれます。ところが、その効果はほんの2~3カ月ほどしか続きません。その後は免疫力が薄れ、病気にかかりやすくなってしまいます。 子犬の状態からワクチン接種していくことで、病気にかかりにくくなり、長生きする可能性が高くなります。人と比較すると、ただでさえ寿命が短い犬です。愛犬とは長く楽しく過ごしていきたいですよね。そこでワクチンについて学んでいきましょう。ワクチン接種を検討する手助けになれば幸いです。 犬のワクチンって何種類あるの? 犬のワクチンは、狂犬病ワクチンと混合ワクチンの2種類に分けられます。 狂犬病ワクチン 狂犬病は脂肪率がほぼ100%の恐ろしい感染症です。人獣共通感染症のひとつで、犬から人へ感染することもあります。 日本では年に1度の狂犬病ワクチンの接種が法律により義務付けられています。そのため、1956年以降は狂犬病の発症が確認されていません。ですが、海外からのペット輸入などを通して、いつ日本国内で発生するか分からないため、今後も接種を継続することが重要です。 混合ワクチン 混合ワクチンは、対応する感染症の数によって下記の9種類存在しています。 犬ジステンパー 犬パルボウイルス感染症 ここまでが2種混合ワクチンです。 犬アデノウイルスⅠ型感染症 犬アデノウイルスⅡ型感染症 犬パラインフルエンザ ここまでが5種混合ワクチンです。 犬コロナウイルス感染症 ここまでが6種混合ワクチンです。 犬レプトスピラ病黄疸出血型 犬レプトスピラ病カニコーラ型 犬レプトスピラ病へブドマディス ここまでが9種混合ワクチンです。レプトスピラは狂犬病と同じく、人獣共通感染症のひとつで、人にも感染する病気です。野生動物が感染源となり、命に関わる重度な症状を引き起こすことがあります。 死に至ることがあり、感染しやすい、人獣共通感染症であるなどの恐ろしい病気に対するワクチンは「コアワクチン」と呼ばれます。コアワクチンは、犬の居住環境に関わらず、全ての犬が接種すべきと言われているワクチンです。具体的には、ジステンパーウイルス、アデノウイルス、パルボウイルスⅠ型・Ⅱ型、狂犬病ウイルスに対するワクチンです。 これらのウイルスが起因する病気を防ぐためにも、コアワクチンの接種は検討していきましょう。 犬のワクチンで予防できる病気 ワクチンで予防できる病気はこちらです。どれも恐ろしい病気ですので、ワクチン接種を検討するようにしましょう。 狂犬病 犬ジステンパー 犬パルボウイルス感染症 犬伝染性肝炎 犬コロナウイルス感染症 ケンネルコフ レプトスピラ感染症 犬のワクチン接種時期・間隔・回数 ワクチン接種の時期はいつがいいのか。どのくらいの感覚で接種すればよいのか。何回接種すればよいのか。 そのような疑問が生じていると思います。ここでは、一般的な接種時期などをご紹介します。 ただしワクチン接種の最適な時期・間隔・回数には様々な議論があるので、獣医師の先生と相談の上、決めるようにしてください。 犬のワクチン接種の時期は?子犬はいつ受ければよい? 世界小動物獣医師会(WSAVA)が定めているワクチンガイドラインというものがあります。基本的にはそこに記載されている時期に沿って、ワクチン接種されることが多いです。 1回目の接種:生後8週間後 2回目の接種:生後12週間後 3回目の接種:生後16週間後 4回目の接種:3回目の接種から1年後 これは犬の体内で生成される抗体の変化に合わせて、最適だと考えられている接種タイミングです。子犬には、このスケジュールに沿って、接種することを検討しましょう。 ワクチン接種の間隔・回数は?毎年受ける必要があるの? 5回目以降の接種については、1年に1回の間隔が基本といわれています。ところが、海外では3年に1回が適しているとの議論も生まれてきており、頻繁に接種することの問題点も挙げられ始めています。 日本と海外では、飼育環境やワクチン接種率などがことなるため、単純比較できないとの声もあります。また近年では、犬の体内にある抗体が残っているかを調べてから、ワクチン接種を検討できる動物病院も出てきています。すでに体内に抗体があれば、新たにワクチンを打つ必要はないという考え方です。…

犬のエキノコックス症を徹底解説!犬の病気を正しく知ろう犬の寄生虫の病気

犬のエキノコックス症を解説!症状・原因・治療・予防を知る

犬のエキノコックス症の症状 犬のエキノコックス症(えきのこっくすしょう)とは、寄生虫であるエキノコックスに感染して引き起こされる病気です。 エキノコックスは体長5ミリほどで、キツネ、ネズミ、そして人や犬にも感染する恐ろしい人獣共通感染症(ズーノーシス)であり、成長する過程で、「虫卵→幼虫(ネズミ)、幼虫→成虫(キツネ・犬など)」と寄生する対象が異なり、食べる側食べられる側の自然界の動物の関係をうまく利用して増殖していく寄生虫です。 犬がエキノコックスに感染した場合の症状は特にありませんが、大量寄生した場合は、軽い下痢を起こしたり、粘液の便が出ることもあるほか、無症状ではありますが、糞便の中には多量の虫卵が排出されているので、感染しているかどうかは獣医師を介して糞便を検査機関に送れば調べてもらえます。 人がエキノコックスに感染した場合、適切に治療をしなければ死亡してしまいます。 人の体内では感染してから時間をかけて身体を蝕み、その期間は大人で10年以上、子供で5年といわれています。 最初は肝臓に住みついて少しずつダメージを与えながら、小さな風船状ののう胞を肝臓に沢山作り、時にはのう胞が破裂して幼虫が血液に乗り、肺や脳へと転移することもあるため、大変危険です。 また、肝臓が虫の巣になるため、正常に機能しなくなり、肝硬変や肝機能不全により90%の確率で死亡します。 犬のエキノコックス症の原因 エキノコックスに感染してしまう原因は、虫卵や幼虫を体内に持った感染動物(野ネズミなど)を犬が食べ、体内に取り込んでしまうことで感染し、発症します。 エキノコックスの虫卵をネズミが摂取すると、体内で虫卵→幼虫へと成長してそのネズミをキツネや犬が捕食、キツネや犬の体の中で幼虫→成虫へ成長して1日最大500万個の虫卵をキツネや犬の糞便と共に排出します。 排出された虫卵は、自然環境に広がり、またそれをネズミが摂取するというサイクルを繰り返してエキノコックスは増殖していきます。 人の場合の感染路は、自然環境に広がる主に小川や淡水、野山の山菜や果物に付着している虫卵を口から摂取することによって感染します。 犬のエキノコックス症の治療・予防 犬の体内にいるエキノコックスを駆除すれば治療は終了で、動物病院にある専用の駆虫薬を犬に飲ませればほぼ100%駆除することが可能です。 人の場合は残念ながら、感染末期状態ですと有効な治療薬がなく、感染した肝臓をエキノコックスごと手術で摘出するほかありません。 また、エキノコックスだと確定診断するにはとても困難で、自覚症状がないまま肝臓が虫の巣になっていることが多く、症状が出たころには肝臓がんと勘違いされるケースも多くあります。 手術でお腹を開けてみたらエキノコックスだったとわかるケースもあり、なかなか発見は難しいですが早期発見・治療ができれば完全に治癒することもできるため、早期診断が非常に重要となります。 犬の感染予防対策は「とにかくネズミを捕食させないこと」です。 犬がエキノコックスに感染してしまった場合、糞便に虫卵を排出するまでには約一か月かかるので、もしエキノコックスの感染が疑われる時は虫卵が排出される前に駆虫薬を与えることで未然に防ぐことができます。 人の感染予防としては、「小川や淡水などの生水を飲まない」「山菜や果物はよく洗うか加熱してから食べる」「食事の前に手をよく洗う」「犬を外で放し飼いにしない」「犬の糞便を片付けた後はよく手洗いをする」「野良犬や野良猫に触れない、触れたらきちんと手を洗う」などが挙げられます。 とにかく口に入らないように努めましょう。 エキノコックスはキツネが多数生息している北海道での感染が起きていましたが、近年本州でも感染の報告が確認されています。 そのため、エキノコックスに対して正しい知識を持ち、予防と対策をきちんとすることで、感染のリスクが減らして防げるよう、よく覚えておきましょう。 犬の寄生虫の病気一覧 フィラリア症 回虫症(かいちゅうしょう) 条虫症(じょうちゅうしょう) 鉤虫症(こうちゅうしょう) ツメダニ症 ニキビダニ症 コクシジウム症 ジアルジア症 鞭虫症(べんちゅうしょう) トキソプラズマ症 トリコモナス症 エキノコックス症

犬のアロペシアX(脱毛症X)を徹底解説!犬の病気を正しく知ろう犬の皮膚の病気

犬のアロペシアX(脱毛症X)を解説!症状・原因・治療・予防を知る

犬のアロペシアX(脱毛症X)の症状 犬のアロペシアX(あろぺしあえっくす)とは、原因不明で数種類の犬種に起こる脱毛症のことです。 アロペシアとは直訳すると「脱毛症」のことで、原因不明であることから「X]が付き、「アロペシアX」という名称になりました。 発生機庁がほとんど不明であるため、この病気には「偽クッシング症候群」「成犬の成長ホルモン欠損症」「成犬の低ソマトソロピン症」「成長ホルモン応答性皮膚炎」「去勢応答性皮膚炎」「性ホルモン性皮膚症」「生検応答性脱毛症」「副腎性ホルモン欠損症」など、そのほかにも多数の名称があります。 発症しやすい犬種は「ポメラニアン脱毛症」と呼ばれることもあるように、ポメラニアンが半数を占めており、そのほかにもトイプードル、パピヨン、サモエド、シベリアン・ハスキー、アラスカン・マラミュートなどの北欧系の犬種にも多く発症が報告されています。 また、通常は1~3歳で発症しますが、それより若齢・高齢での発症例もあり、性別はオスの方が多く発症しているといわれています。 主な症状は「左右対称の脱毛」「色素沈着(皮膚にメラニン色素が沈着して黒ずんでくる)」「頭部と四肢はケガ残る」「毛艶が落ち、皮膚がカサカサ・しわしわになる」「痒みがない」などで、普通の治療ではあまり反応しないという特徴もあります。 犬のアロペシアX(脱毛症X)の原因 原因は未だに不明で、来院してすぐにこの病気であると診断されるケースはほぼ無いです。 副腎皮質機能亢進症であるクッシング症候群に似ていることから、偽クッシング症候群とも呼ばれることもあるため、クッシング症候群と同様に内分泌ホルモン異常が原因ではないかといわれていたり、そのほかにもホルモンが関与しているという考えから去勢・避妊手術が引き金になっという犬もいたことから「去勢反応性皮膚疾患」という名称もこの考えから生まれたとされています。 いずれにしても、アロペシアXは未だに解明はされておらず、原因も不明なままです。 犬のアロペシアX(脱毛症X)の治療・予防 原因がわからず、これといった特効薬もいまだない状況なので、様々な方法を試して犬に合う治療法を探ることが必要になります。 そんな中、現状で行われている治療法は「サプリメント投与:発毛効果のあるホルモン剤を投与して経過を見る」「去勢・避妊手術を行う:ホルモン異常の可能性が否めないため、推奨されることがある」「内服薬を投与:ホルモン剤や抗アレルギー薬、ステロイドなどを短期間で行う」「薬用シャンプーで薬浴:薬用シャンプーで皮膚状態の改善を促す」「洋服を着せる:皮膚の乾燥を防ぐため」「食事療法:スキンケアに特化した食事に変える」などが挙げられます。 未だ原因がわからず、予防策も特にはありませんが、ストレスが原因になったという報告もあるため、ストレスフリーに過ごすことが予防策になるともいわれています。 具体的に、「ブラッシングをする」「適切な運動量を保つ」「質の良い食餌を与える」「生活リズムを整える」などが挙げられます。 アロペシアXは原因がわからないため、改善が非常に困難で長期的な治療に付き合っていかなくてはなりません。 少しでもおかしいと思った時にはすぐに動物病院を受診するようにしましょう。 なりやすい犬種(好発犬種) ポメラニアン シベリアンハスキー 犬の皮膚の病気一覧 膿皮症(のうひしょう) 疥癬・ヒゼンダニ症(かいせん) アレルギー性皮膚炎(あれるぎーせいひふえん) 脂漏症(しろうしょう) アトピー性皮膚炎(あとぴーせいひふえん) 脂肪腫(しぼうしゅ) マダニ症 皮膚真菌症(ひふしんきんしょう) 天疱瘡(てんぽうそう) ノミ刺咬性皮膚炎(のみしこうせいひふえん) ノミアレルギー性皮膚炎(のみあれるぎーせいひふえん) 皮膚がん(ひふがん) アロペシアX

犬の核硬化症を徹底解説!犬の病気を正しく知ろう犬の目の病気

犬の核硬化症を解説!症状・原因・治療・予防を知る

犬の核硬化症の症状 犬の核硬化症(かくこうかしょう)とは、眼球内にある水晶体核が加齢に伴い、中心に向かって圧縮されて硬くなることで青みをおびて白く濁る病気です。 核硬化症だけでは視力障害を起こすことはありませんが、肉眼で見ただけでは白内障と変わらないため、区別が難しい症状です。 犬の核硬化症の原因 原因は水晶体の老化によるもので、犬の年齢が6歳頃になると、水晶体の中心部に白くて丸い輪郭がみられるようになります。 犬の核硬化症の治療・予防 白内障を併発している場合、点眼をすることもありますが、核硬化症に対して治療の必要は特にありません。 老化現象なので予防方法はありませんが、あえて予防をするならば併発の危険性がある白内障を防ぐためにも、5~6歳ころになったら定期的に眼科検査を受けるようにしましょう。 なりやすい犬種(好発犬種) 特にありません。どの犬種でもかかる可能性があります。 犬の目の病気一覧 緑内障(りょくないしょう) 白内障(はくないしょう) 結膜炎(けつまくえん) 角膜炎(かくまくえん) チェリーアイ 流涙症(りゅうるいしょう) 眼瞼外反症(がんけんがいはんしょう) 眼瞼内反症(がんけんないはんしょう) ホルネル症候群 ぶどう膜炎(ぶどうまくえん) マイボーム腺炎(まいぼーむせんえん) 水晶体脱臼(すいしょうたいだっきゅう) 網膜萎縮(もうまくいしゅく) 網膜剥離(もうまくはくり) 角膜潰瘍(かくまくかいよう) 角膜内皮ジストロフィー(かくまくないひじすとろふぃー) ドライアイ 眼瞼炎(がんけんえん) 逆さまつげ(さかさまつげ) 核硬化症(かくこうかしょう)

犬の皮膚がんを徹底解説!犬の病気を正しく知ろう犬の皮膚の病気

犬の皮膚がんを解説!症状・原因・治療・予防を知る

犬の皮膚がんの症状 犬の皮膚がん(ひふがん)とは、皮膚に悪性の腫瘍が発生する病気です。 主な症状に「硬いしこりがある」「目立つこぶのようなものがある」「なかなか治らない傷のようなものがある」「肛門がただれたようになる」「慢性的な皮膚炎」が挙げられますが、一見がんと判別できないもの「傷のようなもの」や「皮膚炎のようなもの」は気付きにくいため、非常に見つけにくいです。 がんは悪性腫瘍とも呼ばれ、無規律な増殖、浸潤性、転移性を特徴とする細胞の異常増殖のことを指し、「発生した部分の組織を越えて拡がり、周囲の健康な組織内にまで増殖(浸潤)」しながら「腫瘍細胞を発生場所とは違う場所まで到達(転移)」させ、再び増殖を繰り返すことで体中を食い荒らして蝕む恐ろしい病気です。 がんによる身体への悪影響に「無制限に栄養を使って増殖をするため、健康な細胞を栄養不足に陥れる」「正常な組織を圧迫したり、場所を占領することで機能不全に陥れる」「内分泌組織を機能不全に陥れ、ホルモンバランスを崩す」「全身に転移することにより、多数の臓器を機能不全に陥れる」などが挙げられます。 なお、がんが自然治癒することはごく稀で、治療を施さなかった場合、ほとんどの患者を死に至らしめます。 犬の皮膚がんの原因 犬のがんには様々な原因が影響しますが、「遺伝」「遺伝子異常」「日光」などの原因が挙げられます。 遺伝については、ゴールデンレトリバーやジャーマンシェパードなどの純血種はがんの発生率が高いといわれ、基本的にはその他全ての犬種で発生します。 純血種での発生率が高い理由は、血統を継続していくために同じ血統で交配していくため、血が濃くなることが一因ではないかと考えられています。 遺伝子異常については、発がん性物質や紫外線、その他の要因で遺伝子の系列に異常が起こることで発がん率が上がる可能性があるといわれています。 日光については、特に血管肉腫や扁平上皮がんなどが日光の当たる部位に発生しやすく、色素の薄い犬は特に発生率が高くなるといわれているため、日照時間が長い地域や日照量が多い標高の高い地域などは注意が必要です。 犬の皮膚がんの治療・予防 皮膚がんの治療には手術や放射線、抗がん剤などが中心となります。 外科手術の場合、「治癒」「生活の質の向上」などの目的で行うことが多く、皮膚の腫瘍の場合は治療を目的とする手術を行うことがほとんどで、腫瘍の種類によって切除する範囲が異なり、腫瘍の取り残しがないように切除をします。 外科手術は、生活の質を向上させたり、完治を目指すことが目的で、手術する前より状態が悪くなる可能性があるなら選択できない治療方法になります。 また、がんができている場所や腫瘍の大きさによっては切除後に皮膚の縫合ができない場合もあります。 放射線治療は、放射線治療装置を持っている施設でしか行うことができない治療法です。 腫瘍組織に直接放射線を当てることで、腫瘍細胞を死滅させますが、腫瘍周囲の正常細胞にも影響が及ぶことがあり、場合によっては脱毛、皮膚の黒変などの障害が起こることもあるのでよく考えて決める必要があります。 また、放射線治療は複数回照射する必要があり、その都度全身麻酔が必要になります。 抗がん剤治療は、外科手術で取り切れない場合や診断時に付近のリンパ節や肺などに転移してしまている腫瘍、悪性度が高く手術だけではほかに転移することがすでにわかっている場合に行います。 外科手術は局所に対する治療になりますが、抗がん剤治療は全身に対する治療になり、副作用として白血球減少や消化器症状などが起こる可能性もあるため、定期的に検査を行いながら投与をする必要があります。 予防策として、「食事において肥満や添加物などに気を付ける」、「適度な運動で心肺機能や免疫力を向上させる」、「除草剤や殺虫剤などの科学物質や受動喫煙、直射日光などを極力避ける」などのほかに、定期的に動物病院を受診したり、自宅でも全身を触る習慣をつけるようにすることで早期発見に繋げましょう。 犬の皮膚の病気一覧 膿皮症(のうひしょう) 疥癬・ヒゼンダニ症(かいせん) アレルギー性皮膚炎(あれるぎーせいひふえん) 脂漏症(しろうしょう) アトピー性皮膚炎(あとぴーせいひふえん) 脂肪腫(しぼうしゅ) マダニ症 皮膚真菌症(ひふしんきんしょう) 天疱瘡(てんぽうそう) ノミ刺咬性皮膚炎(のみしこうせいひふえん) ノミアレルギー性皮膚炎(のみあれるぎーせいひふえん) 皮膚がん(ひふがん) アロペシアX

犬の接触性アレルギーを徹底解説!犬の病気を正しく知ろう犬のアレルギーの病気

犬の接触性アレルギーを解説!症状・原因・治療・予防を知る

犬の接触性アレルギーの症状 犬の接触性アレルギー(せっしょくせいあれるぎー)とは、特定のものえお摂食することによってアレルギー反応が引き起こされた状態のことです。 症状はアレルゲンに接触した部分で痒みや発疹、脱毛、ひどい痒みのために接触部分を引っ掻く、頻繁に舐めるなどの行動も見られます。 犬の接触性アレルギーの原因 原因となる物質は犬が持つ免疫系が何に反応するかによって変わってきます。 具体的には「植物」「土」「ウッドチップ」「繊維片」「絨毯」「プラスチック」「ゴム」「革製品」「金属」「コンクリート」「シャンプー」「石鹸」「洗剤」「脱臭剤」「除草剤」「駆虫剤」「ノミとり首輪」「薬物」などが考えられ、既にアトピー性皮膚炎を発症している犬では接触性アレルギーを発症しやすいといわれています。 また、近年はアレルギーと中毒の真ん中の症状を引き起こす揮発性有機化合物(VOC)なども侮れず、常温で蒸発して気体となるVOCは主に呼吸器から体内に侵入しますが、皮膚と接触する機会もあるため、注意が必要です。 犬の接触性アレルギーの治療・予防 いくつかありますが、主に「アレルゲンの除去」「投薬(炎症を軽減するステロイドや抗ヒスタミン薬など)」「シャンプー(皮膚や被毛についたアレルゲンを物理的に洗い流す)」「生活環境の改善(ダニやホコリ、花粉やVOCの除去など)」などが挙げられます。 犬の接触性アレルギーの治療は難しく、改善が困難な病気です。 即効性のある治療薬あるわけではないので、根気よく犬と向き合い、異変に気付いたら早急に獣医師に相談するなどして、一つでも多くの改善策を考えながら付き合っていきましょう。 犬のアレルギーの病気一覧 食物性アレルギー(しょくもつせいあれるぎー) 接触性アレルギー(せっしょくせいあれるぎー)

犬の食物性アレルギーを徹底解説!犬の病気を正しく知ろう犬のアレルギーの病気

犬の食物性アレルギーを解説!症状・原因・治療・予防を知る

犬の食物性アレルギーの症状 犬の食物性アレルギー(しょくもつせいあれるぎー)とは、犬がある食品の接種をすることによって起こる、その食品に含まれる成分に対する異常な免疫反応のことです。 アレルギーの症状として代表的な疾患は皮膚の疾患で、初期症状は痒みや発疹、脱毛などがみられ、フケが出たり下痢や嘔吐、顔や耳の内側、目の周りや口回り、またの内側などの赤み、身体をしきりに舐めたり噛んだりするなどがあります。 犬の食物性アレルギーの原因 一般的な犬の食物アレルゲンは、ドッグフードに使用されることの多い「牛肉」「乳製品」「小麦」「子羊肉」「鶏肉」「鶏卵」「大豆」「トウモロコシ」「香辛料」「添加物」などが挙げられます。 犬の健康に欠かせないタンパク質を過剰摂取したり、長期間同じものを食べ続けることにより、アレルギー反応のある犬はアレルギーを起こしてしまいます。 犬の食物性アレルギーの治療・予防 アレルギー反応を起こす原因の食べ物を与えないように対策することが大切になります。 原因で挙げた食品などでアレルゲンを突き止めたら、犬にあったアレルゲンの含まれていない食事を与えることで症状も改善されていきます。 また、すでに食物アレルギーになっている犬の食事法として、「病院でアレルゲン除去フードを購入する」「アレルゲン食材の栄養素を別食品で補う」「プレミアムドッグフードを与える」などが挙げられます。 よくドッグフードの原材料を確認し、なるべく添加物を含まないものを選びつつ、アレルギー反応を起こしにくい「魚」「米」「豚肉」「ジャガイモ」などの食材を原材料にしたドッグフードを選ぶようしながら栄養バランスの良い食事をさせてあげるようにしましょう。 なりやすい犬種(好発犬種) ミニチュア・ダックスフンド ラブラドール・レトリーバー ゴールデン・レトリーバー ミニチュア・シュナウザー ボクサー 犬のアレルギーの病気一覧 食物性アレルギー(しょくもつせいあれるぎー) 接触性アレルギー(せっしょくせいあれるぎー)

犬のクリプトコッカス症を徹底解説!犬の病気を正しく知ろう犬の感染症の病気

犬のクリプトコッカス症を解説!症状・原因・治療・予防を知る

犬のクリプトコッカス症の症状 犬のクリプトコッカス症(くりぷとこっかすしょう)とは、クリプトコッカスとう真菌(カビ)に感染することで起きる病気です。 他の病気などが原因で、免疫力が低下している時などに発症しやすく、人畜共通感染症で犬よりも猫に多い病気ですが決して油断はできません。 主な症状は上部気道に感染して鼻炎の症状を呈し、くしゃみやどろどろした鼻水が出るようになり、鼻に特徴的な肉芽種を形成して腫れあがり、鼻腔を閉鎖するなどで、重篤なものは下部気道に感染して肺炎を引き起こします。 また、目の周りにも肉芽種はできやすく、目ヤニが目立ち、網膜炎を起こして失明する恐れもあります。 皮膚では全身に及び、皮下に潰瘍や痂疲を伴うしこりを多く作ります。 中枢神経への感染では痙攣や麻痺、運動障害、意識障害など、多疾患との鑑別が必要になる症状を表します。 犬のクリプトコッカス症の原因 病原体のクリプトコッカスは真菌の一種で自然界に広く存在し、特に鳩の糞から検出されることが知られていますが、感染経路は主に経吸気感染で、感染部位は上部気道、肺、皮膚、目および神経など全身に広く及びます。 空気中に浮遊している少量の病原菌との接触があっても通常の抵抗力(免疫力)を持った犬であれば発症することはないのですが、その他の病気や感染症などの発症時に続発する二次疾患であることがほとんどです。 犬のクリプトコッカス症の治療・予防 外科的に病理検査や支持療法として切除手術を行うこともありますが、真菌に対する特殊な抗生物質を用いた内科的治療法がメインとなります。 さらに、鼻炎や皮膚炎、目の中枢神経の異常などの各症状に対する治療を併用しますが、治療は投薬方法や副作用などの問題があるので、獣医師とよく相談してから行いましょう。 クリプトコッカスは環境中に多数存在する為、予防は困難ですが、普段から犬の健康管理や衛生管理に気を付けて感染するリスクを減らせるように努めていきましょう。 犬の感染症の病気一覧 ケンネルコフ レプトスピラ症 ジステンパー 犬パルボウイルス感染症 コロナウイルス感染症 狂犬病(きょうけんびょう) ブルセラ症 イヌ伝染性肝炎(いぬでんせんせいかんえん) 破傷風(はしょうふう) クリプトコッカス症

犬の破傷風を徹底解説!犬の病気を正しく知ろう犬の感染症の病気

犬の破傷風を解説!症状・原因・治療・予防を知る

犬の破傷風の症状 犬の破傷風(はしょうふう)の症状とは、破傷風菌が原因となって引き起こされる極めて危険な病気です。 破傷風菌は土壌中に存在しており、傷口などから体内に侵入、発症してから治療が遅れると、筋肉の痙攣や硬直といった神経症状がおき、死亡することもあります。 破傷風の特徴は、口が開きにくくなる、よだれを垂れ流す、食べ物が飲み込みにくくなる、瞳孔がずっと縮小したままになる、瞼が引き攣る、瞬膜の突出、顔が引き攣る、耳が立ちっぱなしになるという症状のほか、発熱もみられます。 症状が進むと、全身の筋肉が硬直性痙攣を起こし、足が突っ張ったようになるので歩行ができず、背中を弓上に反らした姿勢をとったりするほか、呼吸筋に痙攣が起きて呼吸困難を起こしたり、音や光といった刺激に誘発されて痙攣が起きることもあります。 発症から5日程度で死亡することが多いですが、その間、意識ははっきりしていることが多いので、犬は激痛に苦しめられることになります。 まれに傷の近くの筋肉にのみ症状が出ることがあり、その場合は2週間程度で回復することがあります。 犬の破傷風の原因 破傷風菌という細菌が傷口から感染することで起こります。 破傷風菌は空気があると生きられない偏性嫌気性菌のため、芽胞と呼ばれる環境の変化に強く耐久性の高い殻のようなものに包まれ、世界中の土中に広く分布しています。 犬が傷のある状態で土遊びなどをすると、傷口から破傷風菌が体内に侵入し、感染した部位で芽胞の殻を壊して発芽、増殖を始めますが、破傷風菌は偏性嫌気性菌という性質上、酸素のない深い傷に侵入した場合に増殖することが多いといえます。 破傷風菌は、増殖末期で神経毒(テタノスパスミン)と溶血毒を産生しますが、このうち問題となるのは神経毒で、運動神経線維の末端から取り込まれ、中枢神経に運ばれるた後、運動神経などを過度に興奮させることで、筋肉が突っ張ったようになる硬直性痙攣を引き起こします。 犬の破傷風の治療・予防 細菌が繁殖している傷の組織を切除し、患部をオキシドールで消毒、感染の拡大を防ぎながらペニシリンを患部及び全身に投与します。 その後は栄養剤や鎮痛剤を与え、光への反応を防ぐ為に暗所で安静にさせ、呼吸困難が併発している場合は、酸素テントに入れるなどして酸素吸入をします。 犬の破傷風は現在犬用のワクチンがないため、予防が難しいですが、破傷風菌は土中に潜んでいるので、もし犬が傷を負ったらすぐに洗って清潔にするようにすることを心掛けましょう。 例えば、土から突起している古釘や古い有刺鉄線なども、それらに破傷風菌が含まれた土が付着していて、踏んだり引っかかったりして深い傷を負うと感染のリスクが上がるので、散歩後は全身はもちろん、肉球に傷がないか確認を忘れないようにしましょう。 また、万が一犬が破傷風を発症した場合でも、初期症状の段階であれば助かる可能性がありますので、異変を見逃さず、すぐに動物病院へ行ってください。 犬の感染症の病気一覧 ケンネルコフ レプトスピラ症 ジステンパー 犬パルボウイルス感染症 コロナウイルス感染症 狂犬病(きょうけんびょう) ブルセラ症 イヌ伝染性肝炎(いぬでんせんせいかんえん) 破傷風(はしょうふう) クリプトコッカス症

犬の逆さまつげを徹底解説!犬の病気を正しく知ろう犬の目の病気

犬の逆さまつげを解説!症状・原因・治療・予防を知る

犬の逆さまつげの症状 犬の逆さまつげ(さかさまつげ)とは、本来なら眼球の外側に向かって生えるべきであるまつげが眼球に向かって生えてしまう病気です。 逆さまつげにも種類があり、まつげの生える場所は正しいのに、何らかの原因により、内側に向かってまつげが生えてしまう「乱生まつげ」、まつげが内側から生えてしまう「重生まつげ」、まつげが瞼の内側から生えてしまう「異所性まつげ」などがあります。 主な症状は前足で目をこすろうとする、目ヤニが増える、涙がいつもより多く出る、などが挙げられます。 犬の逆さまつげの原因 乱生まつげの原因は顔のしわなどにより眼球周辺の皮膚が余ることで、まつげの方向が変わってしまうので起こると考えられており、パグやシーズー、チャウチャウなどの犬種に多い症状だといわれています。 重生まつげや異所性まつげの理由は明らかになっていませんが、遺伝などが原因ではないかと考えられており、重生まつげにおいて多い犬種はアメリカンコッカースパニエルやイングリッシュコッカースパニエルといわれているので注意するようにしましょう。 犬の逆さまつげの治療・予防 逆さまつげの治療法は、まつげを定期的に抜くというもの以外にも乱生まつげの場合には顔のしわの切除や眼瞼内反症の治療、重生まつげの場合には焼灼による永久脱毛、異所性まつげの場合にはマイボーム腺とまつげの切除が行われます。 また、逆さまつげは予防することが困難な病気なので、逆さまつげの症状が少しでも表れているという場合には速やかに動物病院に連れていき、重症化する前に対策するようにしましょう。 なりやすい犬種(好発犬種) 特にありません。どの犬種でもかかる可能性があります。 犬の目の病気一覧 緑内障(りょくないしょう) 白内障(はくないしょう) 結膜炎(けつまくえん) 角膜炎(かくまくえん) チェリーアイ 流涙症(りゅうるいしょう) 眼瞼外反症(がんけんがいはんしょう) 眼瞼内反症(がんけんないはんしょう) ホルネル症候群 ぶどう膜炎(ぶどうまくえん) マイボーム腺炎(まいぼーむせんえん) 水晶体脱臼(すいしょうたいだっきゅう) 網膜萎縮(もうまくいしゅく) 網膜剥離(もうまくはくり) 角膜潰瘍(かくまくかいよう) 角膜内皮ジストロフィー(かくまくないひじすとろふぃー) ドライアイ 眼瞼炎(がんけんえん) 逆さまつげ(さかさまつげ) 核硬化症(かくこうかしょう)

犬の眼瞼炎を徹底解説!犬の病気を正しく知ろう犬の目の病気

犬の眼瞼炎を解説!症状・原因・治療・予防を知る

犬の眼瞼炎の症状 犬の眼瞼炎(がんけんえん)とは、眼瞼の周辺に炎症が発生した状態のことです。 主症状は、目の周りが赤く腫れる、目の周囲の脱毛、前足で目をこすりたがる、目の周囲が化膿する、まばたきが多くなる、涙が多くなるなどが挙げられます。 犬の眼瞼炎の原因 原因は様々ですが、主に「瞼への外傷:トゲが刺さったり、虫刺され、火傷するなど」「瞼の異常:先天的、後天的の異常が瞼にあると炎症の引き金になります。具体的に眼瞼内反症、眼瞼外反症、逆さまつげ、兎眼など」「基礎疾患:他の疾患に引き続く形で発症することもあります。具体的に結膜炎、角膜炎、ドライアイなど」「病原体への感染:真菌(皮膚系状菌)、細菌、寄生虫(ヒゼンダニ、ニキビダニ)への感染が発症原因になることもあります」などが挙げられます。 犬の眼瞼炎の治療・予防 基本的に点眼をして炎症を抑える方法を取りますが、症状を引き起こしている原因に応じて変わる為、他の疾患によって引き起こされている場合は、根本的な原因となっている基礎疾患への治療が優先され、感染症が疑われる場合は抗生物質や抗真菌薬を投与し、犬が目をこすろうとする場合はエリザベスカラーを装着してそれを防ぐなどが挙げられます。 眼瞼炎を予防することは困難ではありますが、不可能ではないので寄生虫や細菌への感染に注意したり、犬の瞼に異常が現れやすいのは早朝が多い為、確認し次第早急に動物病院に連れていくことで、早期治療を望めます。 犬の眼瞼炎において特に大事なことは発症した原因を特定し、それに応じた適切な治療をしてあげることなので、自分で判断せずに動物病院にきちんと行くようにしましょう。 なりやすい犬種(好発犬種) 特にありません。どの犬種でもかかる可能性があります。 犬の目の病気一覧 緑内障(りょくないしょう) 白内障(はくないしょう) 結膜炎(けつまくえん) 角膜炎(かくまくえん) チェリーアイ 流涙症(りゅうるいしょう) 眼瞼外反症(がんけんがいはんしょう) 眼瞼内反症(がんけんないはんしょう) ホルネル症候群 ぶどう膜炎(ぶどうまくえん) マイボーム腺炎(まいぼーむせんえん) 水晶体脱臼(すいしょうたいだっきゅう) 網膜萎縮(もうまくいしゅく) 網膜剥離(もうまくはくり) 角膜潰瘍(かくまくかいよう) 角膜内皮ジストロフィー(かくまくないひじすとろふぃー) ドライアイ 眼瞼炎(がんけんえん) 逆さまつげ(さかさまつげ) 核硬化症(かくこうかしょう)

犬のドライアイを徹底解説!犬の病気を正しく知ろう犬の目の病気

犬のドライアイを解説!症状・原因・治療・予防を知る

犬のドライアイの症状 犬のドライアイ(どらいあい)とは、眼の表面が乾いて角膜と結膜に炎症が生じた状態をいい、正式名称は乾性角結膜炎(かんせいけつまくけん)といいます。 ドライアイの主症状は、結膜の肥厚、結膜のにごり、結膜からの出血、目ヤニの増加、瞼が癒着するほか、重症化した場合、角膜に穴が空き失明することもあります。 また、強い痛みがある為、瞼の開きが小さくなったり、目をしょぼしょぼさせたりする様子が見られます。 犬のドライアイの原因 考えられる原因はいくつかありますが、「涙腺・第三眼瞼腺の異常」「眼球の表面積が大きい」などが挙げられます。 涙液を提供している涙腺や第三眼瞼腺に異常が発生すると涙の産生が減って眼球が乾きドライアイになりますが、腺の異常の原因は炎症、神経障害、ジステンパーなどの感染症、サルファ剤を始めとした薬を使用した場合や、チェリーアイの治療として第三眼瞼腺を切除した時、眼球周辺の腫瘍に対して放射線治療を行った場合なども、涙の量が低下することがあります。 また、涙液の分泌は正常でも、涙が蒸発してしまうスピードが速すぎてドライアイになってしまう場合もあり、具体的にアメリカンコッカースパニエル、イングリッシュコッカースパニエル、ブルドッグ、ウェストハイランドホワイトテリア、ラサアプソ、シーズー、パグなどの眼球の表面積が大きいギョロ目の犬種で多く発症の確認がされています。 そのほかに、パグやヨークシャーテリアにおいては遺伝的な要因が疑われていますが、詳細についてはまだわかっておらず、ブルドッグ、ウェストハイランドホワイトテリア、ミニチュアシュナウザーにおいてはシューグレン様症候群がドライアイを引き起こすことが分かっています。 シューグレン様症候群とは免疫系統が自分自身の腺組織を攻撃し、破壊してしまう免疫系の病気で、唾液腺が破壊されるとドライマウス、目瞼腺が破壊されるとドライアイが引き起ります。 犬のドライアイの治療・予防 主な治療法はいくつかありますが、涙の分泌を人工的に増やす「涙促進薬」や、目薬を差し、角膜と結膜を乾燥から防ぐ「点眼薬」、症状が進行したり、軟膏が効かない場合は耳の下にある耳下腺と呼ばれる分泌器官を結膜に移植する「手術」などが挙げられます。 ドライアイの完全予防は困難ですが、普段から観察をすることで早期発見が可能となります。 特に、目が赤かったり、目ヤニが異常に多くなっている時などは注意し、ほこりや異物、シャンプーなどが眼に入った場合は人工涙液などの点眼液を使って汚れを落としてあげることも大切です。 犬の目のトラブルは多いので、普段から目のチェックを行い、何らかの症状を感じたときは早めに動物病院に受診し、目薬をさす際に犬が暴れることがないように日ごろから目薬の練習をしておくとよいでしょう。 なりやすい犬種(好発犬種) シーズー ミニチュア・ダックスフンド チワワ ミニチュア・シュナウザー ヨークシャー・テリア ペキニーズ 犬の目の病気一覧 緑内障(りょくないしょう) 白内障(はくないしょう) 結膜炎(けつまくえん) 角膜炎(かくまくえん) チェリーアイ 流涙症(りゅうるいしょう) 眼瞼外反症(がんけんがいはんしょう) 眼瞼内反症(がんけんないはんしょう) ホルネル症候群 ぶどう膜炎(ぶどうまくえん) マイボーム腺炎(まいぼーむせんえん) 水晶体脱臼(すいしょうたいだっきゅう) 網膜萎縮(もうまくいしゅく) 網膜剥離(もうまくはくり) 角膜潰瘍(かくまくかいよう) 角膜内皮ジストロフィー(かくまくないひじすとろふぃー) ドライアイ 眼瞼炎(がんけんえん) 逆さまつげ(さかさまつげ) 核硬化症(かくこうかしょう)

犬の角膜内皮ジストロフィーを徹底解説!犬の病気を正しく知ろう犬の目の病気

犬の角膜内皮ジストロフィーを解説!症状・原因・治療・予防を知る

犬の角膜内皮ジストロフィーの症状 犬の角膜内皮ジストロフィー(かくまくないひじすとろふぃー)とは、眼球内にある内皮細胞数や細胞自体に問題が生じることにより、角膜実質の脱水性を保てなくなって角膜が混濁してしまう状態のことをいいます。 中年齢で発症することが多く、最初は局所的でも緩やかに全体に混濁が広がっていき、片目から最終的には両目が白濁していきます。 進行すると角膜内の水分留意が水膨れとなり、その水泡が角膜表面に達して破裂すると痛みの伴う角膜潰瘍が形成される場合もあります。 犬の角膜内皮ジストロフィーの原因 角膜内皮細胞に障害が起きることによって、浸透圧調節機構の破綻が生じ、結果として角膜に浮腫が生じる為だと考えられており、特定の犬種に多く見られることから、遺伝の関与が原因と考えられています。 主な犬種はダックスフント、チワワ、オストンテリアなどが報告されています。 犬の角膜内皮ジストロフィーの治療・予防 局所治療では完治できませんが、高浸透圧性の軟膏(5%塩化ナトリウム)を角膜表面に塗布することで角膜内の余分な水分をくみ出すことに役立てられます。 投与回数は症状によりますが、内皮細胞の損失を助長するぶどう膜炎を抑える消炎剤を使用したり、潰瘍がみられる場合は局所抗生物質点眼液を処方されることもあります。 また、角膜の水泡や瘢痕形成が頻繁にみられるようであれば、レーザー角膜形成術、加熱角膜形成術が行い、これにより角膜内に瘢痕組織を作ることで角膜表面に水泡が到達するのを防ぎ、新たな潰瘍形成をさせない効果が見込めます。 潰瘍形成が少なければ、犬はより快適で点眼治療の回数も減らすことができます。 遺伝性なので予防は難しいですが、日頃から犬の様子を確認し、異常がみられたら速やかに受診をするようにしましょう。 なりやすい犬種(好発犬種) チワワ フレンチ・ブルドッグ 犬の目の病気一覧 緑内障(りょくないしょう) 白内障(はくないしょう) 結膜炎(けつまくえん) 角膜炎(かくまくえん) チェリーアイ 流涙症(りゅうるいしょう) 眼瞼外反症(がんけんがいはんしょう) 眼瞼内反症(がんけんないはんしょう) ホルネル症候群 ぶどう膜炎(ぶどうまくえん) マイボーム腺炎(まいぼーむせんえん) 水晶体脱臼(すいしょうたいだっきゅう) 網膜萎縮(もうまくいしゅく) 網膜剥離(もうまくはくり) 角膜潰瘍(かくまくかいよう) 角膜内皮ジストロフィー(かくまくないひじすとろふぃー) ドライアイ 眼瞼炎(がんけんえん) 逆さまつげ(さかさまつげ) 核硬化症(かくこうかしょう)

犬の角膜潰瘍を徹底解説!犬の病気を正しく知ろう犬の目の病気

犬の角膜潰瘍を解説!症状・原因・治療・予防を知る

犬の角膜潰瘍の症状 犬の角膜潰瘍(かくまくかいよう)とは、外傷や感染が原因で角膜の組織が欠けてしまう症状のことをいいます。 角膜は眼球内への光の通り道の最も外側にある血管の走行していない透明な膜で、角膜の損傷が上皮のみの浅いものを表在性角膜潰瘍(ひょうざいせいかくまくかいよう)、角膜実質に及ぶ深いものを深部性角膜潰瘍(しんぶせいかくまくかいよう)といいます。 また、ボクサーやフレンチ・ブルドッグ、ゴールデン・レトリーバーなどでは、上皮細胞が基底膜に接着できないことによる難治性潰瘍(なんちせいかいよう)がみられることもあり、難治性潰瘍についてはボクサー潰瘍ともいわれます。 主な症状としては瞼の痙攣、羞目、流涙の他に、膿性の目ヤニや結膜の充血、角膜の浮腫や混濁、血管の侵入がみられることもありますが、酷くなると潰瘍が深部にまで届き、デスメ膜が癌のように突出した状態(デスメ膜癌)になることもあるほか、最悪の場合には欠損が角膜の全総にまで及び(角膜穿孔)、角膜に穴があいて眼房水が流出することもあります。 犬の角膜潰瘍の原因 主な原因として挙げられるものは「外傷」「物理的に繰り返される刺激」「乾燥」「異物」「細菌感染」「化学物質」「免疫介在性」などがあり、なりやすい犬の特徴としては「短頭種(パグやシーズーなど)」「涙の量が少ない犬(乾性角結膜炎など)」「涙の膜に異常がある犬(涙膜異常)」などがあります。 また、老年性の角膜変性症は角膜潰瘍に進行しやすいことが知られています。 犬の角膜潰瘍の治療・予防 進行具合によって治療法は異なります。 単純な角膜潰瘍であれば治療を始めてから3日~1週間ほどで回復してきます。 主な内科的治療方法は「抗生剤の点眼薬:頻繁に投与し、最近の繁殖を抑える」「角膜保護成分のある点眼薬:頻繁に投与し、角膜の保護・修復を助ける」「エリザベスカラーの装備:犬が眼に触れて患部の悪化を防ぐ」などがあります。 複雑な角膜潰瘍になると、上記の治療に加えて根本的な原因があればそれに対する処置や治療が行われ、潰瘍に対する内科的治療法として他には「血清点眼:犬の血清を点眼し、潰瘍部の修復のための栄養を与える」「アセチルシステイン:角膜実質のコラーゲン線維を溶かす酵素の働きを抑える」「抗生剤の内服:全身への感染を防ぐ」などがあります。 難治性の角膜潰瘍に対しては、内科的治療だけでなく外科的治療も行われますが、難治性や深部の角膜潰瘍で行われる主な外科的治療は「デブリードマン:点眼麻酔(麻酔薬の入った点眼薬)をした状態で角膜の修復を妨げているめくれた角膜を除去する」「格子状角膜切開術:点眼麻酔下で、角膜表面に格子状のごく浅い傷をつける」「ソフトコンタクトレンズの装着:デブリードマンや格子状切開などの外科的処置と並行して使用されることもある」「弾幕被膜術(結膜フラップ術):全身麻酔下で目頭側にある眼を覆う膜である弾幕を瞼に固定し、潰瘍部を外的刺激や乾燥から守り、涙を常に目の表面にいきわたらせことで潰瘍部の修復を促進する」「有茎結膜皮弁術(ゆうけいけつまくひべんじゅつ):結膜で潰瘍部を多い、結膜の血管から栄養を供給することで修復尾促進する」「角結膜転移術:近くの健康な角膜で潰瘍部を覆う」などがあります。 また、細菌感染により角膜が溶け急激に角膜穿孔にまで進行してしまうことのある緊急性の高いものもあり、その場合は1~2時間ごとの点眼と細かな通院または入院が必要になります。 最終的に角膜の状態が安定してくれば必要に応じて外科的治療も行われるようになります。 角膜穿孔が進行してしまうと、目の状態によっては眼球摘出も治療の選択肢に入ってきてますが、眼球感染から全身への細菌感染が広がる危険性を避ける為であり、獣医師からからよく説明を受けて治療方針を相談していきましょう。 予防策としては、目で見て病変が確認できなくても、羞明がみられたり、涙がいつもより多く出ている状態ならば角膜潰瘍を起こしている可能性がありますので、進行すると角膜穿孔に至り失明する危険を考え、早期発見・早期治療を行うことが大切です。 普段から目の充血、涙の量、目ヤニ、左右の目の大きさをチェックするようにして、異常が確認できたらすぐに受診するようにしましょう。 特にパグやシーズーなどの目に外傷を受けやすい短頭種の場合、日頃から目の健康に注意するようにしましょう。 なりやすい犬種(好発犬種) パグ シーズー その他目が突出している犬種 犬の目の病気一覧 緑内障(りょくないしょう) 白内障(はくないしょう) 結膜炎(けつまくえん) 角膜炎(かくまくえん) チェリーアイ 流涙症(りゅうるいしょう) 眼瞼外反症(がんけんがいはんしょう) 眼瞼内反症(がんけんないはんしょう) ホルネル症候群 ぶどう膜炎(ぶどうまくえん) マイボーム腺炎(まいぼーむせんえん) 水晶体脱臼(すいしょうたいだっきゅう) 網膜萎縮(もうまくいしゅく) 網膜剥離(もうまくはくり) 角膜潰瘍(かくまくかいよう) 角膜内皮ジストロフィー(かくまくないひじすとろふぃー) ドライアイ 眼瞼炎(がんけんえん) 逆さまつげ(さかさまつげ) 核硬化症(かくこうかしょう)

犬の網膜剥離を徹底解説!犬の病気を正しく知ろう犬の目の病気

犬の網膜剥離を解説!症状・原因・治療・予防を知る

犬の網膜剥離の症状 犬の網膜剥離(もうまくはくり)とは、眼球内部にある網膜が脈絡膜からはがれた状態です。 網膜剥離には種類があり、「裂孔原性(れっこうげんせい):網膜に穴が開いたことによる網膜剥離」、「非裂孔原性:網膜に穴が開かないまま起こる網膜剥離」の二種類に分けられ、更に非裂孔原性には牽引性と滲出性があります。 裂孔原性は動物では症例は少ないですが、シー・ズーやラサ・アプソなどの犬種では高確率で自然発生しやすいとされています。 また、網膜剥離の症状は飼い主が気付くころには両目の網膜に広範囲で剥離が起こっている場合がほとんどで、片目や一部のみでの症状は現れにくい為、気付くことは難しいといいます。 その為、目の前のものや家具にぶつかる、歩くとしきりに地面を嗅ぐ様子がある、不安そうにおどおどしながら行動する、ものを目で追う様子がないなどの症状が見られ始めた頃には失明をしている場合がほとんどで、他の症状としては網膜剥離により眼内出血が引き起こされた際には黒目の部分が赤く見える事もあります。 犬の網膜剥離の原因 原因はいくつかあり、遺伝によるもの、あらかじめ抱えている病気による誘発、外傷によるものとがあります。 遺伝的に眼球の異常を発症しやすい犬種を具体的に挙げると、水晶体の脱臼を起こしやすいテリア種、水晶体の液化を起こしやすいシーズー、視神経コロボーマを起こすコリー、網膜形成不全を起こしやすいラブラドールレトリバー、サモエド、ベドリントンテリア、オーストラリアンシェパードなどです。 あらかじめ抱えている病気による誘発の場合、具体的な病名に糖尿病、進行性網膜萎縮症、牛目を伴った緑内障、高血圧、甲状腺機能低下症、赤血球増加症、ぶどう膜炎、白内障、水晶体脱臼などが挙げられます。 外傷が原因であった場合、繰り返し頭部に衝撃を受けることによって発症するパターンは稀ですが、白内障の手術に伴う医療性の外傷は時々見られます。 犬の網膜剥離の治療・予防 治療方法は網膜剥離の型によって変わります。 裂孔原性や牽引性のような部分的な網膜剥離の場合、それ以上の剥離の進行を予防するためにレーザー治療によって網膜を固定する光網膜凝固術が行われ、片側の目で網膜剥離が起こると残った正常の目も将来網膜剥離になる可能性があったり、白内障などの眼内手術後に網膜剝離を起こすケースも多い為、これらのケースに該当する犬に対し予防的に行うこともあります。 広範囲或いは完全な網膜剥離の場合は治療を行わないことが多いものの、適応であれば網膜硝子体手術により網膜を再度つけることができます。 ただし、この手術が可能な設備や獣医師をそろえている動物病院は全国でもかなり限られてしまうこと、すべての施術例で視力が回復するわけではないこと、ほかの眼内手術同様に合併症が起こる可能性もあるという問題やリスクもあります。 滲出性の網膜剥離の場合は、高血圧や脈絡網膜炎(みゃくらくもうまくえん)などの炎症が原因となっているので網膜剥離の原因となっているそれぞれの病気の治療を行います。 例えば、高血圧には血圧降下剤や高血圧の原因になっている病気の治療、脈絡網膜炎や眼内炎の原因に対する治療、具体的に腎不全や心不全などが原因の高血圧であればそちらの治療を行い、免疫に関わる疾患であれば免疫抑制剤を、細菌やカビなどの真菌が原因であれば抗生剤や抗真菌剤などが処方されたりします。 予防策としては、遺伝的な原因以外は症状の原因となる疾病の早期治療や、外傷の元となる原因を生活から取り除くなどの対応が必要となります。 網膜剥離は状態がかなり進むまで症状に気付くことは非常に少ない疾患なので、事前に定期的な眼の検診を行い、行動や様子に異常が見られた場合はすぐに動物病院に連れていくようにしましょう。 なりやすい犬種(好発犬種) シーズー ウエスト・ハイランド・ホワイト・テリア トイ・プードル 犬の目の病気一覧 緑内障(りょくないしょう) 白内障(はくないしょう) 結膜炎(けつまくえん) 角膜炎(かくまくえん) チェリーアイ 流涙症(りゅうるいしょう) 眼瞼外反症(がんけんがいはんしょう) 眼瞼内反症(がんけんないはんしょう) ホルネル症候群 ぶどう膜炎(ぶどうまくえん) マイボーム腺炎(まいぼーむせんえん) 水晶体脱臼(すいしょうたいだっきゅう) 網膜萎縮(もうまくいしゅく) 網膜剥離(もうまくはくり) 角膜潰瘍(かくまくかいよう) 角膜内皮ジストロフィー(かくまくないひじすとろふぃー) ドライアイ 眼瞼炎(がんけんえん) 逆さまつげ(さかさまつげ) 核硬化症(かくこうかしょう)

犬の網膜萎縮を徹底解説!犬の病気を正しく知ろう犬の目の病気

犬の網膜萎縮を解説!症状・原因・治療・予防を知る

犬の網膜萎縮の症状 犬の網膜萎縮(もうまくいしゅく)とは、目の奥にある網膜が、変性して薄くなった状態を網膜萎縮といい、症状が進行すると失明する可能性もある病気です。 初期段階では視力障害が起こらないため、気付かないことが多いのですが、進行とともに症状が悪化して夜間のみの視力障害から始まり、昼夜問わず視力障害が見られるようになり、末期になると視力が失われてしまうこともあります。 また、犬種によって進行の速さや発症の時期は異なりますが、生後間もなくに発症すると進行が速く、病気の程度も重くなります。 犬の網膜萎縮の原因 特定の犬種での発症が多いことから、遺伝的要因があるといわれています。 網膜萎縮を発症しやすい犬種は、コリー、ラブラドール・レトリーバー、ミニチュア・プードル、アイリッシュ・セッター、シェルティ(シェットランド・シープドッグ)など、数十頭が明らかになっています。 犬の網膜萎縮の治療・予防 現在、網膜萎縮に有効な治療法は無く、病気の進行を遅らせるために内科的に投薬を行うことはありますが、効果が見られない場合もあります。 したがって、診断をされたら犬がなるべく不安やストレスの少ない日常生活を送れるように飼い主が生活面で気を付けるようにし、室内のトイレやフードボウルは動かないように固定、障害物は歩行の邪魔にならないように除去し、散歩時には人通りが多くない静かなコースを選ぶようにしてあげましょう。 遺伝性の病気なので、病気自体の具体的な予防策は現在ありませんが、繁殖の際にこの症状が見られた犬を交配に使用しないようにすることが予防に繋がっていくため、しっかり繁殖計画を立てていきましょう。 なりやすい犬種(好発犬種) ミニチュア・ダックスフンド トイ・プードル ウェルシュ・コーギー・ペンブローク キャバリア・キング・チャールズ・スパニエル シーズー チワワ パグ ビーグル マルチーズ ミニチュア・シュナウザー 犬の目の病気一覧 緑内障(りょくないしょう) 白内障(はくないしょう) 結膜炎(けつまくえん) 角膜炎(かくまくえん) チェリーアイ 流涙症(りゅうるいしょう) 眼瞼外反症(がんけんがいはんしょう) 眼瞼内反症(がんけんないはんしょう) ホルネル症候群 ぶどう膜炎(ぶどうまくえん) マイボーム腺炎(まいぼーむせんえん) 水晶体脱臼(すいしょうたいだっきゅう) 網膜萎縮(もうまくいしゅく) 網膜剥離(もうまくはくり) 角膜潰瘍(かくまくかいよう) 角膜内皮ジストロフィー(かくまくないひじすとろふぃー) ドライアイ 眼瞼炎(がんけんえん) 逆さまつげ(さかさまつげ) 核硬化症(かくこうかしょう)

犬の水晶体脱臼を徹底解説!犬の病気を正しく知ろう犬の目の病気

犬の水晶体脱臼を解説!症状・原因・治療・予防を知る

犬の水晶体脱臼の症状 犬の水晶体脱臼(すいしょうたいだっきゅう)とは、眼球の中にある水晶体という部分を支えるチン氏帯の断裂によって水晶体の位置が正常な位置からずれてしまった状態のこといいます。 外れ方によっては、「脱臼」と「亜脱臼」とに分かれます。 水晶体の脱臼だけで、緑内障やぶどう膜炎を起こしていない場合は、特に症状を示さない場合もありますが、水晶体脱臼が原因となって眼圧が上がり、緑内障が起こることがあるので注意が必要です。 緑内障やぶどう膜炎を伴う場合には、激しい目の痛みや充血、角膜の炎症や白濁(角膜浮腫)等がみられ、視力が低下して失明することもあります。 犬の水晶体脱臼の原因 先天性・遺伝性のものと後天性で起こる場合があります。 ミニチュアシュナイザー、トイプードル、ジャックラセル・テリア、スカイ・テリアなどの犬種がこの病気にかかりやすく、先天性の場合はこれらの犬種の眼球構造や発育不全が原因になっていると考えられています。 後天性の場合、眼球内の腫瘍、ぶどう膜炎、白内障や緑内障が引き金となり発症することもあります。 また、打撲などのら外傷から誘発されるケースもあります。 犬の水晶体脱臼の治療・予防 前方脱臼の場合、緑内障や角膜の障害を引き起こす危険が高い為、水晶体を摘出する手術が行われます。 後方脱臼の場合は、通常は外科的処置を必要としませんが、前方脱臼に移行して緑内障の併発を防ぐ為に縮瞳薬(しゅくどうやく)の点眼を行う場合があります。 いずれにしても定期的に眼圧測定を行い、眼圧の上昇や緑内障の併発がみられる場合、外科手術を施さねばならない可能性もあり、場合によっては水晶体の摘出手術を施すこともあります。 先天性・遺伝性の場合は発症の予防が難しいのですが、好発犬種ではワクチン接種などの健康診断時に動物病院で定期的に目のチェックをしてもらうことで緑内障などの続発する疾患を防ぐことができます。 後天性の場合でも定期的に動物病院で診察を受け、適切な治療を行うことが必要となります。 また、家庭でできるチェックとして、犬の目の色や開き方、目を気にするような様子がないか、物にぶつかったり見えにくそうな様子などを確認し、気になる症状がある場合は早めに受診をするようにしてください。 なりやすい犬種(好発犬種) ミニチュア・シュナウザー トイ・プードル ジャック・ラッセル・テリア 犬の目の病気一覧 緑内障(りょくないしょう) 白内障(はくないしょう) 結膜炎(けつまくえん) 角膜炎(かくまくえん) チェリーアイ 流涙症(りゅうるいしょう) 眼瞼外反症(がんけんがいはんしょう) 眼瞼内反症(がんけんないはんしょう) ホルネル症候群 ぶどう膜炎(ぶどうまくえん) マイボーム腺炎(まいぼーむせんえん) 水晶体脱臼(すいしょうたいだっきゅう) 網膜萎縮(もうまくいしゅく) 網膜剥離(もうまくはくり) 角膜潰瘍(かくまくかいよう) 角膜内皮ジストロフィー(かくまくないひじすとろふぃー) ドライアイ 眼瞼炎(がんけんえん) 逆さまつげ(さかさまつげ) 核硬化症(かくこうかしょう)

犬の筋ジストロフィーを徹底解説!犬の病気を正しく知ろう犬の骨・関節の病気

犬の筋ジストロフィーを解説!症状・原因・治療・予防を知る

犬の筋ジストロフィーの症状 犬の筋ジストロフィー(きんじすとろふぃー)とは、細胞骨格を形成するタンパク質が不足しているか全く欠落している為、筋肉が正常に働かない状態をいいます。 主な主症状としては直接的症状と間接的症状の二種類が存在し、食事困難やそれに伴うよだれの量の増加、成長スピードの低下、運動量の低下や歩き方の異常などがみられるものが直接的症状、筋ジストロフィーに誘発される二次的障害に関節が固くなって稼働しなくなっていく拘縮や変形、骨粗しょう症、呼吸不全、栄養障害、心筋に影響が及ぶことで心不全や腸の筋肉に影響が及ぶことで胃腸の機能障害を起こすものが間接的症状とされています。 多くは生後10週~12週頃に発症し、運動能力が著しく劣るために食事や授乳がままならず、結果的に栄養失調や肺炎、心臓の機能不全などで死んでしまいます。 遺伝的な進行性疾患なので、有効な治療法がないというのが現状です。 犬の筋ジストロフィーの原因 筋ジストロフィーは遺伝性疾患の総称で、主な原因として性別、犬種の二種類が挙げられます。 発症する犬の多くがオス犬であり、メスで発症した場合は、染色体の突然変異が関わっているといわれています。 また、ほとんどがゴールデンレトリバーであり、この疾患自体の名称にも「ゴールデンレトリバー筋ジストロフィー(Golden Retriever muscular dystrophy, GRMD)」と名付けられた由来にもなっています。 他の犬種では、ラブラドールレトリバー、ミニチュアシュナウザー、ロットワイラー、アラスカンマラミュート、ウェルシュコーギーペンブローク、ブリタニー、サモエドなどでも若干の報告例があるようです。 犬の筋ジストロフィーの治療・予防 症状で述べた通り、現在病気を根治する方法は見つかってはいない状態なので、多くは心筋などの筋肉の機能不全で生後1年以内に命を落としてしまいます。 そこで、犬が生きている間の生活の質をできるだけ高め、愛犬に負担をかけないように介護生活を行い、症状が進むと嚥下困難などにもなるので、流動食を与えてストレスのない環境を作ることが飼い主のすべきこととなってきます。 また、対症療法として疾患の原因を取り除くよりも、症状の軽減を目的とした治療が施されますが、具体的には肺炎を起こさないような管理が必要とされるほか、食べ物を飲み込む筋肉が弱まっている為、食べた物が気管に入り、そのまま肺に炎症を起こしてしまう誤嚥性肺炎の合併に気を付けます。 筋ジストロフィーは発症したからといって急激に症状が悪化する病気ではないですが、どれだけ飼い主が早く気付けるかによってその後の進行具合が変わってくることもあります。 ですが、一日ごとにできていたことができなくなっていく様子などもみられるようになってくるので、愛犬と少しでも一緒に時間を過ごせるよう、無理のない生活を送らせてあげるようにしましょう。 なりやすい犬種(好発犬種) ゴールデン・レトリーバー サモエド ミニチュア・シュナウザー コーギー 犬の骨・関節の病気一覧 膝蓋骨脱臼(しつがいこつだっきゅう) 股関節形成不全(こかんせつけいせいふぜん) レッグペルテス病 骨折(こっせつ) 前十字靭帯断裂(ぜんじゅうじじんたいだんれつ) 股関節脱臼(こかんせつだっきゅう) 環軸椎亜脱臼(かんじくついあだっきゅう) 関節リウマチ(かんせつりうまち) 肘関節形成不全(ちゅうかんせつけいせいふぜん) 変形性脊椎症(へんけいせいせきついしょう) 筋ジストロフィー

犬の変形性脊椎症を徹底解説!犬の病気を正しく知ろう犬の骨・関節の病気

犬の変形性脊椎症を解説!症状・原因・治療・予防を知る

犬の変形性脊椎症の症状 犬の変形性脊椎症(へんけいせいせきついしょう)とは、身体の中心を通り、体を支えている脊椎のひとつひとつの骨の間や下側に骨棘(こつきょく)や骨同士が橋状に繋がった骨の成分が作られることによって脊椎の可動域が狭まり、痛みなどのトラブルを起こす病気です。 主な主症状として、「尻尾を振らない」「腰や尻を触ったり、抱き上げようとすると痛がる」「普段からソファーやベッドなどの段差の上り下りを頻繁にする」「胴の長い犬種」「太り気味」などが挙げられますが、これらを放置したり気付かないままにしていると椎間板ヘルニアになってしまうこともある為、注意が必要です。 犬の変形性脊椎症の原因 主な原因として、「過度な運動などにより繰り返される関節なの微小な傷」「大きな外傷」のほか、遺伝的素因を持つ犬種も確認されており、ボクサーなどは特に変形性脊椎症を発症しやすい犬種として知られています。 変形性脊椎所は年配の犬であれば大なり小なり発生している病気であり、背骨の負担になりやすい運動をしている犬、肥満犬なども若くても発症する例があります。 更に、ダックスフントのように足が短く胴が長い犬達は、そのような体型を維持できるようにブリーディングされているため、腰椎への負担が高く、若い犬でも変形性膝関節症を発症することも知られています。 犬の変形性脊椎症の治療・予防 治療については、病院や症状によってかなり違いがあるといえます。 基本的には内科的治療や体重管理指導によって身体の負担を減らし、悪化を防ぐ治療を選択をする先生が多いですが、重度の場合、外科手術を薦めるケースもあります。 外科手術を薦めるケースには犬の年齢が若い場合が多く、高齢の犬だと体力などを考慮し、内科的治療が選ばれるケースが多いです。 予防策は、現在明確なものがないものの、他の関節疾患にも言えることですが、体重管理を行うことで適切な体重を保つことが重要になってきます。 また、室内犬でしたらソファーやベッドに上らないようにしつけする、高い段差にはスロープを用意して無理な上り下りを避けることで犬の負担がだいぶ減ると言われています。 変形性脊椎は無症状のことが多い病気ですが、定期的な健康診断で検出することができるので、動きたがらない、歩きにくそうにするなどのおかしい様子が見られたら、早めに動物病院に連れていきましょう。 なりやすい犬種(好発犬種) ミニチュア・ダックスフンド ペキニーズ ビーグル コーギー 犬の骨・関節の病気一覧 膝蓋骨脱臼(しつがいこつだっきゅう) 股関節形成不全(こかんせつけいせいふぜん) レッグペルテス病 骨折(こっせつ) 前十字靭帯断裂(ぜんじゅうじじんたいだんれつ) 股関節脱臼(こかんせつだっきゅう) 環軸椎亜脱臼(かんじくついあだっきゅう) 関節リウマチ(かんせつりうまち) 肘関節形成不全(ちゅうかんせつけいせいふぜん) 変形性脊椎症(へんけいせいせきついしょう) 筋ジストロフィー

犬の肘関節形成不全を徹底解説!犬の病気を正しく知ろう犬の骨・関節の病気

犬の肘関節形成不全を解説!症状・原因・治療・予防を知る

犬の肘関節形成不全の症状 犬の肘関節形成不全(ちゅうかんせつけいせいふぜん)とは、上腕部を形成する「上腕骨」と、前腕部を形成する「橈骨(とうこつ)」、「尺骨(しゃっこつ)」という三本の骨がうまくかみ合わされることで構成されている肘関節という部分の発育不良により痛みが生じる病気の総称です。 初期症状は成長期の4~7ヵ月くらいに前肢の跛行(はこう)がみられ、初めの頃は休息後に立ち上がった時などに一時的に歩き方の異常が見られますが、進行すると関節炎を起こし、運動時に症状が悪化したり、歩行異常が持続してみられたりするようになります。 上記以外の主症状として、「痛みから前肢を挙げて歩く」「肘を曲げるのを嫌がる」「立った時の肘の状態が不自然」「肘関節の腫れ」「筋肉が落ちて前肢が細くなる」「関節に水が溜まる」などの症状がみられるほか、症状が進行すると重度の跛行を示すようになったり、変形性関節症(へんけいせいかんせつしょう)を併発したりします。 犬の肘関節形成不全の原因 主な原因の一つとして、遺伝的要素が強いといわれています。 具体的にゴールデンレトリバー、ロットワイラー、ジャーマンシェパード、チャウチャウ、ビアデッドコリー、ニューファンドランド、ラブラドールレトリバー、バーニーズマウンテンドッグなどの大型犬によくみられ、成長期における体の成長率が他の犬種に比べてかなり大きいからだと考えられています。 その他、外傷、栄養、肥満なども原因として考えられており、これらによって尺骨と橈骨の成長の不均一などによる肘関節の異常、尺骨の肘突起や内側鉤(こう)状突起と呼ばれる尺骨と上腕骨の関節面を形成する部分の異常、上腕骨側面の軟骨以上などが引き起こされます。 また、骨が成長する4~10ヵ月における過度な機械的ストレスが肘関節の成長を阻害してしまうこともあり、落下や衝突などの事故、激しすぎる運動、餌の与え過ぎによる急激な体重増加などが主な要因とされています。 犬の肘関節形成不全の治療・予防 症状が比較的に軽い場合は、軟骨保護剤などの投薬による内科治療と併せて、運動制限や体重コントロールをすることが主になります。 痛みが激しく、日常生活に支障を来たしている場合は、抗炎症剤や鎮痛剤の投与のほか、状況に合わせた術式を選択して外科手術を行うこともあります。 変形性骨関節症が進行していない段階で手術を受けた場合には経過が良好なケースが多いようです。 予防策としては、関節に負担をかけないように体重のコントロール、成長期に過度な運動をさせないようにする、成長期のカルシウムの過剰摂取やカロリー過多も関節の病気のリスクを高くすると考えられているので控えることが大切です。 また、症状で述べた通り、遺伝的な要因が強いので、この疾患が罹患している犬の繁殖を避けるようにする事も重要となります。 なりやすい犬種(好発犬種) ゴールデン・レトリーバー ロットワイラー ジャーマン・シェパード・ドッグ ラブラドール・レトリーバー 犬の骨・関節の病気一覧 膝蓋骨脱臼(しつがいこつだっきゅう) 股関節形成不全(こかんせつけいせいふぜん) レッグペルテス病 骨折(こっせつ) 前十字靭帯断裂(ぜんじゅうじじんたいだんれつ) 股関節脱臼(こかんせつだっきゅう) 環軸椎亜脱臼(かんじくついあだっきゅう) 関節リウマチ(かんせつりうまち) 肘関節形成不全(ちゅうかんせつけいせいふぜん) 変形性脊椎症(へんけいせいせきついしょう) 筋ジストロフィー

犬の捻挫を徹底解説!犬の病気を正しく知ろう犬のその他の病気

犬の捻挫を解説!症状・原因・治療・予防を知る

犬の捻挫の症状 犬の捻挫(ねんざ)とは、関節に力が加わって起こるケガの内、骨折や脱臼を除いた、レントゲンで異常がない関節のケガです。 捻挫は靭帯の損傷具合によっていくつか分類され、「コラーゲン繊維の数本が損傷した状態で、幹部の出血や腫れは最小限、関節の機能障害はほとんどない軽度のもの」、「損傷したコラーゲン繊維が多く、広範囲な血腫や関節が少しぐらぐらし、靭帯の機能はまだ残っている中度のもの」、「人体の部分または完全断裂と靭帯が付いている骨の剥離骨折(はくりこっせつ)を起こし、靭帯の機能は無く、関節のぐらつきや脱臼が認められる重度のもの」に分けられます。 症状は、捻挫が軽度なら接地して歩くか少し庇う程度で歩きますが、重度の捻挫の場合は足を上げっぱなしで歩くようになり、捻挫を起こした関節は腫れて、触ると痛がります。 犬の捻挫の原因 捻挫の一番の原因として挙げられるものは交通事故です。 次に運動時で、この場合は若くて活発に運動する犬や飼い主の足元で積極的に飛び跳ねるなどの行動が多い犬に多く起こる傾向にあります。 犬の捻挫の治療・予防 一番はかかりつけの動物病院に連れていくことが優先されますが、軽度の捻挫の場合、安静にすることで自然治癒することも多く、患部を冷やしたり痛み止めの服用などで症状を和らげることも有効とされています。 また、痛みが増さない程度の強さで患部を包帯やバンテージで巻いて圧迫・固定し、血流を抑えることで炎症の拡大を抑えたり、抱っこして患部を心臓よりも高い位置に挙げ、血流量を減らすことで痛みを抑えるなどの方法もあります。 重度の捻挫の場合だと、手術が必要になることが多いので、手術をするかサポーターなどで治療するかの判断を獣医師にしてもらう必要があります。 その為、整形外科症例の経験のある獣医師の受診をお勧めします。 手術を行う場合、断裂した靭帯の代わりに人工靭帯を設置したり、剥離骨折をした骨を固定する他、十字靭帯断裂(じゅうじじんたいだんれつ)の場合は、一般的には捻挫と言われず、人工靭帯などでの整復が困難とされるため、特殊な手術法で治療を行います。 捻挫の治療費は程度によって様々ですが、軽度のものであれば初診料を含めて大体5,000~6,000円程度、重度のものになると手術が必要になり、数十万円かかる場合があります。 予防策として、交通事故に気を付ける、無理な運動を控えることが必要です。 また、捻挫と似たような症状を見せる病気や合併症に「骨折」、「膝蓋骨脱臼」、「股関節形成不全」、「肘異形成」、「肩関節不安定症」、「椎間板ヘルニア」、「変性性腰仙椎狭窄症」などがあるので、症状が見られた場合は動物病院に受診するようにしましょう。

犬の関節リウマチ(リウマチ様関節炎)を徹底解説!犬の病気を正しく知ろう犬の骨・関節の病気

犬の関節リウマチ(リウマチ様関節炎)を解説!症状・原因・治療・予防を知る

犬の関節リウマチ(リウマチ様関節炎)の症状 犬の関節リウマチ(リウマチ様関節炎)(かんせつりうまち(りうまちようかんせつえん)とは、関節に炎症と腫れを起こす自己免疫性の病気です。 症状は、起床時や休息後に関節の硬直や痛み、一か所以上の関節の左右対称性の腫れなどがあらわれるほか、全身症状として発熱や食欲の低下、足を引きずるなどの症状もみられるようになります。 関節リウマチは進行性の病気で、放置をすれば関節の変形と骨の崩壊が進み、痛みが激しくなる他、患部やその周辺を触られることを嫌がって歩行も困難になります。 犬種では若年齢・中年齢のミニチュアダックス、マルチーズ、シェトランド・シープドッグ、シー・ズー、プードルなどの小型犬でみられることがあります。 また、若年齢で発症するほど進行が速く、関節の変更が起こりやすくなります。 犬の関節リウマチ(リウマチ様関節炎)の原因 原因ははっきり解明されていませんが、免疫機能の異常が関与していると考えられています。 犬の関節リウマチ(リウマチ様関節炎)の治療・予防 治療法は、消炎鎮痛剤や抗リウマチ薬などを投与して痛みを和らげます。 また、肥満によって足腰の負担が大きい場合には、適度な運動と食事管理を行い、適正な体重まで減量する他、温浴治療や赤外線、超音波治療なども有効とされています。 予防策は、進行性の病気なので、一度発症すれば根本治療は難しく、その為に早期発見・早期治療に努めて少しでも病気の進行を抑えることが大切です。 症状がみられ始めたら早めに動物病院を受診しましょう。 なりやすい犬種(好発犬種) ミニチュア・ダックスフンド マルチーズ シェットランド・シープドッグ シーズー トイ・プードル 犬の骨・関節の病気一覧 膝蓋骨脱臼(しつがいこつだっきゅう) 股関節形成不全(こかんせつけいせいふぜん) レッグペルテス病 骨折(こっせつ) 前十字靭帯断裂(ぜんじゅうじじんたいだんれつ) 股関節脱臼(こかんせつだっきゅう) 環軸椎亜脱臼(かんじくついあだっきゅう) 関節リウマチ(かんせつりうまち) 肘関節形成不全(ちゅうかんせつけいせいふぜん) 変形性脊椎症(へんけいせいせきついしょう) 筋ジストロフィー

犬の肝性脳症を徹底解説!犬の病気を正しく知ろう犬の脳・脊髄・神経の病気

犬の肝性脳症を解説!症状・原因・治療・予防を知る

犬の肝性脳症の症状 犬の肝性脳症(かんせいのうしょう)とは、消化管で吸収した脳毒素となり得る物質が、肝臓で解毒されず、全身を循環する内に脳に達することで神経系などに障害をきたす病気です。 症状は様々ですが、食欲不振、元気消失、体重減少、嘔吐、下痢などの消化器系の症状に加えて、有毒物質が脳へ影響を与えると震えや運動失調、旋回運動、意識障害や発作などの神経系の症状がみられるようになります。 また、肝機能も低下するので体の免疫力が落ち、虚弱体質になるため他の病気にかかりやすくなる他に、肝臓の損傷が激しい場合は血便や吐血、内出血を起こすこともあります。 神経系の症状が悪化した場合、突然昏睡状態になり、死に至る危険に陥るケースもあるので注意が必要です。 犬の肝性脳症の原因 原因は、体にとって有害な物質(アンモニア、メルカプタン、インドールなど)を解毒する肝臓の作用が肝硬変や肝リピドーシスのような肝臓の機能が著しく低下する病気にかかったり、門脈体循環シャントのような肝細胞を血液が通過することができない状況下で、有毒物質が解毒されず血中に停滞し、全身を循環して脳に至る為だとされています。 また、高タンパク食や便秘、利尿剤の使用などが誘因となることもあるようです。 稀に、生まれつきアンモニアを分解する酵素がない先天性尿素回路酵素欠損症をもった犬もいます。 犬の肝性脳症の治療・予防 治療法は、食べ物に由来するタンパク質を制限する食事療法、消化管からの排泄を促進させる薬剤の投与、さらに消化管で毒素を産生する細菌数の減少のため抗菌薬などを併用する場合もあります。 門脈シャントの場合は、外科手術によって異常な場所に繋がっている血管を繋ぎ直し、血管の流れを修復します。 予防策として、肝臓の機能が低下する病気では肥満になりやすく、肥満の犬はこの病気の発症率が高いとされる為、栄養バランスの取れた適切な量の食事を与えて体重をコントロールする他、原因となる病気の治療をし、普段と変わった症状が見られた場合は早めにかかりつけの動物病院を受診するようにしましょう。 なりやすい犬種(好発犬種) マルチーズ ミニチュア・シュナウザー ヨークシャー・テリア 犬の脳・脊髄・神経の病気一覧 椎間板ヘルニア(ついかんばんへるにあ) てんかん 認知症(にんちしょう) 水頭症(すいとうしょう) ナルコレプシー 脳腫瘍(のうしゅよう) 肝性脳症(かんせいのうしょう) 馬尾症候群(ばびしょうこうぐん) 脳炎(のうえん)

犬のナルコレプシーを徹底解説!犬の病気を正しく知ろう犬の脳・脊髄・神経の病気

犬のナルコレプシーを解説!症状・原因・治療・予防を知る

犬のナルコレプシーの症状 犬のナルコレプシーとは、突然強い眠気に襲われる睡眠発作を特徴とする人や犬に共通してみられる睡眠障害です。 食事や遊びなどの刺激、興奮のし過ぎなどが引き金となって全身、または膝や腰などの姿勢を保つ筋肉の力が抜けてしまう(カタプレキシー)症状を引き起こします。 犬のナルコレプシーの原因 摂食や睡眠といった生理作用に関与する脳内のオレキシン受容体に起こる変異が発症原因の一つであると報告されています。 脳内の神経伝達物質であるオレキシンという物質が、オレキシン受容体に正常に作用できず、機能を発揮できないのではないかと考えられています。 犬のナルコレプシーの治療・予防 ナルコレプシーは命に関わるような病気ではありませんが、状態や状況によっては、命の危険が伴う可能性もあります。 また、ナルコレプシー自体の根本的な治療法がなく、一生にわたって症状が続いていきますが、中枢神経に作用する薬を飲ませたり、生活習慣を見直すことで症状が緩和されたというケースの報告もあります。 遺伝性の病気であることから、ナルコレプシーの原因となる遺伝子を保有している犬を繁殖に使用しないなどの対策がとられています。 治療薬は症状に応じたものを獣医師から処方されるので、できるだけ詳しく症状を話し、相談をしましょう。 なりやすい犬種(好発犬種) ドーベルマン ラブラドール・レトリーバー ミニチュア・ダックスフンド トイ・プードル 犬の脳・脊髄・神経の病気一覧 椎間板ヘルニア(ついかんばんへるにあ) てんかん 認知症(にんちしょう) 水頭症(すいとうしょう) ナルコレプシー 脳腫瘍(のうしゅよう) 肝性脳症(かんせいのうしょう) 馬尾症候群(ばびしょうこうぐん) 脳炎(のうえん)

犬の膣脱を徹底解説!犬の病気を正しく知ろう犬の生殖器の病気

犬の膣脱を解説!症状・原因・治療・予防を知る

犬の膣脱の症状 犬の膣脱(ちつだつ)とは、膣の一部が外陰部といわれるメス犬が尿をする付近から体の外に飛び出してしまう病気のことです。 主な症状として飛び出してしまった膣を犬がしきりに舐めたり、噛むことで傷つけてしまう他、尿道が押しつぶされるので尿が出なくなり、膀胱炎を招いてしまうリスクがあります。 また、膣脱には種類があり、膣脱の中でも比較的軽度なもので、完全に飛び出してはいないものの膣の底が裏返り、飛び出そうとしている状態を膣底反転(ちつぞこはんてん)、膣の一部が舌のような形をして外陰部から突出している状態を舌状脱出(ぜつじょうだっしゅつ)、膣が完全に外陰部から出てしまい、下の状態を通り越しドーナツのように丸みを帯びて出てきてしまってる場外をドーナツ型といいます。 犬の膣脱の原因 膣脱の7~8割は発情前期から発情期にかけて、10%は分娩時に発症しますが、これは発情によって体内の女性ホルモン(エストロゲン)バランスが崩れ、膣の内壁を異常に分厚くしてしまう過形成が生じる為だと考えられています。 また、3歳未満の大型犬に多く発症例が見られ、具体的な犬種に、ブルドッグ、セントバーナード、ラブラドールレトリバー、チェサピークベイレトリバー、ジャーマンシェパード、エアデールテリア、マスティフ、ボクサーなどが挙げられます。 犬の膣脱の治療・予防 治療法は、保存療法として症状が悪化しないように処置がとられます。 発情期が収まると自然に膣が元に戻ることもある為、しばらくは様子を見ることになりますが、膣は傷つきやすいので粘膜が乾燥しないように保湿して保護します。 具体的に無菌潤滑剤で濡らして清潔に保ち、犬が自分自身の股間を舐めてしまわないよう、エリザベスカラーやおむつを装着するなどの対策がされます。 予防策は、ホルモンバランスの乱れが膣脱を起こすメカニズムに繋がるか解明されていない為、予防が難しいですが、食生活の乱れやストレス、運動不足などの不規則な生活がホルモンバランスを崩す原因になる可能性もあることを考慮し、生活環境を整え、特に発情期には注意して観察することが必要となります。 また、飛び出したものが膣や腫瘍か、子宮なのか判断がつきにくいので、必ず動物病院に受診してください。 なりやすい犬種(好発犬種) ボクサー ブルドッグ セント・バーナード ジャーマン・シェパード・ドッグ 犬の生殖器の病気一覧 子宮蓄膿症(しきゅうちくのうしょう) 前立腺肥大(ぜんりつせんひだい) 前立腺腫瘍(ぜんりつせんしゅよう) 前立腺炎(ぜんりつせんえん) 包皮炎(ほうひえん) 膣炎(ちつえん) 膣脱(ちつだつ)

犬の腸リンパ管拡張症を徹底解説!犬の病気を正しく知ろう犬の消化器の病気

犬の腸リンパ管拡張症を解説!症状・原因・治療・予防を知る

犬の腸リンパ管拡張症の症状 犬の腸リンパ管拡張症(ちょうりんぱかんかくちょうしょう)とは、腸管と腸の周辺にあるリンパ管が、なんらかの原因で流れが妨げられ、拡張して機能不全を起こす病気です。 慢性的な下痢が主症状で、進行していくと体重減少や食欲不振、低蛋白血症に伴って血漿(けっしょう)の浸透性が下がり、血液中の水分が血管外に漏れ出して浮腫や腹水、胸水などを起こすこともあります。 犬の腸リンパ管拡張症の原因 先天性と後天性の二種類があり、先天性のリンパ管形成不全は犬では稀なケースだといわれています。 後天性のリンパ管拡張症は、腸管の炎症を伴う疾患(炎症性疾患)に続発してリンパ管の閉管が起こり、リンパ管内圧の上昇に伴ってリンパ管拡張が起こるのが、最も一般的な理由として挙げられています。 また、リンパ管を圧迫するリンパ腫のような腫瘍や肝硬変、右心不全などのようなリンパ管内圧を上昇させる疾患に続発する場合もありますが、原因が特定できない場合も多くあります。 犬の腸リンパ管拡張症の治療・予防 治療法は、現在効果的な根本治療が見つかっておらず、症状の抑制や改善といった対症療法が用いられています。 また、原因疾患の治療に加えて、一般的には低脂肪食、高蛋白質といった食事療法、腸の炎症を抑えるステロイド療法、食物アレルギーが関与している場合、除去食になるアレルギーの治療などが行われます。 腸リンパ管拡張症の食事療法において、特に重要なのは脂肪分の摂取に関する点です。 食事中に含まれている脂肪は、分子構造の違いから長鎖脂肪酸、中鎖脂肪酸、短鎖脂肪酸の三つに分けられますが、この中で長鎖脂肪酸は腸管のリンパの流れを刺激してリンパ管を拡張させて腸管内へのタンパクの喪失を大きくする働きをします。 ところが、一般的な市販のペットフードに含まれる脂肪の多くは長鎖脂肪酸なので、なるべく脂肪分を制限したフードを選択し、ココナッツオイルやMCT(中鎖トリグリセリド)パウダーなど、リンパの流れを刺激しない中鎖脂肪酸を多く含む食品を利用して摂取カロリーを補うことが推奨されています。 また、食物繊維は長鎖脂肪酸の吸収を抑制してリンパの流れを減少させる効果があるので、高繊維食が望ましいようです。 加えて、腸リンパ管拡張症は脂質の吸収不良を起こすので、脂溶性のビタミン(ビタミンA、ビタミンD、ビタミンE、ビタミンK)を補うことも必要となります。 重度になると、対症療法として、状況に応じてアルブミン製剤の投与や膠質輸液剤(こうしつゆえきざい)といわれる血漿の浸透圧を維持する為の輸液剤の投与、血漿輸血などが行われます。 予防策は、病気の発生自体の予防が難しいので、食欲不振、体重減少や慢性的な下痢などの気になる症状が見られたら早めに動物病院に受診して早期発見・早期治療を行うようにしましょう。 腸リンパ管拡張症の確定診断は、全身麻酔をかけて内視鏡や試験回復での腸の生研によって行われますが、低蛋白血症や衰弱などの症状が進行してしまうと検査自体の負担やリスクが大きくなってしまう為、適切な時期に検査が行えるよう、早期の段階で受診できるようにしましょう。 なりやすい犬種(好発犬種) ヨークシャー・テリア マルチーズ 犬の消化器の病気一覧 胃拡張・胃捻転症候群(いかくちょういねんてんしょうこうぐん) 膵炎(すいえん) 肛門嚢炎(こうもんのうえん) 腸閉塞(ちょうへいそく) 会陰ヘルニア(えいんへるにあ) 肝硬変(かんこうへん) 膵外分泌不全症候群(すいがいぶんぷつふぜんしょうこうぐん) 腸炎(ちょうえん) 胃潰瘍(いかいよう) 肝炎(かんえん) 腸重積(ちょうじゅうせき) 胃炎(いえん) 蛋白漏出性胃腸炎(たんぱくろうしゅつせいいちょうえん) 腸リンパ管拡張症(ちょうりんぱかんかくちょうしょう) 巨大食道症(きょだいしょくどうしょう) 食道炎(しょくどうえん)

犬の脳腫瘍を徹底解説!犬の病気を正しく知ろう犬の脳・脊髄・神経の病気

犬の脳腫瘍を解説!症状・原因・治療・予防を知る

犬の脳腫瘍の症状 犬の脳腫瘍(のうしゅよう)とは、「脳に発生する脳腫を総称したもので、最初に腫瘍ができた部位が脳であるもの(原発性の脳腫)」と、「他の部位にできた腫瘍が脳に転移したもの(続発性の腫瘍)」とに分けられます。 脳のどの部分に腫瘍ができるかによって、様々な症状があらわれますが、最も多い症例は「発作」です。 「意味もなく同じ場所で一定の方向に回り続ける(旋回運動)」、「身体の平衡や姿勢が保てない(運動失調)」、「首が捻じれた状態になって姿勢をうまく制御できなくなる(捻転斜頸(ねんてんしゃけい))」、「頸部知覚過敏(けいぶちかくかびん)」など、腫瘍がある部位により様々な神経症がみられます。 例えば、脳幹に腫瘍ができると平衡感覚の異常がみられ、大脳の後頭葉に腫瘍ができると視覚異常を示したりする他、腫瘍が大きい、或いは急速に大きくなるような場合には行動変化や旋回運動、頭部を押し付けるような行動、無目的な歩行や運動失調などの症状がみられます。 腫瘍が小さいうちは症状がみられないことも多く、異常に気付いてから来院した際に腫瘍が大きくなっていることが確認されるというケースもあります。 犬の脳腫瘍の原因 犬が発症する脳腫瘍の多くが原発性脳腫瘍であり、脳と脊髄を囲む髄膜と呼ばれる部分に腫瘍ができる髄膜種(ずいまくしゅ)や、脳に浸み込むように広がっていくグリオーマなどがあります。 続発性脳腫瘍には、血管肉腫やリンパ腫などが原因となる場合があります。 原発性の場合、発症する犬の95%が7歳以上のシニア犬といわれ、犬種によっても発症率に差があり、ゴールデンレトリーバーやブルドック、ボストンテリアなどで脳腫瘍にかかりやすい傾向がみられます。 犬の脳腫瘍の治療・予防 治療法は、「腫瘍そのものを除去、あるいは減量する外科的な手術や放射線療法、化学療法などを行う」、「直接腫瘍にアプローチをするのではなく、脳腫瘍により脳圧が高くなったり、脳の浮腫が起こっている場合に、薬を使って症状を軽減する」の2つの治療があります。また、発作などの神経症状が見られる場合には抗てんかん薬などを用いて症状をコントロールします。 予防策は、原因がはっきりわかっておらず、現状予防することは困難なので、普段から犬の状態を確認して早期発見・早期治療を行えるよう努めるほか、症状が見られた場合は速やかに動物病院を受診するようにしましょう。 なりやすい犬種(好発犬種) ボクサー ゴールデン・レトリーバー ボストンテリア フレンチ・ブルドッグ 犬の脳・脊髄・神経の病気一覧 椎間板ヘルニア(ついかんばんへるにあ) てんかん 認知症(にんちしょう) 水頭症(すいとうしょう) ナルコレプシー 脳腫瘍(のうしゅよう) 肝性脳症(かんせいのうしょう) 馬尾症候群(ばびしょうこうぐん) 脳炎(のうえん)

犬の精巣腫瘍を徹底解説!犬の病気を正しく知ろう犬の腫瘍の病気

犬の精巣腫瘍を解説!症状・原因・治療・予防を知る

犬の精巣腫瘍の症状 犬の精巣腫瘍(せいそうしゅよう)とは、オス犬の生殖器である精巣に発生した腫瘍のことです。 精巣は精子を作るだけでなく、オスらしい身体を作る男性ホルモンを分泌する機能も持っています。 精巣に腫瘍ができた場合の悪性の割合は5%~20%とされており、命に係わるので、早急な対応が必要となります。 症状としては、老犬に多く、片方の精巣だけが巨大化してメス化(お乳が張る、脇腹の対称性脱毛、鼠径部の色素沈着などの症状)傾向を示し、潜在精巣における、発症率は13~14倍と高く、腫瘍内で悪性化する割合は10~14%ほどのセルトリ細胞が腫瘍化したセルトリ細胞腫、「精上皮腫(せいじょうひしゅ)」とも呼ばれ、多くは片側だけに発生し、大きさは2センチ未満の良性腫瘍で4歳以上の犬では約11%に見られ、好発年齢は10歳以降で稀にメス化傾向を示すセミノーマ、こちらも老犬に多く発症しメス化傾向を示すもののの、大抵は片側孤立性で大きさは1~2センチ程度、潜在精巣が危険因子とされている精細管間にあるライディッヒ細胞が腫瘍化した問質細胞腫瘍などが挙げられます。 犬の精巣腫瘍の原因 原因として潜在精巣という状態が挙げられます。 精巣は、オス犬が生まれたばかりの頃には露出せず、体内にある状態ですが、生後二か月ほどかけて降下してくる所を、まれに精巣が体内に収まったまま成犬になってしまうことがあり、この状態を潜在精巣と呼んでいます。 潜在精巣とそうでない犬では、潜在精巣の犬の方が精巣腫瘍を発症する確率が10倍ほど高くなるといわれていますが、この潜在精巣の発症率事態が約1%と低く、一般的には高確率で起こることの少ない病気です。 ですが、悪化すると命に関わるので、オス犬の飼い主は気に留めておく必要があります。 犬の精巣腫瘍の治療・予防 治療法としては、腫瘍化した精巣を除去する手術療法、腫瘍が悪性化し、尚且つ犬が手術に耐えられない状態だった場合に行われる薬物療法(化学療法)、性腺を刺激する人口ホルモンを投与して、停滞している精巣を強引に降下させる性腺刺激ホルモン療法などがありますが、三つ目の療法は四ヵ月齢未満の場合にのみ限る療法となります。 また、潜在精巣は小型犬に症状がみられるケースが多い為、小型犬を飼っている方は注意が必要です。 去勢手術をおこなうことで、精巣腫瘍のリスクは低下しますが、潜在精巣の場合は去勢のために開腹手術が必要になるので、小型犬の場合は特に身体にかかる負担が大きくなる為、去勢手術の前に獣医師に相談をして犬にとってリスクが一番少ない方法を選びましょう。 また、潜在精巣は後世に遺伝する要素がある為、原則繁殖に用いらないことが重要となります。 なりやすい犬種(好発犬種) トイ・プードル ポメラニアン ヨークシャー・テリア 犬の腫瘍の病気一覧 肥満細胞腫(ひまんさいぼうしゅ) 骨肉腫(こつにくしゅ) 扁平上皮がん(へんぺいじょうひがん) 血管肉腫(けっかんにくしゅ) 乳がん(にゅうがん) 肛門周囲腺腫(こうもんしゅういせんしゅ) 精巣腫瘍(せいそうしゅよう) 乳腺腫瘍(にゅうせんしゅよう)

犬の食道炎を徹底解説!犬の病気を正しく知ろう犬の消化器の病気

犬の食道炎を解説!症状・原因・治療・予防を知る

犬の食道炎の症状 犬の食道炎(しょくどうえん)とは、口と胃をつなぐ食道内で炎症が生じる病気です。 犬の食道炎は発症してもなかなか症状が出にくいという特徴があり、症状が進行してから気付くケースもあります。 主に食べるのが遅くなり、食べる時に大声を出したりよだれを垂らす、食欲不振や食事の嚥下困難(えんげこんなん)、嘔吐、体重減少、食道からの出血により、血交じりの液体を吐き出すなどの症状がみられます。 また、食道炎が進行していくと食道壁の表面だけでなく、粘膜下組織や筋層まで達してしまい、傷ついた組織を修復しようと繊維化が起こることで食道の組織が狭まってしまう食道狭窄(しょくどうきょうさく)という症状を発症し、慢性的に食道炎を続発するようになります。 犬の食道炎の原因 食道炎の原因はいくつかあり、犬にとって刺激物となる有毒物質(チョコレートやレーズン、キシリトールや玉ねぎ、魚介類や香辛料など)の接種吸引、食道を傷つけるような異物(たばこやクリップ、毛糸やアクセサリー、ボタン電池など)の誤飲誤食、食道の入り口付近にある咽頭や喉頭での炎症が食道に波及してしまう場合、横隔膜ヘルニアなどによって発症した逆流性胃腸炎などの要因でせり上がった胃酸が食道壁を傷つけてしまう場合、ピシウム(カビの一種)やカンジダ(酵母の一種)への感染、麻酔による胃酸の逆流や食道や胸部への手術など医療行為の結果として食道を傷つけてしまった場合などが挙げられます。 犬の食道炎の治療・予防 食道炎の治療は、症状が軽い場合は抗生物質や抗炎症薬などの投薬治療を行い、固形物が飲み込めず食事ができない状態であれば、流動食を強制的にのどに流し込んだり皮下や静脈から輸液を行う他、食道狭窄を発症している場合はバルーンを入れて強引に拡張したり、狭窄部位を切除する手術を行ったりなど症状の段階に合わせた治療が行われます。 予防策は犬にとってどのような食べ物が有毒で危険なのか、どういったものを簡単に誤飲してしまうのか、あらかじめ知っておくことで病気や事故を未然に防ぐことができるので、日ごろから室内などに危険物を置かないよう注意しましょう。 犬の消化器の病気一覧 胃拡張・胃捻転症候群(いかくちょういねんてんしょうこうぐん) 膵炎(すいえん) 肛門嚢炎(こうもんのうえん) 腸閉塞(ちょうへいそく) 会陰ヘルニア(えいんへるにあ) 肝硬変(かんこうへん) 膵外分泌不全症候群(すいがいぶんぷつふぜんしょうこうぐん) 腸炎(ちょうえん) 胃潰瘍(いかいよう) 肝炎(かんえん) 腸重積(ちょうじゅうせき) 胃炎(いえん) 蛋白漏出性胃腸炎(たんぱくろうしゅつせいいちょうえん) 腸リンパ管拡張症(ちょうりんぱかんかくちょうしょう) 巨大食道症(きょだいしょくどうしょう) 食道炎(しょくどうえん)

犬の巨大食道症(食道拡張症)を徹底解説!犬の病気を正しく知ろう犬の消化器の病気

犬の巨大食道症(食道拡張症)を解説!症状・原因・治療・予防を知る

犬の巨大食道症(食道拡張症)の症状 犬の巨大食道症(食道拡張症)(きょだいしょくどうしょう(しょくどうかくちょうしょう))とは、「アカラシア」とも呼ばれ、食道が拡張することでその動きが低下し、食べ物をうまく胃に運ぶ事ができなくなる病気です。 食道の動きが低下する為、食べたものや水を食後短時間の間に吐き出してしまいますが、頻度は病気により様々です。 食べ物を吐いてしまうので、十分な栄養を摂取できず体重減少がみられたり、吐いたものが気管から鼻や肺に入ると鼻炎や肺炎を引き起こし、発熱や咳、呼吸困難などの症状に陥り、最悪死に至るケースもあります。 その他にも食道の炎症を起こし、食欲不振やよだれなどの症状が見られる場合もあり、症状が食道の拡張が軽度の内は目立った症状が現れず、発見が遅れることもあります。 犬の巨大食道症(食道拡張症)の原因 先天性の場合と後天性の場合の二種類の原因が確認されています。 先天性の場合は原因がはっきりと解明されていないものの、食道に分布する神経の欠損や異常により発症するといわれており、後天性の場合は神経や筋の疾患、食道の閉塞性疾患(へいそくせいしっかん)などに続発されて起こることが多いようです。 犬の巨大食道症(食道拡張症)の治療・予防 症状や状態、原因となっている基礎疾患によって治療法は異なってきます。 一般的には、犬を立たせた状態で流動食を食べさせ、食べ物を重力で胃に移動させる食事法を行い、その他に食道炎や肺炎を併発している場合は、抗生物質の投与や内科的治療を行います。 また、神経疾患や筋疾患などの基本疾患がみられる場合はその治療も並行して行います。 発症の原因が食道腫瘍や食道内異物の場合、外科的手術を行うこともありますが、手術を行う際には麻酔のリスクや手術後の安静期間、ケア方法や費用についてもかかりつけの動物病院によく相談してください。 予防については発症原因に不明点が多く、未だ治療が難しい病気とされているので、早期発見と早期治療の為に、動物病院でこまめな検診をし、自宅では食後の状態チェックを行うようにしましょう。 また、症状がみられる場合は早めに動物病院に通院してください。 犬の消化器の病気一覧 胃拡張・胃捻転症候群(いかくちょういねんてんしょうこうぐん) 膵炎(すいえん) 肛門嚢炎(こうもんのうえん) 腸閉塞(ちょうへいそく) 会陰ヘルニア(えいんへるにあ) 肝硬変(かんこうへん) 膵外分泌不全症候群(すいがいぶんぷつふぜんしょうこうぐん) 腸炎(ちょうえん) 胃潰瘍(いかいよう) 肝炎(かんえん) 腸重積(ちょうじゅうせき) 胃炎(いえん) 蛋白漏出性胃腸炎(たんぱくろうしゅつせいいちょうえん) 腸リンパ管拡張症(ちょうりんぱかんかくちょうしょう) 巨大食道症(きょだいしょくどうしょう) 食道炎(しょくどうえん)

犬の蛋白漏出性胃腸炎を徹底解説!犬の病気を正しく知ろう犬の消化器の病気

犬の蛋白漏出性胃腸炎を解説!症状・原因・治療・予防を知る

犬の蛋白漏出性胃腸炎の症状 犬の蛋白漏出性胃腸炎(たんぱくろうしゅつせいいちょうしょう)とは、タンパク質が腸管から漏れ出すことで血液中のタンパク質が少なくなる低蛋白血症を引き起こす病気です。 原因も様々なので、性別や年齢を関係なく発症する可能性があります。 蛋白漏出性胃腸炎を発症すると、主に慢性的な下痢が多く見られるようになり、嘔吐やタンパク質を吸収できないために起きる栄養不良・体重減少・脱水などが起こります。 見た目の変化として、毛艶が悪くなる、痩せてくる、皮膚に張りがなくなってくるなどの変化が確認できるようになります。 血液中のタンパク質が減少すると、血液中に水分を保持することが難しくなる為、犬の身体は浸透圧(しんとうあつ)が保てなくなり、血液から水分が血管外へ漏れ出て腹水・胸水・皮下浮腫といった症状の発症に繋がります。 腹水が溜まるとお腹が張って膨らんだようになり、胸水が溜まると肺が圧迫されて呼吸しづらくなる為、動きたがらなくるなどの行動がみられるようになります。 犬の蛋白漏出性胃腸炎の原因 発症する主な原因として何らかの腸疾患が考えられます。 リンパ拡張症や腸管型リンパ腫、炎症性腸疾患(IBD)、胃腸にできた潰瘍(胃腸炎や腫瘍、腎疾患や肝疾患など)や重度の感染症などが原因となり、腸粘膜からタンパクが喪失してしまう為に低蛋白血症が起こり、様々な症状がみられるようになります。 犬の蛋白漏出性胃腸炎の治療・予防 治療は原因に応じて行います。 リンパ拡張症には免疫抑制剤の投与や低脂肪食による食事療法、腸管型リンパ腫には抗がん剤投与(副作用のリスクもあるので獣医師とよく相談して決めましょう)、炎症性腸疾患は軽症の場合は食事療法で改善ができる場合もありますが、重症の場合は抗生物質や消炎剤・免疫抑制剤の投与を行い、併せて脱水や嘔吐、下痢などの症状に対する対処療法を行います。 予防については原因が多く、判断が難しい為、該当する症状が現れたり、下痢などの症状が続いている場合は、早めにかかりつけの動物病院での診察を受けましょう。 犬の消化器の病気一覧 胃拡張・胃捻転症候群(いかくちょういねんてんしょうこうぐん) 膵炎(すいえん) 肛門嚢炎(こうもんのうえん) 腸閉塞(ちょうへいそく) 会陰ヘルニア(えいんへるにあ) 肝硬変(かんこうへん) 膵外分泌不全症候群(すいがいぶんぷつふぜんしょうこうぐん) 腸炎(ちょうえん) 胃潰瘍(いかいよう) 肝炎(かんえん) 腸重積(ちょうじゅうせき) 胃炎(いえん) 蛋白漏出性胃腸炎(たんぱくろうしゅつせいいちょうえん) 腸リンパ管拡張症(ちょうりんぱかんかくちょうしょう) 巨大食道症(きょだいしょくどうしょう) 食道炎(しょくどうえん)

犬の胃炎を徹底解説!犬の病気を正しく知ろう犬の消化器の病気

犬の胃炎を解説!症状・原因・治療・予防を知る

犬の胃炎の症状 犬の胃炎(いえん)とは、胃の粘膜に炎症が起きることで下痢や嘔吐などの様々な症状を引き起こす病気です。 犬の胃炎には発症から数日以内のものを「急性胃炎(きゅうせいいえん)」、数週間以上続く症状のものを「慢性胃炎(まんせいいえん)」と呼びます。 急性胃炎の主な症状については、よだれを頻繁に垂らすようになる、嘔吐や下痢、食欲不振、元気消失、腹痛、お腹がキュルキュル鳴る、酷くなると嘔吐に血が混じることや、血便などが見られるようになる他、激しい吐き気のために脱水症状を引き起こしてしまうこともあります。 特に子犬の場合は症状の悪化も早く、急性胃炎でも食欲の低下により低血糖や脱水を起こして命を落としかねないので、下痢や嘔吐が続く場合はすぐに動物病院に連れていき必要な治療を受けるようにしましょう。 犬の胃炎の原因 犬の急性胃炎についてはいくつかの原因が考えられます。 細菌(カンピロバクターやサルモネラ菌など)、ウイルス(コロナウイルスやパルボウイルスなど)、寄生虫(回虫やトリコマナスなど)、環境や食事内容などの急激な変化によるストレス、非ステロイド性抗炎症剤などの薬物、犬が中毒を起こす植物などへの接触や農薬や殺菌剤、ごみや異物、腐った食べ物や水などの誤飲誤食などが挙げられ、各症状によって検査を受けることができます。 犬の胃炎の治療・予防 主な治療法として、輸液療法(皮下点滴など)、制酸剤(胃酸の分泌を抑制する効果のある薬)、消化管運動促進剤や消化管運動抑制剤、抗生剤、制吐剤、下痢止め剤(止瀉薬)、消化管保護剤、プロバイオティクス(乳酸菌など)、駆虫薬による寄生虫の駆虫作業などが挙げられます。 誤飲誤食が原因の場合は早急に胃の中の異物を取り出す治療を行う為、嘔吐促進剤や手術用のマジックアームを用いて胃の中のものを取り出します。飲み込んだものが液体の場合は、胃の洗浄や吸着剤を投与して胃の中を綺麗にするなどの治療が行われます。 また、若齢犬や老犬などの体力がない犬以外では、口から接種する食事と水を12時間から24時間止めて胃を休めることで、1日~5日で回復に向かうことがあります。 症状の回復が見られた場合には、徐々に水を与え、消化の良い流動食で少しずつ食べ物に慣らしていき、胃にやさしい低脂肪フードや単一たんぱく、単一炭水化物などの食事を与えながら通常の食事に戻していく絶水・絶食による治療も効果的です。 予防策としては、誤飲誤食を防ぐ為に、犬が拾い食いできる環境を作らないこと、散歩中は特にリスクが高くなるので犬が異物に近づいた際にはすぐ引き離せるようにし、家の中でも同様に誤飲の危険性があるものは犬が近づける場所に置かないよう注意してください。 また、その他にも過剰なストレスを避ける、快適な環境を心掛ける、急な食事の変更を避ける、食事やおやつの変更後は注意するなどのこまめな気配りも大切なので心掛けていきましょう。 犬の消化器の病気一覧 胃拡張・胃捻転症候群(いかくちょういねんてんしょうこうぐん) 膵炎(すいえん) 肛門嚢炎(こうもんのうえん) 腸閉塞(ちょうへいそく) 会陰ヘルニア(えいんへるにあ) 肝硬変(かんこうへん) 膵外分泌不全症候群(すいがいぶんぷつふぜんしょうこうぐん) 腸炎(ちょうえん) 胃潰瘍(いかいよう) 肝炎(かんえん) 腸重積(ちょうじゅうせき) 胃炎(いえん) 蛋白漏出性胃腸炎(たんぱくろうしゅつせいいちょうえん) 腸リンパ管拡張症(ちょうりんぱかんかくちょうしょう) 巨大食道症(きょだいしょくどうしょう) 食道炎(しょくどうえん)

犬の肛門周囲腺炎を徹底解説!犬の病気を正しく知ろう犬のその他の病気

犬の肛門周囲腺炎を解説!症状・原因・治療・予防を知る

犬の肛門周囲腺炎の症状 犬の肛門周囲腺炎(こうもんしゅういせんえん)とは、犬の肛門付近にある肛門周囲腺と呼ばれる小さな分泌腺に炎症が生じていることです。 主な症状として、犬がお尻部分を気にして舐める、床などに肛門部分を擦り付けるといった行動が多く見られるようになり、悪化するとお尻の周辺で炎症が起こって赤く腫れ、肛門周辺の臭いがきつくなるなどの症状が見られるようになります。 また、排便の際に痛みを伴うので泣きわめいたり、便そのものが出にくくなるなどの症例もあります。 犬の肛門周囲腺炎の原因 主に遺伝、肛門筋の発達不足、肛門部の不衛生などが原因ではないかと考えられており、遺伝の具体的な犬種例としてジャーマンシェパードでの発症例が多く確認されています。 シェパードは肛門のアポクリン腺が他の犬種に比べやや多く、直腸炎にかかりやすいことから遺伝の要素として関連性が高いようです。 また、原因の特定が難しいケースもいくつかあり、ストレス、便秘や下痢、肥満、高齢などの多くの要因が絡み合って発症する場合もあると考えられます。 犬の肛門周囲腺炎の治療・予防 治療法として、浣腸で排便を促す対症療法、繊維質を豊富に取り入れたフードを与えて腸の蠕動を助ける食事療法、細菌の繁殖を抑えるために抗生物質を投与する投薬治療、肛門の炎症が酷く、肛門周囲瘻や肛門嚢炎を発症してしまっている場合に炎症部ごと菌を切除する外科手術による治療などが挙げられます。 予防策としては、肛門部分の汚れがないかチェックし、ウェットティッシュで拭く習慣を作る、肛門腺の詰まりを防ぐ為に定期的に肛門腺絞りを行うなどがあります。 肛門周囲腺炎は早期発見・治療が必要になるので、症状が見られた場合はかかりつけの動物病院につれていき、適切な処置を受けるようにしましょう。

犬の腸重積を徹底解説!犬の病気を正しく知ろう犬の消化器の病気

犬の腸重積を解説!症状・原因・治療・予防を知る

犬の腸重積の症状 犬の腸重積(ちょうじゅうせき)とは、腸の一部が内側にめくれ、隣り合う部分の内部に入り込んでしまう状態のことです。 折り重なった下の腸管を「嵌入部(かんにゅうぶ)」、上に覆いかぶさっている腸管を「嵌入鞘(かんにゅうしょう)」と呼び、重積は基本的にどの部分でも起こりうるものですが、最も多くみられるのが小腸と結腸の以降部にあたる「回盲腸部」で、続いて「盲腸~結腸移行部」、「十二指腸~胃移行部」、「胃~食道移行部」などでも確認されています。 また、食べたものが少しでも通過できる状態の場合、イチゴゼリー状の粘血便が出ることもありますが、時間が経過して重積部が多くなるにつれ、嘔吐の繰り返しによって元気を失い、腹痛を伴うので触られるのを嫌がるようになります。 症状が進行して食欲がなくなり、お腹が膨れる症状が見られると腸閉塞の原因にもなり、ショック症状から危篤状態になることもある為、要注意です。 犬の腸重積の原因 腸重積が発生する理由は不明ですが、消化物を移動させる蠕動運動(ぜんどううんどう)の不調和や、腸管内腔の急激な拡大によって発症すると考えられています。 主に大腸炎や下痢、外的要因として糸やストッキングなどの異物を飲み込む他、寄生虫や脳腫、過去に行った手術なども蠕動運動の異常を招く可能性として挙げられます。 犬の腸重積の治療・予防 主な治療法として、X線検査やバリウムの投与で閉塞部分を確認し、腸重積が確認できれば外科的手術で重積の整復手術を行います。 長時間腸が重積した状態であった場合や血管や腸管膜が腸と一緒に入り込み、血液遮断などが要因で腸管に癒着するなどのダメージを受けている場合、修復が難しいこともあります。 また、重積した部分が壊死していた時や、腸の表面に穴が空いて回復が見込めない場合、部分的に切除して腸を繋げるなどの処置が必要になることもあります。 手術前には脱水を改善する為に輸液を行い、ショック状態の場合はステロイド剤の使用などの抗ショック療法も必要になります。 予防策としては、ワクチン接種などで感染症の予防を行うほか、寄生虫の定期的な検査や駆除、異物の誤食癖がある場合は食べてしまう可能性のあるものを行動範囲に置かないようにすることである程度リスクを軽減することが可能なので、気を付けましょう。 犬の消化器の病気一覧 胃拡張・胃捻転症候群(いかくちょういねんてんしょうこうぐん) 膵炎(すいえん) 肛門嚢炎(こうもんのうえん) 腸閉塞(ちょうへいそく) 会陰ヘルニア(えいんへるにあ) 肝硬変(かんこうへん) 膵外分泌不全症候群(すいがいぶんぷつふぜんしょうこうぐん) 腸炎(ちょうえん) 胃潰瘍(いかいよう) 肝炎(かんえん) 腸重積(ちょうじゅうせき) 胃炎(いえん) 蛋白漏出性胃腸炎(たんぱくろうしゅつせいいちょうえん) 腸リンパ管拡張症(ちょうりんぱかんかくちょうしょう) 巨大食道症(きょだいしょくどうしょう) 食道炎(しょくどうえん)

犬の血小板減少症を徹底解説!犬の病気を正しく知ろう犬の血液の病気

犬の血小板減少症を解説!症状・原因・治療・予防を知る

犬の血小板減少症の症状 犬の血小板減少症(けっしょうばんげんしょうしょう)とは、免疫介在性血小板減少症とも呼ばれ、血小板という血液中にある血液凝固を担う細胞をなんらかのきっかけにより、免疫機能が破壊して様々な症状を起こす病気です。 主な症状として口の中や皮膚の点々とした出血や紫斑、傷口の出血がなかなか止まらないなどの他に、症状の悪化によっては血便、血尿、吐血などが見られる場合もあります。 雄よりも雌の発症が2倍多く、再発率は50%程です。 犬の血小板減少症の原因 発症原因は明確にわかってはいませんが、ウイルスや細菌への感染や骨髄や脾臓の異常の他に、悪性リンパ腫や白血病などの腫瘍やホルモン剤などの投薬、遺伝的な免疫機構の乱れなどが原因ではないかといわれています。 また、この病気がよくみられる犬種としてプードルやシーズー、マルチーズやオールドイングリッシュシープドッグなどが挙げられます。 犬の血小板減少症の治療・予防 治療方法としては主に血小板を破壊する免疫機能を抑える治療を行います。 副腎皮質ステロイド製剤を中心とした免疫抑制療法をはじめ、症状の進行具合によっては全血輸血が必要になる場合もあります。 軽度の場合でも完治には三ヵ月以上、重度の場合には半年以上を目安に治療を続ける必要があり、急に投薬量を減らしたり中断を行うと再発のリスクが高まる為、治療は獣医師の判断の上で慎重に行う必要があります。 また、食事療法も効果があるといわれている為、自宅でも普段食べているドッグフードにビタミンB12を多く含む食べ物や牛・豚・鶏のレバーや貝などを混ぜて与えることで、効果が期待できるとされています。 予防策は発症の原因がはっきりとわからず、現状で予防が難しい為、症状が現れ始めた段階で早めにかかりつけの動物病院に相談をするようにしましょう。 犬の血液の病気一覧 リンパ腫(りんぱしゅ) バベシア症 低血糖症(ていけっとうしょう) 白血病(はっけつびょう) 低たんぱく血症(ていたんぱくけっしょう) 貧血(ひんけつ) 免疫介在性溶血性貧血(めんえきかいざいせいようけつせいひんけつ) 血小板減少症(けっしょうばんげんしょうしょう)

犬の免疫介在性溶血性貧血を徹底解説!犬の病気を正しく知ろう犬の血液の病気

犬の免疫介在性溶血性貧血を解説!症状・原因・治療・予防を知る

犬の免疫介在性溶血性貧血の症状 犬の免疫介在性溶血性貧血(めんえきかいざいせいようけつせいひんけつ)とは、自己免疫性溶血性貧血と呼ばれることもある貧血の一種で自身の赤血球を破壊してしまう病気です。 食欲不振や元気喪失、疲れやすくなり息切れをするなどの一般的な貧血の症状が見られ、赤血球の色素が尿に溶け出す血色素尿や黄疸などの症状が起こります。 また、2~8歳の犬に多く、雌の場合は雄の3~4倍の発生率となります。 犬の免疫介在性溶血性貧血の原因 発生の原因については明確にわかっていませんが、自身の赤血球そのものに免疫反応が向けられた場合と赤血球に付着している何らかの物質(薬物など)に対して免疫反応が起こっている場合があります。 どちらも結果は同じで、赤血球の表面の抗体という免疫物質が結合することにより、脾臓や肝臓、骨髄などで破壊されたり、血液の中で破壊され、結果貧血症状を引き起こしてしまいます。 犬の免疫介在性溶血性貧血の治療・予防 治療方法としては、赤血球を破壊する機能を抑える治療を行います。一般的には免疫抑制がある副腎皮質ホルモンの投与をしますが、症状によってはその他の免疫抑制剤などの投与、すぐに症状の改善が見られない場合は複数の薬を使用や輸血を行う場合もあります。 治療には数ヵ月かかることも多く、一度完治をしても再発の可能性があるので注意が必要となります。 予防策としては、発症原因がはっきりとしていない為に予防自体が難しい病気ですが、治療が遅れると重症になるケースも多いことから、早期発見と治療が重要となってきます。 症状が見られ始めた時点でかかりつけの動物病院に相談をしましょう。 犬の血液の病気一覧 リンパ腫(りんぱしゅ) バベシア症 低血糖症(ていけっとうしょう) 白血病(はっけつびょう) 低たんぱく血症(ていたんぱくけっしょう) 貧血(ひんけつ) 免疫介在性溶血性貧血(めんえきかいざいせいようけつせいひんけつ) 血小板減少症(けっしょうばんげんしょうしょう)

犬の貧血を徹底解説!犬の病気を正しく知ろう犬の血液の病気

犬の貧血を解説!症状・原因・治療・予防を知る

犬の貧血の症状 犬の貧血(ひんけつ)とは、血液中のヘモグロビン濃度が薄まる状態をいいます。 結膜や歯肉が白っぽくなる、疲れやすくなる、呼吸が速くなる、食欲低下、元気消失などの症状がみられます。 犬の貧血の原因 原因は様々ですが、大量の出血による貧血(失血性貧血)、ヘモグロビンの元となる鉄分の不足による貧血(鉄分欠乏性貧血)、自己免疫疾患や玉ねぎ中毒による赤血球の破壊が行われた際の貧血(溶血性貧血)、肝臓から分泌される赤血球を作らせるホルモンの減少による貧血(腎性貧血)などの原因があります。 また、慢性的な炎症により貧血が起こることもあれば、白血病などの骨髄の病気により貧血を起こすこともあり、この場合は赤血球だけではなく、白血球や血小板なども同様に減少しています。 犬の貧血の治療・予防 治療は原因により異なります。 貧血症状があるものの、血液を作る機能は十分にあるという場合、治療をすることで貧血の改善が見込めます。例として駆虫、鉄分の補給、赤血球を作らせるホルモンの補給、外科的処置が上げられます。 また、貧血が重度の場合は、輸液、輸血、酸素吸入などが行われます。赤血球を作る場所である骨髄の病気では、血液を作る機能が失われている為、輸血をするしか方法がないケースもあります。 予防としては、散歩など毎日適度な運動をさせたり、バランスの良い食事を与えるなどしつつ、「いつもより元気がない」「運動をしたがらない」などの貧血の症状に早めに気付けるよう、こまめに犬の状態を確認してあげるようにしましょう。 また、吸血性の寄生虫の感染などによる慢性的な貧血で鉄欠乏性貧血などの症状が起こることもあるので、寄生虫予防なども同時に行うことも予防として大切になります。 犬の血液の病気一覧 リンパ腫(りんぱしゅ) バベシア症 低血糖症(ていけっとうしょう) 白血病(はっけつびょう) 低たんぱく血症(ていたんぱくけっしょう) 貧血(ひんけつ) 免疫介在性溶血性貧血(めんえきかいざいせいようけつせいひんけつ) 血小板減少症(けっしょうばんげんしょうしょう)

犬のトリコモナス症を徹底解説!犬の病気を正しく知ろう犬の寄生虫の病気

犬のトリコモナス症を解説!症状・原因・治療・予防を知る

犬のトリコモナス症の症状 犬のトリコモナス症(とりこもなすしょう)とは、トリコモナスという原虫の一種が免疫力の低い犬や幼犬などに寄生することによって発症する感染症です。 成犬の場合は体内に保有をしていても無症状の場合が多く、子犬の場合は大腸性下痢や血便・粘液便、肛門の腫れや赤み、直腸脱、脱水症状などの症状を引き起こします。 犬のトリコモナス症の原因 トリコモナス症は経口感染を主とし、犬が原虫に汚染された糞便を何らかの形で口に入れることにより感染します。 感染している犬の糞便中に原虫が排出され、それを口にすることで感染するので散歩の時の他の犬の便などに十分に注意しましょう。 犬のトリコモナス症の治療・予防 トリコモナス症の治療には一般的に対症療法と投薬治療を行います。 トリコモナス症には特効薬が存在しない為、現在可能な限りで行える症状を軽減する治療が施されます。具体的に、下痢の頻発による脱水に対する輸液、腸内細菌のバランスを改善する為のプロバイオティクスなどが上げられます。 症状が重い場合はメトロニダゾールなどの抗原虫薬を使用しますが、投与効果がまちまちで副作用が強い事から優先的に行われる治療法ではないようです。 また、予防策としては汚染された糞便が感染源であるため、排泄物を素早く片付け、管理する人間が手洗いを徹底するなどの対策が重要になってきます。 犬の寄生虫の病気一覧 フィラリア症 回虫症(かいちゅうしょう) 条虫症(じょうちゅうしょう) 鉤虫症(こうちゅうしょう) ツメダニ症 ニキビダニ症 コクシジウム症 ジアルジア症 鞭虫症(べんちゅうしょう) トキソプラズマ症 トリコモナス症 エキノコックス症

犬のノミアレルギー性皮膚炎を徹底解説!犬の病気を正しく知ろう犬の皮膚の病気

犬のノミアレルギー性皮膚炎を解説!症状・原因・治療・予防を知る

犬のノミアレルギー性皮膚炎の症状 犬のノミアレルギー性皮膚炎(のみあれるぎーせいひふえん)とは、犬の体表上に寄生したノミの唾液や排泄物などに対して皮膚がアレルギー反応を起こす病気です。 耳の後ろやノミの寄生しやすい腰から尾の付け根あたりにかけて毛が抜けて小さな赤い発疹やじんましんができ、痒さに患部を噛んだり引っ掻くなどを繰り返して傷を作ってしまいます。 犬のノミアレルギー性皮膚炎の原因 犬の体表上に寄生したノミの唾液や排泄物などに対してアレルギー反応を起こすことで発症します。 ノミに何度も刺されることで発症のリスクは高まりますが、アトピー体質の犬や食事のアレルギーを持つ犬は特にノミアレルギー性皮膚炎を発症しやすい傾向にあります。 犬のノミアレルギー性皮膚炎の治療・予防 治療として、皮膚の痒みや炎症症状を抑えるために内服薬や外用薬、抗アレルギー剤を使用すると同時にアレルゲンであるノミの駆除を行います。 予防薬やノミの駆除薬を定期的に投与することで発症のリスクをかなり抑えることが可能となる他、ノミの駆除薬は成虫だけでなく卵や幼虫、サナギなどの状態に合わせた薬を選ぶことでより効果的に数を減らすことに繋がります。 また、犬が普段使用している毛布やタオルなどもこまめに洗濯し、清潔な飼育環境作れるようにしていきましょう。 なりやすい犬種(好発犬種) 中年齢以降で発症の可能性があります。 犬の皮膚の病気一覧 膿皮症(のうひしょう) 疥癬・ヒゼンダニ症(かいせん) アレルギー性皮膚炎(あれるぎーせいひふえん) 脂漏症(しろうしょう) アトピー性皮膚炎(あとぴーせいひふえん) 脂肪腫(しぼうしゅ) マダニ症 皮膚真菌症(ひふしんきんしょう) 天疱瘡(てんぽうそう) ノミ刺咬性皮膚炎(のみしこうせいひふえん) ノミアレルギー性皮膚炎(のみあれるぎーせいひふえん) 皮膚がん(ひふがん) アロペシアX

犬のノミ刺咬性皮膚炎を徹底解説!犬の病気を正しく知ろう犬の皮膚の病気

犬のノミ刺咬性皮膚炎を解説!症状・原因・治療・予防を知る

犬のノミ刺咬性皮膚炎の症状 犬のノミ刺咬性皮膚炎(のみしこうせいひふえん)とは、ノミが寄生し、刺咬されることによって皮膚が炎症を起こす病気です。 痒がってかきむしる、脱毛、発疹などの症状が見られます。 重度の場合、貧血を起こしたり、ノミを介して感染する瓜実条虫の感染が見られることがあります。 犬のノミ刺咬性皮膚炎の原因 日本においては、ネコノミの寄生が主な原因となります。 他の動物との接触、外出時に飼い主の衣服に付着したのノミが犬に寄生するなど、さまざまな感染経路があります。 犬のノミ刺咬性皮膚炎の治療・予防 治療として、ノミ駆除剤の投与を行います。 痒み止めが処方されることもあります。 ノミ刺咬性皮膚炎を予防するためにも、定期的にノミ駆除剤の投与を行いましょう。 また、日ごろから飼育環境を清潔に保つよう心がけましょう。 犬の皮膚の病気一覧 膿皮症(のうひしょう) 疥癬・ヒゼンダニ症(かいせん) アレルギー性皮膚炎(あれるぎーせいひふえん) 脂漏症(しろうしょう) アトピー性皮膚炎(あとぴーせいひふえん) 脂肪腫(しぼうしゅ) マダニ症 皮膚真菌症(ひふしんきんしょう) 天疱瘡(てんぽうそう) ノミ刺咬性皮膚炎(のみしこうせいひふえん) ノミアレルギー性皮膚炎(のみあれるぎーせいひふえん) 皮膚がん(ひふがん) アロペシアX

犬のトキソプラズマ症を徹底解説!犬の病気を正しく知ろう犬の寄生虫の病気

犬のトキソプラズマ症を解説!症状・原因・治療・予防を知る

犬のトキソプラズマ症の症状 犬のトキソプラズマ症(ときそぷらずましょう)とは、トキソプラズマと呼ばれる虫の寄生によって発症する病気です。 下痢、流産、貧血、元気消失などの症状が見られることがありますが、ほとんどは無症状です。 命に関わることはほとんどありません。 犬のトキソプラズマ症の原因 トキソプラズマの卵を口から摂取することによって感染します。 トキソプラズマに感染した生肉を食べたり、トキソプラズマに感染した猫のフンを舐めたりするなど、さまざまな感染ルートがあります。 犬のトキソプラズマ症の治療・予防 治療としては、サルファ剤、トリメトプリム、ピリメタミンなどの投与を行います。 トキソプラズマ症を防ぐためにも、散歩時の拾い食いはさせないようにしましょう。 また、生肉は与えないようにしてください。 感染リスクのあるものには近づけさせないようにする、ということが重要です。 犬の寄生虫の病気一覧 フィラリア症 回虫症(かいちゅうしょう) 条虫症(じょうちゅうしょう) 鉤虫症(こうちゅうしょう) ツメダニ症 ニキビダニ症 コクシジウム症 ジアルジア症 鞭虫症(べんちゅうしょう) トキソプラズマ症 トリコモナス症 エキノコックス症

犬の肥満症を徹底解説!犬の病気を正しく知ろう犬のその他の病気

犬の肥満症を解説!症状・原因・治療・予防を知る

犬の肥満症の症状 犬の肥満症(ひまんしょう)とは、体内に脂肪が溜まり、太りすぎた状態のことを言います。 歩き方がおかしくなったり、動きたがらなくなります。 また、心臓病や糖尿病、関節炎などを発症するリスクが高まります。 犬の肥満症の原因 犬の肥満症には、運動不足、多すぎる食事量、不妊手術によるホルモンバランスの変化、老化などさまざまな原因が存在します。 犬の肥満症の治療・予防 運動量を増やすことや食事量を減らすことが主な治療方法となります。 短期間で痩せさせようとするのではなく、様子を見ながら徐々に行いましょう。 適正体重には個体差があります。かかりつけの獣医さんに適正体重はどれほどなのか聞いてみるといいでしょう。

犬の肝炎を徹底解説!イヌの病気を正しく知ろう犬の消化器の病気

犬の肝炎を解説!症状・原因・治療・予防を知る

犬の肝炎の症状 犬の肝炎(かんえん)とは、肝細胞がさまざまな原因によって炎症を起こす病気です。 急性肝炎と慢性肝炎の2種類があります。 急性肝炎の症状としては、嘔吐、下痢、元気消失、食欲低下、黄疸、痙攣などが見られます。 慢性肝炎の症状としては、元気消失、食欲低下、多飲多尿、腹水、痙攣などが見られます。 犬の肝炎の原因 急性肝炎は、薬物、化学物質、毒物、ウイルス感染、細菌感染などのさまざまな原因によって発症します。 慢性肝炎は、遺伝的要因やイヌアデノウイルス1型、薬物、毒物などが原因となります。 犬の肝炎の治療・予防 急性肝炎の場合は、原因を特定することが困難なため、点滴、抗菌薬、肝臓保護薬の投与を行います。 慢性肝炎の場合は、完治できないことが多く長期的な薬物治療を必要とします。 早期発見・早期治療が重要です。定期的な血液検査などを行いましょう。 また、日ごろから毒物・薬物の誤食には注意しましょう。 なりやすい犬種(好発犬種) ドーベルマン ラブラドール・レトリーバー ウエスト・ハイランド・ホワイト・テリア ダルメシアン 犬の消化器の病気一覧 胃拡張・胃捻転症候群(いかくちょういねんてんしょうこうぐん) 膵炎(すいえん) 肛門嚢炎(こうもんのうえん) 腸閉塞(ちょうへいそく) 会陰ヘルニア(えいんへるにあ) 肝硬変(かんこうへん) 膵外分泌不全症候群(すいがいぶんぷつふぜんしょうこうぐん) 腸炎(ちょうえん) 胃潰瘍(いかいよう) 肝炎(かんえん) 腸重積(ちょうじゅうせき) 胃炎(いえん) 蛋白漏出性胃腸炎(たんぱくろうしゅつせいいちょうえん) 腸リンパ管拡張症(ちょうりんぱかんかくちょうしょう) 巨大食道症(きょだいしょくどうしょう) 食道炎(しょくどうえん)

犬の犬伝染性肝炎を徹底解説!犬の病気を正しく知ろう犬の感染症の病気

犬のイヌ伝染性肝炎を解説!症状・原因・治療・予防を知る

犬のイヌ伝染性肝炎の症状 犬のイヌ伝染性肝炎(いぬでんせんせいかんえん)とは、イヌアデノウイルス1型によって引き起こされる感染症です。 元気がない、水のような鼻水が出る、流涙、発熱、嘔吐、鼻血、皮膚に点状の出血、片目もしくは両目に青白色の角膜混濁が見られます。 子犬の場合、突然死することもあります。 犬のイヌ伝染性肝炎の原因 イヌアデノウイルス1型は感染犬の分泌物のすべてに含まれ、これらを舐めたり、汚染された食器や衣類を使用することで感染します。 回復した犬でも数ヶ月に渡って尿中にウイルスを含んでいることがあるので、注意が必要です。 犬のイヌ伝染性肝炎の治療・予防 イヌ伝染性肝炎には有効な治療薬がありません。 ダメージを受けた肝臓を再生させるため、点滴を中心とした肝保護を行います。 また、二次感染を防ぐために抗菌薬を併用します。 イヌ伝染性肝炎の予防方法としてはワクチンの摂取が有効です。 また、散歩中に拾い食いをしたりしないように、普段からしつけを行うことも重要です。 犬の感染症の病気一覧 ケンネルコフ レプトスピラ症 ジステンパー 犬パルボウイルス感染症 コロナウイルス感染症 狂犬病(きょうけんびょう) ブルセラ症 イヌ伝染性肝炎(いぬでんせんせいかんえん) 破傷風(はしょうふう) クリプトコッカス症

犬の肛門周囲腺腫を徹底解説!犬の病気を正しく知ろう犬の腫瘍の病気

犬の肛門周囲腺腫を解説!症状・原因・治療・予防を知る

犬の肛門周囲腺腫の症状 犬の肛門周囲腺腫(こうもんしゅういせんしゅ)とは、肛門にある肛門周囲腺と呼ばれる分泌腺に腫瘍ができてしまう病気です。 肛門周りのしこり、出血、化膿などの症状が見られます。 症状が悪化すると、排便が困難になることもあります。 犬の肛門周囲腺腫の原因 犬の肛門周囲腺腫の発症には、男性ホルモンが大きく関わっているといわれています。 そのため、肛門周囲腺腫は去勢していない雄犬に多く見られます。 犬の肛門周囲腺腫の治療・予防 外科手術によって腫瘍を取り除き、虚勢手術を行うことで再発を防ぎます。 若いうちに去勢することが肛門周囲腺腫の予防につながります。 肛門付近のしこりを発見したら、すぐに動物病院を受診しましょう。 なりやすい犬種(好発犬種) ジャーマン・シェパード・ドッグ 犬の腫瘍の病気一覧 肥満細胞腫(ひまんさいぼうしゅ) 骨肉腫(こつにくしゅ) 扁平上皮がん(へんぺいじょうひがん) 血管肉腫(けっかんにくしゅ) 乳がん(にゅうがん) 肛門周囲腺腫(こうもんしゅういせんしゅ) 精巣腫瘍(せいそうしゅよう) 乳腺腫瘍(にゅうせんしゅよう)

犬の乳がんを徹底解説!犬の病気を正しく知ろう犬の腫瘍の病気

犬の乳がんを解説!症状・原因・治療・予防を知る

犬の乳がんの症状 犬の乳がん(にゅうがん)とは、母乳を生成する乳腺に腫瘍ができてしまう病気です。 乳頭の腫れ、胸のしこり、おなかを触られるのを嫌がる、食欲の低下などの症状が見られます。 犬の乳がんの原因 犬が乳がんを発症する原因は、はっきりとは解明されていません。 今現在では、女性ホルモンや遺伝が原因なのではないかと考えられています。 また、乳腺炎が原因となり、乳がんを発症することもあります。 犬の乳がんの治療・予防 外科手術によって、腫瘍の切除を行います。 摘出方法は「全乳頭切除」、「片側乳頭切除」、「部分切除」があります。 どの方法で腫瘍を摘出するかは、乳腺腫瘍の発症部位、良性か悪性かによって異なります。 食事療法としては高たんぱく・低脂肪食の食事を心がけましょう。 動物性の脂肪やチーズなどは極力避けるべきです。 原因がはっきり解明されていないため、予防することは困難です。 早期発見・早期治療ができるよう、異変に気づいたら、すぐに動物病院を受診しましょう。 犬の腫瘍の病気一覧 肥満細胞腫(ひまんさいぼうしゅ) 骨肉腫(こつにくしゅ) 扁平上皮がん(へんぺいじょうひがん) 血管肉腫(けっかんにくしゅ) 乳がん(にゅうがん) 肛門周囲腺腫(こうもんしゅういせんしゅ) 精巣腫瘍(せいそうしゅよう) 乳腺腫瘍(にゅうせんしゅよう)

犬の耳腫瘍を徹底解説!犬の病気を正しく知ろう犬の耳の病気

犬の耳腫瘍を解説!症状・原因・治療・予防を知る

犬の耳腫瘍の症状 犬の耳腫瘍(みみしゅよう)とは、耳にしこりのようなイボができる病気です。 耳の外側だけでなく、耳の中にできることもあります。 耳にイボが見られる、腫瘍部から出血する、耳からにおいがする、耳を気にするそぶりを見せるなどの症状が見られます。 また、外耳炎や中耳炎を併発していることもあります。 犬の耳腫瘍の原因 耳腫瘍のはっきりした原因はいまだに解明されていません。 考えられる要因としては、皮膚の慢性的な炎症、耳の不清潔な状態が続いていることなどが挙げられます。 耳が垂れている犬種は、耳の中に湿気がたまりやすく、雑菌も繁殖しやすいので注意が必要です。 犬の耳腫瘍の治療・予防 腫瘍が良性の場合には、経過観察を行います。 腫瘍が悪性の場合には、外科手術によって腫瘍を取り除きます。 良性の場合でも、腫瘍の大きさによっては外科手術を行うこともあります。 耳にイボを発見した際は、様子見をするのではなく、すぐに動物病院を受診しましょう。 犬の耳の病気一覧 外耳炎(がいじえん) 中耳炎(ちゅうじえん) 内耳炎(ないじえん) 耳血腫(じけつしゅ) 耳ダニ感染症(みみだにかんせんしょう) 耳腫瘍(みみしゅよう)

犬の口蓋裂を徹底解説!犬の病気を正しく知ろう犬の口腔・歯の病気

犬の口蓋裂を解説!症状・原因・治療・予防を知る

犬の口蓋裂の症状 犬の口蓋裂(こうがいれつ)とは、上あごに亀裂があり、口腔と鼻腔がつながってしまう病気です。 鼻水、くしゃみ、咳、口臭などの症状が見られます。 また子犬の場合は、ミルクなどがうまく飲み込めずに肺に入ってしまい、呼吸困難や誤嚥性肺炎などを引き起こすことがあります。 犬の口蓋裂の原因 犬の口蓋裂の原因は先天的な形態異常のことが多いです。 先天的な発症の原因としては、胎児のころに母犬への薬物投与が行われたことや母犬にウイルス感染したことなどが挙げられます。 また、遺伝性の要因もあります。 後天的な発症の原因としては、交通事故や落下事故、感電などが挙げられます。 犬の口蓋裂の治療・予防 外科手術によって裂けている口蓋をふさぎます。 完全にふさぐためには複数回の手術が必要になることがあります。 誤嚥性肺炎を予防するためにも、早期発見が重要です。 生後は、検診をしっかり受診しましょう。 なりやすい犬種(好発犬種) アメリカン・コッカー・スパニエル シーズー ジャーマン・シェパード ミニチュア・ダックスフンド チワワ パグ ウィペット ビーグル ブルドッグ 犬の口腔・歯の病気一覧 歯周病(ししゅうびょう) 虫歯(むしば) 口内炎(こうないえん) 口腔内悪性黒色腫(こうくうないあくせいこくしょくしゅ) 歯根膿瘍(しこんのうよう) エナメル質形成不全(えなめるしつけいせいふぜん) 乳歯遺残(にゅうしいざん) 不正咬合(ふせいこうごう) 口腔腫瘍(こうくうしゅよう) 口蓋裂(こうがいれつ)

犬の口腔腫瘍を徹底解説!犬の病気を正しく知ろう犬の口腔・歯の病気

犬の口腔腫瘍を解説!症状・原因・治療・予防を知る

犬の口腔腫瘍の症状 犬の口腔腫瘍(こうくうしゅよう)とは、名前のとおり、口腔内に腫瘍ができる病気です。 口腔からの出血、口臭、開口障害や閉口障害などが見られます。 犬の口腔腫瘍の原因 口腔腫瘍の多くは、悪性黒色腫、扁平上皮癌、線維肉腫などの悪性のものです。 線維腫性エプリス、骨形成性エプリス、棘細胞性エナメル上皮腫、エナメル上皮腫などといった良性のものもあります。 これら口腔腫瘍を引き起こす原因は、いまだに解明されていません。 犬の口腔腫瘍の治療・予防 悪性腫瘍の場合は、転移していることもあるため、外科手術で腫瘍部分を完全に摘出した後、放射線治療や化学療法を行います。 しかし、外科的摘出が困難な場合や高齢のために外科手術が行えないという場合もあります。 犬にとって最も良い治療方法を選択するために、獣医師とよく話し合う必要があります。 早期発見・早期治療が重要になってくる病気ですので、日ごろから口腔内の観察を行いましょう。 犬の口腔・歯の病気一覧 歯周病(ししゅうびょう) 虫歯(むしば) 口内炎(こうないえん) 口腔内悪性黒色腫(こうくうないあくせいこくしょくしゅ) 歯根膿瘍(しこんのうよう) エナメル質形成不全(えなめるしつけいせいふぜん) 乳歯遺残(にゅうしいざん) 不正咬合(ふせいこうごう) 口腔腫瘍(こうくうしゅよう) 口蓋裂(こうがいれつ)

犬の不正咬合を徹底解説!犬の病気を正しく知ろう犬の口腔・歯の病気

犬の不正咬合を解説!症状・原因・治療・予防を知る

犬の不正咬合の症状 犬の不正咬合(ふせいこうごう)とは、上下の歯が正常な位置についておらず、噛み合わせが悪くなってしまう病気です。 歯と歯の間に歯垢が溜まり歯周病を発症する、歯茎や舌、口蓋に歯があたり痛がる、食事が困難になるなどの症状が見られます。 犬の不正咬合の原因 犬の不正咬合には骨格性不正咬合と歯性不正咬合の2種類があります。 骨格性不正咬合は、上下のあごの長さや幅が不均衡であることが原因で引き起こされます。 歯性不正咬合は、歯が正常ではない位置に生えてきていることが原因で引き起こされます。 犬が不正咬合を引き起こす根本的な要因としては、遺伝的要因や乳歯遺残、また、怪我や外傷によって血液供給に偏りができ歯の成長に左右差が出てしまうことなどが考えられます。 犬の不正咬合の治療・予防 骨格性不正咬合の場合、治療することはできません。 歯性不正咬合の場合は、抜歯や歯列矯正によって治療します。 永久歯が完全に生え揃ってからでは対処できないこともあるので、歯の生え変わり直後までに治療を行うようにしましょう。 歯の生え変わり時期は、念入りに口腔内をチェックし、異変にすぐ気づけるようにしましょう。 なりやすい犬種(好発犬種) ブルドッグ ペキニーズ ボクサー フレンチ・ブルドッグ パグ ボストン・テリア 犬の口腔・歯の病気一覧 歯周病(ししゅうびょう) 虫歯(むしば) 口内炎(こうないえん) 口腔内悪性黒色腫(こうくうないあくせいこくしょくしゅ) 歯根膿瘍(しこんのうよう) エナメル質形成不全(えなめるしつけいせいふぜん) 乳歯遺残(にゅうしいざん) 不正咬合(ふせいこうごう) 口腔腫瘍(こうくうしゅよう) 口蓋裂(こうがいれつ)

犬の乳歯遺残を徹底解説!犬の病気を正しく知ろう犬の口腔・歯の病気

犬の乳歯遺残を解説!症状・原因・治療・予防を知る

犬の乳歯遺残の症状 犬の歯は生後約7ヶ月で、乳歯から永久歯へと生え変わります。 しかし、生後7ヶ月を過ぎても乳歯が残り、永久歯が重なって生えてしまうことがあります。それが乳歯遺残(にゅうしいざん)です。 乳歯と永久歯の間に歯垢が溜まり歯周病を発症したり、正常な位置に生えなかった永久歯が口腔内を傷つけたりします。 また、食事が困難になることもあります。 犬の乳歯遺残の原因 乳歯遺残のはっきりとした原因はまだ解明されていません。 ただ、大型犬よりも小型犬によく見られることから、遺伝が関係しているのではないかと言われています。 犬の乳歯遺残の治療・予防 生後7ヶ月を過ぎても乳歯が残っている場合は、乳歯を抜歯する必要があります。 また、噛み合わせが悪くなっている場合には、矯正することもあります。 正常に乳歯が抜けるよう、おもちゃやタオルを用いて、乳歯が抜けるのを促したりしましょう。 しかし、おもちゃやタオルを強く引っ張ることは口腔内を傷つけることにつながるので注意が必要です。 日ごろから歯磨きの習慣をつけ、歯のチェックを行いましょう。 なりやすい犬種(好発犬種) 小型犬で発症の可能性があります。 犬の口腔・歯の病気一覧 歯周病(ししゅうびょう) 虫歯(むしば) 口内炎(こうないえん) 口腔内悪性黒色腫(こうくうないあくせいこくしょくしゅ) 歯根膿瘍(しこんのうよう) エナメル質形成不全(えなめるしつけいせいふぜん) 乳歯遺残(にゅうしいざん) 不正咬合(ふせいこうごう) 口腔腫瘍(こうくうしゅよう) 口蓋裂(こうがいれつ)

犬のエナメル質形成不全を徹底解説!犬の病気を正しく知ろう犬の口腔・歯の病気

犬のエナメル質形成不全を解説!症状・原因・治療・予防を知る

犬のエナメル質形成不全の症状 犬のエナメル質形成不全(えなめるしつけいせいふぜん)とは、何らかの原因によって歯の表面にあるエナメル質が十分に発達しない病気です。 歯の表面がザラザラしている、歯が茶褐色になるなどの症状が見られます。 犬のエナメル質形成不全の原因 先天的にエナメル質の形成が不十分な場合があります。 また、生後1~4ヶ月ごろに感染症にかかった、傷がついた、栄養が不十分であったなどの原因からエナメル質形成不全を発症することもあります。 犬のエナメル質形成不全の治療・予防 強い力での歯磨きや、強く物を噛むなど、歯を削る行為はなるべく避けましょう。 また、定期的に動物病院で歯石除去を行うことが重要です。 症状が重度の場合は、歯にかぶせ物をつけることがあります。 早期発見し、早期にケアを行うことが肝心です。 気づきにくい病気でもあるため、動物病院で歯の検診をしましょう。 なりやすい犬種(好発犬種) 特にありません。どの犬種でもかかる可能性があります。 犬の口腔・歯の病気一覧 歯周病(ししゅうびょう) 虫歯(むしば) 口内炎(こうないえん) 口腔内悪性黒色腫(こうくうないあくせいこくしょくしゅ) 歯根膿瘍(しこんのうよう) エナメル質形成不全(えなめるしつけいせいふぜん) 乳歯遺残(にゅうしいざん) 不正咬合(ふせいこうごう) 口腔腫瘍(こうくうしゅよう) 口蓋裂(こうがいれつ)

犬の歯根膿瘍を徹底解説!犬の病気を正しく知ろう犬の口腔・歯の病気

犬の歯根膿瘍を解説!症状・原因・治療・予防を知る

犬の歯根膿瘍の症状 犬の歯根膿瘍(しこんのうよう)とは、歯の根元部分である歯根部に炎症が生じ、そこに膿がたまってしまう病気です。 歯に傷がついている、歯石がついている、食欲不振、口臭、顔が腫れるなどの症状が見られます。 犬の歯根膿瘍の原因 硬いものを噛んだり、布やロープを激しく引っ張ったりした際に歯にヒビが入り、そこから病原体が進入することで歯根膿瘍を発症します。 また、虫歯や、歯周病が原因となることもあります。 犬の歯根膿瘍の治療・予防 基本的には外科手術を行い、膿を除去します。その際は、抜歯することもあります。 外科手術を行わない場合、菌の感染を防ぐために抗生剤の投与を行います。 歯根膿瘍を防ぐために、硬い食べ物やおもちゃなどを与えることは避けましょう。 また、歯磨きを定期的に行うことも重要です。 口の中は常に清潔にしておきましょう。 なりやすい犬種(好発犬種) トイ・プードル チワワ パグ フレンチ・ブルドッグ ボストン・テリア 犬の口腔・歯の病気一覧 歯周病(ししゅうびょう) 虫歯(むしば) 口内炎(こうないえん) 口腔内悪性黒色腫(こうくうないあくせいこくしょくしゅ) 歯根膿瘍(しこんのうよう) エナメル質形成不全(えなめるしつけいせいふぜん) 乳歯遺残(にゅうしいざん) 不正咬合(ふせいこうごう) 口腔腫瘍(こうくうしゅよう) 口蓋裂(こうがいれつ)

犬の甲状腺機能亢進症を徹底解説!犬の病気を正しく知ろう犬の内分泌の病気

犬の甲状腺機能亢進症を解説!症状・原因・治療・予防を知る

犬の甲状腺機能亢進症の症状 甲状腺機能亢進症(こうじょうせんきのうこうしんしょう)とは、甲状腺の働きが異常に活発になり、甲状腺ホルモンが多量に分泌される病気です。 食欲の増加、多飲多尿、たくさん食べているのに痩せる、落ち着きがなくなるなどの症状が見られます。 犬の甲状腺機能亢進症の原因 甲状腺にできた腫瘍・傷などの外的要因や、甲状腺低下症の治療で投与したホルモン剤が過剰だった場合に甲状腺機能亢進症を発症することがあります。 犬の甲状腺機能亢進症の治療・予防 甲状腺に腫瘍がある場合は、甲状腺の切除を行うことがあります。 甲状腺機能低下症の治療により、甲状腺ホルモン剤が過剰に投与されている場合には、そのホルモン剤の量を調整します。 早期に治療ができれば、症状を未然に防ぐこともできる病気です。 少しでも気になることがあれば、すぐに動物病院を受診しましょう。 犬の内分泌の病気一覧 糖尿病(とうにょうびょう) クッシング症候群 甲状腺機能低下症(こうじょうせんきのうていかしょう) 尿崩症(にょうほうしょう) アジソン病 甲状腺機能亢進症(こうじょうせんきのうこうしんしょう)

犬の尿道炎を徹底解説!犬の病気を正しく知ろう犬の泌尿器の病気

犬の尿道炎を解説!症状・原因・治療・予防を知る

犬の尿道炎の症状 犬の尿道炎(にょうどうえん)とは、尿道内の粘膜が炎症を起こす病気のことです。 尿の色が濃い、尿が濁っている、尿の回数が増える、排尿中に痛がる、血尿、発熱、食欲不振、排尿の姿勢をしているのに尿が出ないなどの症状が見られます。 犬の尿道炎の原因 犬の尿道炎は、尿道口から侵入した細菌によって引き起こされることがほとんどです。 雄は、短足の犬種ほど地面に陰茎がつきやすく、細菌感染が起こりやすい傾向にあります。 雌は、排尿の際に尿道が地面につきやすいため、細菌感染が起こりやすいです。 犬の尿道炎の治療・予防 細菌が原因だった場合、抗生物質や消炎剤などの投与が行われます。 予防として、去勢することや、生活環境を清潔に保つことが重要になります。 犬の泌尿器の病気一覧 膀胱炎(ぼうこうえん) 腎不全(じんふぜん) 尿路結石症(にょうろけっせきしょう) 尿毒症(にょうどくしょう) ネフローゼ症候群(ねふろーぜしょうこうぐん) 水腎症(すいじんしょう) 腎盂腎炎(じんうじんえん) 膀胱結石(ぼうこうけっせき) 尿道炎(にょうどうえん)